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オリンパスの特徴や評判とおすすめの双眼鏡

オリンパス(Olympus)の双眼鏡

昔から一家に一台はあるデジカメ。それがオリンパスのイメージではないでしょうか。実は戦前からオリンパスの強みは「医療」。カメラはカメラでも胃カメラで躍進を遂げ、内視鏡分野ではなんと世界75%シェアの医療光学機器メーカーです。

光学機器においても知名度はニコンやキャノンと肩を並べます。スコープ一筋の技術は、人体を覗くミクロから始まり遠くを覗く双眼鏡まで!大手医療機器メーカーが作る双眼鏡は一体どんなものか、見てみましょう。

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オリンパス(Olympus)とは?

オリンパス(Olympus)とは?

オリンパスの事業は3分野で構成されています。

  • 医療事業 75.7%
  • 科学事業 12.6%
  • 映像事業 9.7%

戦前から強いのは医療。近年の汚職事件による経営不振から立ち直らせたのもやはり医療でした。医療とカメラを2大事業として戦後の混乱期から高度成長期に躍進し、現代では医療をメインとする世界最大手の医療機器光学機メーカーの一つです。

企業理念は「Social IN(ソーシャル イン)」。社会の価値を会社の中に取り入れるという意味の造語です。新興国市場の開拓にも従事し、事業を通して社会に新しい価値を提案してより良い生活を実現していくこと、それをモットーに3大事業に絞り、それを深く掘り下げ、広く飛躍し続けている会社なのです。

オリンパスの歴史

オリンパスの歴史は大正時代まで遡ります。1919年に、山下長が高千穂製作所を創業し、理科学計器類の販売からスタート。その後、混乱と高度成長期の時代をどう駆け上って現在の地位を築いたのか見てみましょう。

  • 戦前 / 顕微鏡や体温計などの製造の基礎固めを行い、輸入品に対抗できる国産品の製造に従事する。
  • 戦時中 / 高千穂光学工業(株)に社名変更。ニコンの前身、日本光学などとともに光学兵器を製造する。
  • 戦後 / オリンパス光学工業へと社名変更し、胃カメラの開発に着手する。
  • 1960年代 / 高度経済成長に伴い飛躍的に成長を遂げ、顕微鏡・カメラの2大事業を拡大してゆく。
  • 1970~80年代 / オイルショックを経てバブル期には海外販売拠点を拡充。一眼レフカメラがヒットし、内視鏡ビデオスコープでリアルタイムで観察できるという画期的な医療革命を起こす。
  • 1990~2011年 / 経営理念として「Social IN」を掲げ、オリンパス(株)に名称変更。満を持してデジカメ市場に参入。
  • 2011年/ 汚職の発覚で経営不振に陥る
  • 2012年~現在 / 「医療事業」を核にし、信頼回復のために新生オリンパスとして新たにスタートをきる。

オリンパスの双眼鏡の特徴

オリンパスの双眼鏡の特徴

オリンパスは多くの双眼鏡を作っていません。高倍率や防振などのオプションはあまり追求せずひたすらシンプルに、洗練された機能とデザインを追求しているようです。「明るさ・操作性・ホールディング」に重点を起き、フォルムはどれも手に取りやすくスタイリッシュ。売り手を絞らず世代を超えてキャッチー飽きのこないシンプルという美しさを持つ、ユニセックスな双眼鏡です。

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オリンパスの双眼鏡の評価や評判

他の大手メーカーと比べて、ダントツの性能だという評価は見られません。しかしカメラで得た信頼は強く「光学機はオリンパスで!」というファンが多いのです。もちろんその光学性は高くて高評価。性能の割にリーズナブルなので、相対的にグッと評価が上がるわけです。細かい点では、ホールド感に優れたデザインとコンパクトさ、ピント合わせなど使いやすさに定評があります。

オリンパスの双眼鏡はどんな人におすすめ?

