街乗り向けクロスバイクの特徴
友達との待ち合わせて颯爽とクロスバイクに乗って現れたい人。街中での買い物をクロスバイクで軽快に移動しながら楽しみたい人。そういった人ならストリート系のクロスバイク選びがおすすめです。とはいってもこのタイプには「見た目だけ」な物も多く存在するので今回は、街乗りに適したクロスバイクについて詳しく解説します。
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どんなクロスバイクが街乗りに適してるの?
ここで紹介していく街乗り向けのクロスバイクというのは、中距離以下で街中での乗り回しがしやすい物を指しています。
クロスバイク自体の剛性の高さが大切
剛性の高さというのはつまり、クロスバイク自体のフレーム(ボディ)や、フロントタイヤを挟み込むフロントフォークに使われる素材の硬さです。
クロスバイク自体の剛性が高いと言う事は、それだけ撓みにくくなり、ペダルを強く踏んだ力がロスせず推進力に変える事が可能となります。
クイックな加速ができるというのは街乗りクロスバイクに大切な要素。要するに、クロモリ素材よりもアルミ素材を選ぶ事がおすすめです。
28C以上の適度なタイヤ幅が理想
ロングライドであればタイヤは細い方が快適となりますが、街中は予期せぬ場所に段差があったり、ヒビ割れたアスファルトなど。さらにはマンホールや、濡れた排水溝の蓋などが多数存在しています。
都市部であれば、レンガ敷きの場所を走る必要性だってでてきます。細いタイヤではグリップ力が弱く、転倒してしまう恐れもありますし、予期せぬ段差で簡単にパンクしてしまうのも悩みの種になります。ですから28C以上のタイヤをつけたクロスバイクを選びましょう。
ディスクブレーキ搭載車がおすすめ
予算に余裕があるなら、ディスクブレーキのタイプが絶対おすすめ。通常のリムを挟むタイプのブレーキだと、雨の日や雨上がりが危険!なぜなら、水たまりがリムよりも深かった場合に砂や汚れがついて、ブレーキを握っても、しっかりと減速させる事が出来なくなります。
ママチャリと違って速度の出るクロスバイクでこれはかなり危ないため、ホイールの中心にあるディスクを挟んで止まれるクロスバイクを、もし予算の都合が合うのであれば選ぶ事がおすすめです。
街乗り用のストリート系クロスバイク
街乗りに最適なストリート系クロスバイクの特徴としては、アルミやカーボン(高価)といった剛性の高いクロスバイクです。街中を颯爽と、そして乗っている事が楽しくなる様な自転車探し、そうなった場合やはり、クイックな加速が出来る物がおすすめです。
アフルミフレームのディスクブレーキ搭載クロスバイクであれば、あとは好きな色や、好きな形の物を選ぶと良いでしょう。クロスバイクにはサスペンション付きの自転車もありますが、ストリート系のクロスバイクでは付いてない物がおすすめです。
確かに路面の衝撃は吸収しますが、その分ペダリングもロスします。力を入れて漕いでも、サスペンションが力を吸収してしまうのです。そのため、リジッドなタイプのクロスバイクがおすすめです。
街乗り向けクロスバイク購入時はここをチェック!
コンクリートやアスファルトで覆われた市街地の舗装路を走行する、スピーディーに、そして格好良く、そんなストリート系クロスバイク。購入時に注意しておきたいチェックポイントをまとめておきます。
フレームパッドの有無
ストリート系のクロスバイクには自立用のスタンドがありません。つけても良いですが、見た目は格好わるくなってしまいます。そこで活躍するのがフレームパッドと呼ばれるクッション剤。
コレをトップチューブに巻き付けておけば、何かに立てかけても、ボディを傷つける心配もありませんし”らしい"雰囲気にもなります。最初から付いているクロスバイクもありますが、全体的に少数派。クロスバイク購入時に一緒に買うのがおすすめです。
フレームの素材はアルミ
ストリート系クロスバイク(ピスト風)となるとクロモリが大多数。トリックを行うピストバイクは転倒してもフレームが折れないように、剛性の低い(曲がる)クロモリを使用しているためです。
しかしクロモリは街乗りには不向き、アルミの物をえらびましょう。もし予算が豊富ならカーボン等のフレームも良いかもしれませんが、値段が10倍近く跳ね上がるので、あまりおすすめはできません。
スペックよりも気に入ったデザインが優先
後ろの変速機がー!エアロ系のボディがー!などと考えてしまいますが、街乗りストリート系クロスバイクなら見た目で選んでも大丈夫です。ここで解説したチェック事項をクリアしていれば、あとは好みで!
なにより、乗っていて気分が良い気に入った自転車なのが大切です。そのため「デザインは気に入らないけどコスパが高いし」などの妥協した購入よりも、見た目で選んでしまう方が良いでしょう。
ブレーキはディスクかVブレーキ
先ほど、ブレーキはディスクブレーキを選ぶようにと解説しました。理由は『ブレーキの性能が雨で低下しない』というのが理由です。しかしディスクブレーキは高額な車種に搭載されている事が多いため、もう1つの選択肢として"Vブレーキ"が挙げられます。
マウンテンバイク向けのリムを挟むタイプのブレーキがこの形で、泥や土が詰まりにくいため、コチラのブレーキも視野に入れましょう。