クロスバイクの正しいサドルの高さや前後位置
クロスバイクを快適に乗るなら、車体と自分に合った最適なサドル位置がとても重要です。サドルの高さや、サドルの前後、さらにサドルの角度を合わせて乗りやすくしましょう。そこで今回は、知っておきたいクロスバイクの正しいサドル調整について紹介します。
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クロスバイク用サドルの前後位置や高さ調節
クロスバイクを快適に乗る為に重要なサドルの調節と言えば、「サドルの高さ」「サドルの前後位置」「サドルの角度」の3つです。
この位置を自分にあわせてしっかりと調節するだけで乗り心地は改善し、より効率よくクロスバイクのペダルに力を伝達させる事が出来るようになり、少ない力で軽快に走る事ができるため、しっかりと覚えて調節しましょう。
クロスバイク用サドルの正しい高さとは?
一般的にクロスバイクなど「速い速度で快適に走る」事が目的の自転車のサドルと言うのは、痛みや圧迫感よりも、ペダルを漕ぎやすいサドルの高さが正しい高さと言われています。そこで重要となるのは『股下×0.885』という適切なサドルの高さを出す計算式です。
例えば、一般的な成人男性の股下平均というのは78センチなため、この計算式に当てはめると、クロスバイクに最適なサドルの高さと言うのは69.03センチであるという答えが出ます。
クロスバイク用サドルの正しい前後の位置とは?
より効率よくクロスバイクのペダルに力を伝達させるには、サドルの前後位置も重要です。サドルの前後というのは、約10mmから40mm程度の調節が可能なものが多く、クランクが水平になっている時の膝の位置とペダルの中心が垂直になるように調節します。
このサドルの位置をサドル後退幅(セットバック)という表し方をしたりもしますが、基本的に足が長い人であれば、クロスバイクのサドル後退幅が大きくなるでしょう。
クロスバイク用サドルの正しい角度とは?
意外と多くの人を悩ませているのが、クロスバイクに合わせた最適なサドルの角度です。サドルの角度と言うのは、基本的に『水平』である事が大切だとされていますが、これはサドルに対して自分が座る部分が、地面と水平になっている事がポイントです。
サドルの形状によっては、後ろの方に座るなら前が上がってしまうという形のサドルや、逆にサドルを前傾に取り付ける事で座る部分が水平になるというサドルも存在します。
一般的にサドルが前傾すると、クロスバイクに乗った身体を腕が支える形になりやすい為、手が疲れてしまってロングライドを快適に乗れなくなる事があるので注意しましょう。
クロスバイク用サドルの調整方法とは?
快適かつ効率よいライディングのためにクロスバイクとサドルの調節が大切なのは理解できたでしょうか。そこで、クロスバイクのサドルを調節しようと思っても、やり方が解らないという人の為に、クロスバイクのサドル調節について簡単に説明しておきたいと思います。
サドルの前後と角度は、サドル自体のレールを固定するシートポストのネジで調節します。一本のネジで前後と角度を調節する事が可能なため、ベストの位置をペンなどで書き込んでおき、少しずつズラしながら、何度も乗って合わせて調節しておきましょう。
シートの高さはクロスバイクのフレームにあるシートポストを固定するパーツで調節します。一般的なクロスバイクであればワンタッチで調節できますが、安価な物だと六角レンチが必要です。
クロスバイク用サドルの交換方法とは?
サドルを取り外すには、サドルの調節方法の延長線でシートポストごと引き抜く事も出来ますが、サドルのみを交換する為には、サドルの前後を調節する為のネジを完全に緩めて外す事がおすすめです。
世界中にあるシートポストとサドルは、ほぼ全てに互換性があるためどのパーツも使えます。たとえばノーブランドの安価なクロスバイクに、競技用の最高級なサドルを付ける事も可能です。自分に合ったサドルを見つけて、クロスバイクをカスタマイズしてみてはいかがでしょうか。