オリンパスの双眼鏡はとてもわかりやすいのです。大きく分けると下記に分類されます。

  • 「スタンダード」か「コンパクト」
  • 主に「8倍率」か「10倍率」
  • その内訳が「防水」か否か

スタンダード言っても700gを切る軽量なので、全て観劇用オペラグラスとして使えます。防水タイプなら、野外ライブやスポーツ観戦向き。防水タイプ10倍率の有効系が大きいものなら、自然・野鳥観察向き。

非常にわかりやすい内訳なので、迷える初心者が最初に購入するのに最適なメーカーといえるでしょう。

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オリンパスのおすすめ双眼鏡

最も店頭で目にするオリンパスの人気商品をご紹介しましょう。おそらく双眼鏡のコーナーに行った人は、一度は無意識に手に取っているはず!ここではあえて初心者でも使い易い8倍率にラインナップを絞り、それぞれの特徴の違いが明確なものをリストアップしています。

 8-16 x 25 ZOOM PC 1

現在の価格はコチラ
  • 倍率 / 8~16倍
  • 対物レンズ有効口径 / 25mm
  • 重量 / 315g
  • 実視界 / 4.5~2.9°
  • ひとみ径 / 3.1~1.6mm
  • 明るさ / 9.8~2.4
  • アイレリーフ / 15~12mm
  • 最短合焦距離 / 5m

観劇用にズーム式が欲しい時はコレ。手になじむ流線型フォルムと、シルバーメタリックが人気のポロ式。双眼鏡界では悪評高い「ズーム式」ですが、オリンパスは視野が明るいのでさほど暗さも感じず不便がありません。軽量なので片手でじっくりと8倍率で観察し、ピンポイントでズームする。そんな観劇には最適の双眼鏡。

小型の割にアイレリーフも長くツイストアップ式なので、眼鏡の方でも使用できます。防水ではありませんが、目に優しいUVプロテクションが施され、野外ライブなどにも最適。1万円を切る値段で、性能が上の固定8倍率とは購入に悩むラインではありますが、観劇をライフワークにされている方には、一台あって損のない機種といえるでしょう。

 8 X 25 WP Ⅱ

現在の価格はコチラ
  • 倍率 / 8倍
  • 対物レンズ有効口径 / 25mm
  • 重量 / 260g
  • 実視界 / 6.2°
  • ひとみ径 / 3.1mm
  • 明るさ / 9.8
  • アイレリーフ / 15mm
  • 最短合焦距離 / 1.5m

見た目はボーイッシュでアウトドア仕様に見えますが、実は非常にマルチでバランスが良いのです。完全防水設計で、水深1mに5分使っても影響がありません。よってハードな環境にも耐えれます。しかも最短合焦距離が近いので以外と美術鑑賞などにも活躍し、観劇にだってふさわしいのです。コンパクト感とピントリングの操作性に優れているので、散策や旅行にも適しています。

メガネで使用が可能なハイアイポイントで目が疲れにくい設計。2軸に折りたためるダハ式で、目幅調整しやすく子供から使えます。全レンズに多層膜コーティングがなされ、高屈折率ガラスプリズムを採用した、コンパクトシリーズではハイコスパで最高レベルの機種です。

8 x 42 EX WP 1

現在の価格はコチラ
  • 倍率 / 8倍
  • 対物レンズ有効口径 / 42mm
  • 重量 / 650g
  • 実視界 / 6.3°
  • ひとみ径 / 5.3mm
  • 明るさ / 27.6
  • アイレリーフ / 18mm
  • 最短合焦距離 / 3m

光学性の高さと集光率の高さを持ったこのクラスでは最安値と言えるでしょう。2万円を切るけど3万円越えの高級機と引けを取らないコスパの良いダハ式。オリンパスが得意とする「明るさ・操作性・ホールド感」に優れた製品です。

UVコーティングが施され、窒素ガス封入の完全防水設計で、主にアウトドア仕様でお勧めできます。海、川など水気の多い場所はもちろん、口径が大きく視野が明るいので、スポーツ観戦や野外コンサートに抜群です。手持ちで耐えれる重さですが三脚と接合可能なネジ穴があるので、固定して野鳥観察や天体観測をじっくり楽しむこともできます。

リーズナブルなのに本格的な双眼鏡として、万人にお勧めできます。

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