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人気の高いフィールドスコープのメーカー特徴比較一覧

フィールドスコープのメーカー特徴一覧

フィールドスコープの購入を考えている、自然観察やデジスコの入門者の方は、どのメーカーのものが良いのかなかなか分からないかと思います。各メーカーごとのホームページを見れば、特徴や製品の説明はされていますが、メーカーの比較はできないですよね。

ここでは、フィールドスコープを販売している主要10社について、メーカーの基本情報の他、フィールドスコープの特徴や評判、そしてどんな人に向いているかなどをご紹介します。

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ニコン(Nikon)

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日本の、光学機器および関連製品の大手メーカー。1917年三菱の資本によって光学兵器の国産化を目的とした設立された会社が前身となります。

売り上げでは、カメラなどの映像事業が約6割を締め、望遠鏡などは約6%。この中にフィールドスコープが含まれています。

ニコンのフィールドスコープの特徴

ニコンのフィールドスコープは品揃えが豊富で、様々なオプションもあり、フィールドでも一番多く見かけるメーカーです。品質も安定しており、扱いやすいのが特徴です。

ピント合わせは、本体の中央に1つ。入門者から上級者まで幅広く対応していますが、初めての方にはおすすめのメーカーです。

ニコンのフィールドスコープの評判

食品や家電といえば国産至上主義のようなものがありますが、ことフィールドスコープに関しては比較的海外メーカーのものに高い評価が集まりがちです。

そんな中、10万程度の予算があればフィールドスコープの本体に合わせ、接眼レンズや三脚雲台といったアクセサリを揃えて野鳥観察などが楽しめるニコンは入門機として高く評価されています。

>>ニコンについて詳しくはコチラ

コーワ(KOWA)

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興和株式会社は愛知県に本社を置く日本の会社で、繊維、医薬品、光学製品などの製造販売をしています。前身は、1894年に繊維問屋として名古屋市に創業したことにさかのぼります。

コーワのフィールドスコープの特徴

「プロミナー」ブランドとして野鳥観察の世界では有名な機種となっています。一目でコーワのフィールドスコープだと変わる、カーキ色と赤のラインが特徴的で、どのフィールドスコープも指一本でピント調整ができるフォーカスノブが採用されています。

コーワのフィールドスコープの評判

コーワも上述したニコンと同様に、低価格で購入できる入門用のフィールドスコープしての評判が良いブランドです。主に、一眼レフカメラでピント合わせに慣れているなら、ピント合わせ方式がドラム式のニコン、そうでないならフォーカスノブ式のコーワといった感じで紹介されます。

デジスコとしての使用がメインのユーザーからは、コーワよりニコンの評価が高いようです。しかし上位機種になるとコーワ方が口径が大きく、色収差の出にくいレンズが高く評価されています。

>>コーワについて詳しくはコチラ

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ビクセン(Vixen)

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ビクセンは、埼玉県所沢市に本社を置く光学機器のメーカーです。日本のメーカーらしい高機能な製品と信頼性の高さは、国内だけでなく海外でも高い評価を得ています。

特に天体望遠鏡では業界の圧倒的首位を誇りますが、フィールドスコープも定評を得ています。高機能、低価格、サービスの良さ、そして説明書が分かりやすいこともあり、入門者にはおすすめのメーカーです。

ビクセンのフィールドスコープの特徴

他のフィールドスコープメーカーの製品と比べると、比較的コンパクトな形状で軽量なフィールドスコープが多いのが特徴です。そのため携帯性や取り扱いにも優れ、価格的にも初めてフィールドスコープに触れるという人が手に届きやすいラインナップを揃えています。

比較的低価格帯のフィールドスコープにもEDレンズを使用しており、スペック的にはコストパフォーマンスに優れているのも特徴と言えます。

ビクセンのフィールドスコープの評判

入門機としてお勧めされるニコンやコーワですが、そのときの予算としては三脚や架台をセットで10万円程度必要だと言われています。そんな中で「とにかく安くフィールドスコープが欲しい」というユーザーに紹介されやすいのがビクセンのフィールドスコープです。

初心者向けの機種の場合、干潟などの開いた場所で野鳥観察を行う場合の使用ではあまり評判が良くありません。しかし、コンパクトで軽量な機種が多いことから、三脚も比較的安価な物を用意すれば良く、初期投資を少ないままに手軽にフィールドスコープを楽しみたいという方からの評判が良いブランドです。

