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上手な双眼鏡の使い方や構え方と調節方法

双眼鏡の使い方と調節方法

双眼鏡には2つの方式があり、それぞれでピントの合わせ方や使い方に違いがあります。これから快適に双眼鏡を使っていただくために、それぞれの方式での使い方や使用上の注意点、日々のお手入れ方法や保管方法についてご紹介します。

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双眼鏡の方式と使い方の違い

双眼鏡の方式と使い方の違い

双眼鏡にはピントを合わせる機構によって中央繰出し(CF:Center Focus)式と単独繰出し(IF:Individual Focus)式に分けられ、それぞれで使い方に違いがあります。

ピント調整リングが中央についていて両方同時にピント調整できるのもが中央繰出し式(CF式)で、片方ずつピントを調整するのもが単独繰出し式(IF式)です。以下ではそれぞれの使い方について解説します。

CF方式の双眼鏡の使い方

  1. 接眼目当て(アイレリーフ)を調整します。
  2. 接眼レンズを目の幅に合わせます。
  3. 両目の視力差(視度)を調整します。
  4. ピントを合わせます。

IF方式の双眼鏡の使い方

  1. 接眼目当て(アイレリーフ)を調整します。
  2. 接眼レンズを目の幅に合わせます。
  3. 左右の視度調整およびピント合わせをします。

双眼鏡の左右の幅の調節方法

目の幅は人によって違うのでそれぞれ調整する必要があります。両手で双眼鏡を持ち、目標を決めて両目で覗きながらボディを開閉させます。眼幅が合っていないと円が2つに見えるので、1つの円になるところを探します。

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アイレリーフの調節方法

裸眼で使用するかメガネを通して使用するのかで調節幅が変わります。ターンスライド式で裸眼の場合は目当てを引き出し、メガネを通す場合は目当てを押し込みます。

ゴムの接眼目当ての場合も同様で、裸眼ならゴム目当てを立て、メガネならゴム目当てを外側に折り返します。この時、ゴム目当てがツノ型であった場合には折り返しができないので裸眼で使用します。

ピントの調節方法

ピントの合わせ方はCF式とIF式で違いますが、まずは対象を決めて左目右目の順でピントを合わせていきます。

※CF式で視度調整リングが左にある場合は右目からおこなってください。

左目のピントを合わせる

  • CF式:左目だけで覗き、ピント調整リングでピントを合わせます。
  • IF式:左目だけで覗き、視度調整リングでピントを合わせます。

右目のピントを合わせる

  • CF式:右目だけで覗き、視度調整リングでピントを合わせます。
  • IF式:右目だけで覗き、視度調整リングでピントを合わせます。

※ズームタイプの双眼鏡は先に最大倍率にしてから視度調整リングでピントを合わせてください。

※CF式ではここまでの調整が上手くいっていればこの後は目標を変えてもピント調整リングのみでピント合わせができます。

※IF式では目標を変えるごとに左右の視度調整リングでピント合わせが必要です。

双眼鏡の構え方

双眼鏡を構えるときはぶれないようにすることが大切です。双眼鏡を両手でしっかり持ち、脇を締めるのが基本です。力を入れすぎるとぶれの原因にもなるので、できるだけ固定するということに注力しましょう。

双眼鏡を構える前に目標を肉眼で見つけ、目標近くの大きめな目印を探すように覗くと楽に観察することができます。

三脚を使用した双眼鏡の使い方

長時間の観察や、高倍率で大きな双眼鏡を使用する際には少しのぶれが致命傷なので三脚を使うと便利です。三脚はなるべく平坦な場所に安定性の良い三脚を備えると良いでしょう。

安定性の良い三脚とは使用する双眼鏡によって変わります。三脚の高さは身長に合わせて選ぶと使いやすいです。安定性は双眼鏡の大きさ、重さを考慮して双眼鏡を乗せてもぶれない物を選びます。三脚を使用するには、双眼鏡と三脚の間にアダプターを装着する必要がありますので、合わせて購入しておくのがおすすめです。

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双眼鏡を使用する際の注意点

双眼鏡を使用する際の注意点

双眼鏡は楽しく便利な物ですが、使用上の注意点がいくつかあります。これらは自分と双眼鏡を守るためのものですので、必ず守りましょう。

  • 太陽を絶対に見ないようにしましょう。太陽の光と熱が双眼鏡のレンズによって集められ、目に直撃するので失明の原因になります。
  • 高温になる場所に置かないようにしましょう。炎天下の車の中やヒーターの前に置くと双眼鏡が変形したり、故障の原因になります。
  • 急激な温度変化に気を付けましょう。温度差が激しい所を行き来する場合にはレンズが曇ってしまいます。一時的なもので、自然乾燥で直りますが繰り返すと故障の原因になります。
  • 水につけないようにしましょう。双眼鏡は水中では使用できません。防水型であっても水中では使用せず、雨や雪で濡れた場合は乾いた布で水分を良く拭きとり、乾燥させてください。水中に落としてしまった場合はすぐに引き上げ、できるだけ早く修理に出しましょう。
  • 無理矢理動かさないようにしましょう。双眼鏡についている調整リングなどは繊細です。無理に動かしてしまうと故障の原因になります。
  • 強い衝撃を与えないようにしましょう。双眼鏡の内部も繊細なので強い衝撃を与えると故障の原因になります。

双眼鏡の日々のお手入れ方法

双眼鏡を使用して、レンズにほこりや砂がついたときは油気のない柔らかなハケで取り除きます。指紋などの汚れは市販の眼鏡ふき専用の布で拭きとるときれいに取れるほか、ガーゼに無水アルコールを含ませてふき取ることも可能です。一般的な普通の布やティッシュ、なめし皮などは傷がつく可能性があるのでオススメできません。

使用中に濡れてしまった場合には乾いた布で拭き、風通しの良い場所で乾燥させましょう。濡れたままにしておくとカビの原因になります。

双眼鏡の保管方法

双眼鏡の保管には温度湿度の高い場所やほこりっぽい場所を避けます。双眼鏡に付属のケースなどに入れっぱなしだと湿気が溜まってカビの原因になります。湿度を調節できる防湿庫に入れておくのが一番安心できますが、ない場合は乾燥剤を入れた袋に双眼鏡を入れ、密封しておくと良いです。

>>カビに要注意!双眼鏡の手入れと保管方法

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