買い物向けクロスバイクの特徴
海外では俗にいう"ママチャリ"よりクロスバイクに近い物が多く、ここ日本でも近年、クロスバイク寄りのものが流行してきています。ママチャリ系クロスバイクは日常生活に上手くとけ込み非常に快適。そんな買い物などのシーンで使えるクロスバイクについて解説します。日常生活に使えるクロスバイクはどのような特徴があるのでしょうか。
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どんなクロスバイクが買い物に適してるの?
そもそもクロスバイクは『スポーツ車両』なため乗り心地は二の次、しかしそこに日常生活で使いやすいパーツを盛り込んである物ならスピーディーな走行と便利さが同居するクロスバイクとなります。
乗り降りしやすいトップチューブの形状
ハンドルからサドルを繋げる2本のボディのうち、上の一本の事を、自転車関係の専門用語で『トップチューブ』と呼んでいます。このトップチューブはスポーツ車両の場合地面と平行な物が多く、信号待ちなどでサドルから降りてトップチューブをまたぐには、女性や小柄な人の場合高過ぎてしまい股が当たる場合もあります。
そのため、買い物等で使用するならトップチューブは低い物を選べば乗り降りもしやすく、信号待ちもかなり楽になります。
28C以上の太さを持つタイヤの幅
細い方が速度は出ますが、買い物用なら太めのタイヤがおすすめです。前にも後ろにも荷物を積んで、街中を走り回る事があるわけですから、細すぎるタイヤではすぐにパンクしてしまうなんてトラブルも有ります。
太めのタイヤならトラブルも少なく、濡れた路面でもしっかりグリップ。日常生活で使い物だからこそ、安心感のあるクロスバイクが良いでしょう。
泥よけが搭載されているクロスバイク
自転車で走行中に水たまりや濡れた地面を通過してしまうと、前輪からは膝や顔に泥水が巻き上げられてかかってしまいますし、後輪からは背中にむけて一直線に泥水が巻き上げられます。
かといって、雨上がりに地面が乾くまで待つのは不便ですから、クロスバイクを選ぶ際は泥よけのついた物を選ぶのが重要。
日常生活に適した装備の買い物向けクロスバイク
買い物等の日常生活におすすめなクロスバイクとして紹介していますが、実際は『日常で使えるスポーツバイク』なためその性能はお墨付き。初めてクロスバイクを購入しようとしているビギナーにもおすすめで、スポーツバイクに上手く乗れるか不安な人でも簡単に乗りこなせます。
また、普段ママチャリを使用している人であれば当たり前に感じている自転車のカゴ、荷台、泥よけ、スタンドといった初期装備パーツ。一般的なクロスバイクにはこれらが全て取り付けられていないため、荷物はカバンに入れたり、汚れても良い服で雨上がりに走ったりと、不便な点も有りますが、ここで紹介するタイプなら心配無用です。
ちょっとコンビニまで、ちょっと駅まで、という使い方をするなら、こういったクロスバイクを選ぶのが最適と言えるでしょう。
買い物向けクロスバイクの購入はここをチェック!
実際にクロスバイクを購入するときはどのような点に注意するべきか。ここではより細かく紹介していくのでチェックしておきましょう。
サドルもフォークもサスペンションは有った方が良い
予算を10万円程度にすれば、サスペンション付きの物も範囲内です。普通の自転車とは比べ物にならない程の衝撃吸収性を持っているためフロントなら、段差を乗り越えたときの腕への衝撃が改善されますし、サドル部分なら、お尻への衝撃がなくなり痛みもかなり緩和されます。
特にお尻が痛くなりやすいのでサドルサスペンションは必須。出来る限りサスペンション付きのクロスバイクを選ぶのがおすすめ!
フレームをまたいで足がしっかり地面に着く事
安全面や快適性でもこの部分はかなり重要と言えるでしょう。店舗に行ける場合は、実際に股がってみて足付きを確認します。この時、両足は地面にべったりとついてまたげる事が大切です。
ネットでの購入の場合は、トップチューブの高さをチェックして、自分の股下と比較しながら考えて購入することが望ましいでしょう。
スタンドが標準装備のクロスバイクを選ぶ事
意外と知らない人の多い『スポーツ車両はスタンドが無い』という事。一般的なクロスバイクも同じで、スタンドが無いため壁に立てかけたり、または地面に直接寝かせておくなんていう使い方が一般的です。
しかし日常生活で使うなら、そんなのは不便きわまりないですから、スタンドがついたクロスバイクかどうかは要チェック事項と言えます。
サドルの硬さは要チェック!
普段ママチャリしか乗らない人からしたらクロスバイクのサドルは椅子と言うよりも、サドル柄のプラスチックと感じる程の硬さです。普通の人なら、最初は痛くて座れないという場合も有ります。
なぜなら、クロスバイクは本来サドルに座って乗る物ではなく、サドルにお尻を引っかけて乗る、というのが正しいスタンスであり、ママチャリのようにドッシリ腰掛けると言う事は無いからです。
しかし日常生活で使うクロスバイクなら柔らかい方が良いでしょう。スポーツ系のサドルではないクロスバイクを選んで下さい。