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コーワの特徴や評判とおすすめの双眼鏡

コーワ(KOWA)の双眼鏡

一般的にはウナコーワにキャベジンのコーワ。ある業界においてはプロミナーのコーワとして知られています。プロミナーとは「卓越した」という意味の英語(Prominent)が語源で、コーワが世界に誇る特殊レンズの名前です。

映写機用レンズとして開発され、その卓越した光学技術は双眼鏡へと受け継がれました。そして、プロミナーはいつしか高性能スコープの代名詞となり、コーワはバードウォッチャーには欠かせない会社となったのです。

グローバルなのに、日本製にこだわり続けるコーワ。その双眼鏡からはどんな景色が見えるか覗いてみましょう。

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コーワ(KOWA)とは?

コーワ(KOWA)とは?

一体コーワって医薬品会社?それとも光学機メーカー?

実はこの会社、恐るべきポテンシャルで日本国内外で多彩な事業活動を展開しているのです。綿布問屋として創業し、120年余りの歴史を持つ「興和株式会社」。健康と環境をテーマに、商社にITに不動産にと、あまりにも手びろい多面体企業!

しかしここでスポットを当てたいのは、その華やかな事業展開の中で一見地味(?)に見えてしまうグループ会社「興和光学株式会社」。実は、スポッティングスコープを日本で一番最初に製品化した会社なのです。

企業テーマは「自分たちで作ったレンズで世界の目玉になろう」。光学業界のパイオニアとして現代的でユニークな製品を開発。創立から10年後には海外に進出し、東京オリンピックではコーワのスポッティングスコープが採用されるなど、その経歴はとても華やかです。

世界に張り巡らされたKOWAルートを駆使し、常に世界に目を向けるコーワの光学機。まずはその歩みから見てみましょう。

コーワの歴史

興和株式会社は、1894年に名古屋で綿布問屋として創業しました。創業者の服部憲三郎氏は、親交の深かったトヨタ創始者の豊田佐吉氏が自動織機開発の際に、援助を惜しまなかったことで知られています。

戦後の影響で大半を失ったため、綿紡績にとらわれず産業や科学関連分野に進出。1946年には光学部門を創設しました。(医薬品部門の創設より早いのです!)それでは、後の「興和光学」へと続く70年を見てみましょう。

  • 昭和21年 愛知県に興和光器製作所を設立
  • 昭和23年 双眼鏡の生産を展開
  • 昭和27年 日本初のスポッティングスコープを製品化
  • 昭和29年 二眼レフカメラを販売
  • 昭和30年 ニューヨークにKOWA Optical Corp.を設立(その25年後にはロスにも進出)
  • 昭和43年 (有)光研を設立(昭和50年には株式会社化)
  • 昭和61年 ドイツのデュッセルフドルフにKOWA Europe CmbHを設立
  • 平成3年 監視用レンズ、FA用レンズの世界展開を図る
  • 平成23年 興和(株)が、光研を完全子会社化する
  • 平成25年(株)光研から、興和光学(株)に変更

コーワの双眼鏡の特徴

コーワの双眼鏡はどんな人におすすめ?

コーワは、レンズに強い会社なのです。コーワが誇るプロミナーブランドは、光学素材の最高峰「蛍石」とほぼ同等の特性をもつ、超低分散性のEXガラスを使い、色収差を極限まで除去し、視覚はハイコントラストでクリア。

また全般的にデザインが、メカ的で武器的。無骨でワイルドというよりは非常にスマート。双眼鏡のアナログ的イメージを一新したデジタル機能も魅力の一つです。アダプターでスマフォと連携させ、双眼鏡ごしに対象物をスマフォで撮影できるのです。IT機能で若い人々の心をキャッチする、非常に現代的な双眼鏡とも言えるでしょう。

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コーワの双眼鏡の評価や評判

男性が野鳥観察やアウトドアーで使用した際の評価が非常に高いのです。特にニューモデル発売時の評判は、以下の2点が大半です。

  • 光学特性を維持したまま小型軽量化してくれた
  • 光学特性を維持したままあまり値段をあげてない

双眼鏡ファンにとっては驚きなのでしょうね。「光学特性を維持」というのは、コーワの見え味が素晴らしいことは大前提。にもかかわらず、用途に応じて軽量化し且つ高額にしすぎない、と評価されているのです。コーワのカスタマーニーズへの真摯さが伺えます。

コーワの双眼鏡はどんな人におすすめ?