ただし、本気でフィールドスコープの世界にどっぷり浸かっているマニアな方等からは「ビクセンは論外」評価を受けている場合もあります。手軽に楽しむのか、本格的に楽しむのか、目的に合わせて選ぶのがポイントと言えそうです。

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ケンコー(Kenko)

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株式会社ケンコー・トキナーは、1957年に設立し、豊島区に本社を置くカメラ用品や光学製品などをメインに販売する会社です。安価である割に良い製品を出しているという評判もあります。比較的初心者向けの製品が多いようです。

ケンコーは代理店としてアメリカのユーコン社や、ドイツのミノックス社のフィールドスコープも取り扱っています。

ケンコーのフィールドスコープの特徴

ケンコーのフィールドスコープと言えば、真っ先に挙がるのがミルトルシリーズです。カメラ用のレンズがアイピースの取り付けでフィールドスコープとしても使えるという珍しい仕様が特徴です。

狩猟用のカモフラージュ柄で知られるアメリカのアウトドアブランド「MOSSY OAK」とコラボした個性的なカモフラージュ柄も、ケンコーのフィールドスコープならでわの特徴と言えます。

ケンコーのフィールドスコープの評判

フィールドスコープとしての評価は「安いので初心者向け」といった評判が多く見られます。むしろ、フィールドスコープとしてよりは「非常に安価なカメラ用望遠レンズ」といった形での評判が良いようです。

高画質を誇るカメラ用望遠レンズと比べると、若干像の緩さが感じられますが十分実用レベルであると評価されています。

>>ケンコーについて詳しくはコチラ

ライカ(Leica)

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ドイツの光学機器メーカーであったエルンスト・ライツのブランドの1つです。日本のミノルタや松下産業と提携していたこともあります。

1930から40年代ごろには「ライカ1台あれば家が一軒建てられる」と言われるほど高価な製品を出しており、2006年には東京銀座に直営店を開店していました。

ライカのフィールドスコープの特徴

何と言ってもライカのフィールドスコープは、一般的なフィールドスコープのメーカーが出している製品と比べて非常に高価な価格帯です。

微動製のピントノブを備え、繊細なピント合わせが可能となっている点や、水滴や誇りを弾く独自のコーティングを採用している点も特徴と言えるでしょう。

ライカのフィールドスコープの評判

フィールドスコープの海外メーカー御三家といえば「ライカ・スワロ・ツァイス」の3メーカーです。その中でもデザイン面や性能面でライカは評価が高く、舶来の高額スコープで迷うならライカを選ぶべき!というマニアの方も多い印象です。

しかし、はたしてライカとスワロフススキーの違いが本当にわかるのか?ましてやライカとニコンの違いを本当に感じれるのか?と言われると難しいかもしれません。値段は高価ですが選んで間違いのないメーカーです、しかしここから先はプロが理解できる世界であって初心者にはまだ早い!というような評判も多いメーカーです。

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バンガード(VANGUARD)

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1986年創立。三脚・雲台、カメラバッグなどのカメラ・ビデオアクセサリーや、スポッティングスコープ、双眼鏡などの光学製品の開発・製造・販売を行っているブランドです。

バンガードは株式会社ガードフォースジャパンが運営するブランドで、中国に自社工場を有しております。比較的低価格なラインナップが多く、ヨドバシカメラやヤマダ電機といった家電量販店でも見かけることが多いブランドです。

バンガードのフィールドスコープの特徴

低価格で手に取りやすいラインナップの品揃えが多く、コーワのようなフォーカスノブ式のピント合わせ方式が採用されたフィールドスコープを展開しています。

同価格帯のフィールドスコープと比べると対物レンズ有効径の大きさの割にはかなり安価な値段で手に入りますが、他のメーカーと比べると重いという悪い特徴もあります。

バンガードのフィールドスコープの評判

インターネットの掲示板などでは、バンガードのフィールドスコープはあまり良い評判を見かけません。

しかし、古くから狩猟などを行っている方々はバンガードの製品を使用している事も多いため、「バードウォッチングやデジスコでの撮影」をメインに使用している人達からはあまり評価されていないというのが正しい認識かと思います。

ペンタックス(PENTAX)

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ペンタックスは、東京都板橋区に本社を置く日本の会社「リコーイメージング株式会社」が製造販売するデジタルカメラ、双眼鏡などの光学製品のブランドです。