どうも、コーワは多くの種類の双眼鏡を作り、幅広い世代に広げたいという姿勢では無いようです。光学性を要求される「野鳥観察の見え味が最高の双眼鏡」にフォーカスしているのです。

野鳥観察は、わずかな色の違いや異なった羽をきちんと分離するために「自然な色の再現性」と「視野周辺部までシャープであること」が求められます。コーワの設計ポリシーは、まさにこのニーズに応えています。

また、フォルムは双眼鏡らしい男性的なデザイン。スマフォと連携して撮影できるのは、若い男性のみならずカメラを趣味にするシニア男性にも嬉しい話です!全機種ハイアイポイントなので、実は子供でも使いやすいのでが、けれどもやっぱり男性!特に男性のバードウォッチャーには最高で最強の双眼鏡といえるでしょう。

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コーワのおすすめ双眼鏡

コーワのおすすめ双眼鏡

コーワといえば世界に誇る高品質のプロミナー「EXレンズ」。全面的に推したいところですが、高価なため全ての双眼鏡には使われていません。

そこで、決して安価ではないけれどコーワを代表する2つの双眼鏡「プロミナーブランドの双眼鏡」と、「プロミナーブランドではない優れた双眼鏡」。

そして、スマフォと連携して撮影が可能な「リーズナブルな双眼鏡」。この3種類をご紹介しましょう。

コーワ(KOWA) / GENEISIS33 PROMINAR 8 x 33

現在の価格はコチラ

プロミナーEXガラス2枚と、特殊な凹レンズの組み合わせにより色収差を極限まで除去しています。ダハ式特有の光のロスを無くすべく、特殊なコーティングにより正確な色を再現。これらの特殊ガラスとコーティング技術により、視界は明るくクリアでその描写力は抜群。息をのむほど美しいのです。

また、視度調整が楽でロック機能つき。窒素ガス重鎮による完全防水構造で、レンズ外側は撥水性と撥油性に優れたKRコーティングがなされています。そのためハードな環境にも耐えられ、メンテナンスも楽。本体のラバー外装は、手触りが良くマットな素材とカラーがスマートで男性的。

見た目の存在感より軽量で、軽量なのに広視野!スペックは8倍率の33口径。天体観測にも向きますが、やはり野鳥観察に抜群。また、最短合焦点距離のわずか1、5mなので、近くの花木や昆虫観察にも最適なのです。

コーワ(KOWA) / SVシリーズ 10 x 32

現在の価格はコチラ

「プロミナー」の冠こそはないけれど、全レンズとプリズムに全面マルチコーティングがなされ、優れた光学性能の本格派ダハ式双眼鏡。レンズ外面はKRコーティングされメンテナンス性に優れています。もちろん窒素ガス重鎮による機密度の高い防水構造。

倍率10倍でも保持しやすく手ぶれしません。軽量設計とはいえ、女性には少し重たく感じるかもしれません。男性の野鳥観察やアウトサイドレジャーに最適といえます。

ハイコストパフォーマンスモデル」とコーワがうたうだけに、ローコストで高い光学性を実現したため、非常にコスパの良い製品です。高額双眼鏡に分類できますが、それでもプロミナーの5分の1ほどで購入できます。その扱いやすさと使いやすさから、「初めて持つ本格派双眼鏡」としてオススメできます。

コーワ(KOWA) / YF30-6 6 x 30

現在の価格はコチラ

評価の高いポロプリズム式双眼鏡。口径が広いのに500gを切る軽量。使いやすく目が疲れにくい設計。ハイアイポイントで、目幅の調整幅が広いため子供でも使えます。ホールド感に優れたボーイッシュでスポーティーなデザイン。レンズ外側のKRコーティングにより、汚れにくくメンテナンス性が高いのです。

全レンズとプリズムはマルチコーティングされ、光のロスがなく非常に明るい視野が得られます。基本的には野鳥観察に向いていますが、天体観測、スポーツ観戦など様々なシーンで気軽に手軽に使えます。スマフォと連携させて撮影した写真をその場でシェア!など今風に双眼鏡を楽しめます。値段は1万円を切り、そのコスパの高さは絶賛されています。入門編、もしくは男の子へのプレゼントにも最適な双眼鏡と言えるでしょう。

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