ペンタックスのフィールドスコープの特徴

100mmの大口径EDガラスを採用したフィールドスコープから、65mmの軽量コンパクトなフィールドスコープまで手堅いラインナップが揃っています。

しかし、他のメーカーの場合同一機種で直視型と傾斜型を選ぶ事ができますが、ペンタックスの場合はこの部分のバリエーションが少なくなっています。

ペンタックスのフィールドスコープの評判

アイピースに関しては選び放題の豊富なラインナップとなっており、フィールドスコープのヘビーユーザー達からも非常に高い評価を獲得しています。特にXWアイピースは評判が良く、これさえ搭載すれば並みの対物レンズであっても他メーカーのフラッグシップ機に迫る性能になるとすら言われているほどです。

カールツァイス(Carl Zeiss)

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1846年創業、ドイツの光学機器メーカーです。カメラ用の撮影レンズのメーカーとして有名ですが、光学製品の取り扱いは非常に幅広く、双眼鏡やフィールドスコープといったジャンルでも人気の高いメーカーです。

ソニーや京セラといったメーカーのカメラ用レンズをライセンス生産していたこともあり、カメラ好きからは質の高いレンズを生み出すメーカーとして認知されています。

カールツァイスのフィールドスコープの特徴

シンプルで無骨なデザインが特徴のフィールドスコープが魅力のこのメーカー。ヌケの良い見え味と、比較的軽量な作りのフィールドスコープが多く展開されています。

フィールドではあまり見かける事が無いメーカーです。舶来御三家と言われるライカやスワロフスキーと比べても、使用している人が少なく、ちょっとマイナー物が好きな人にはおすすめと言えるかもしれません。

カールツァイスのフィールドスコープの評判

一般的にはツァイスのレンズは周囲に色収差が生じやすいと言われていますが、スコープとして使用する分には問題無いという意見もあります。デジスコ層にはあまり評判が良くありませんが、あくまでウォッチングとしての用途ではコストパフォーマンスに優れていると高く評価されています。

フィールドスコープなど双眼鏡や単眼教のジャンルでは忌み嫌われがちなズーム機能でも評判のよいメーカーです。

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ミザールテック(MIZER)

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株式会社ミザールテックの前身は、昭和27年に金属材料の卸からスタートしました。東京都豊島区に本社を置き、入門者向けの天体望遠鏡や双眼鏡スクープなどを手がける日本の老舗メーカーです。昔から低価格で性能とのバランスも評価を得ており、製品自体は初級〜中級者向けのものをメインに販売しています。

ミザールテックのフィールドスコープの特徴

ミザールテックのフィールドスコープには、ズームアイピースが標準で付属しているので、迷いながら別途購入する必要がありません。ピント調節方式も機種によってまちまちで、ノブ式のモデルもあれば、ドラム式のモデルもあります。

中にはピント調節ハンドルが本体中央部に着いた珍しい形状のフィールドスコープもあります。これにより、ピント調節中に視界を揺れにくくするのが狙いです。

ミザールテックのフィールドスコープの評判

そもそも、使用者の数が他のメーカーと比べて圧倒的に少ないと思われます。そのため掲示板などでもミザールのフィールドスコープを使用したレビューを紹介している人が少ないのはもちろん、ミザールについての話題もそこまで多くはありません。

しかし悪い評判があるというわけでもなく、価格に対して見合った性能であるとか、手軽にデジスコを楽しんだり、スポーツを観戦したりという用途の入門機としては申し分無いなど、初心者向け機種として評判が良いメーカーです。

スワロフスキー(SWAROVSKI OPTIK)

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オーストリアのクリスタル・ガラス製造会社「スワロフスキー」の創業者の息子が1935年に双眼鏡を作ったことに始まる光学機器部門です。双眼鏡・フィールドスコープなどを生産しています

スワロフスキーのフィールドスコープの特徴

スワロブライトと呼ばれるコーティングが生み出す鮮やかな色合い、アウトドアグッズらしいモスグリーンのボディにスタイリッシュなデザイン、そしてカメラユーザーが使い慣れたドラム式のピント合わせ方式と、隙の無いフィールドスコープです。

アルミボディのSシリーズが定番ですが、Xシリーズと呼ばれる斬新な特徴をもつフィールドスコープも人気となっております。このXシリーズは、対物レンズユニットと、アイピースユニットが自由に組み替えられる特徴を持っており、今までのフィールドスコープでは満足できる仕様のな買ったユーザーに支持されています。

スワロフスキーのフィールドスコープの評判

舶来系フィールドスコープの中では圧倒的な人気を誇っています。口コミやレビューを見る限り、スワロフスキーのフィールドスコープに対して悪い評判はほとんどありません。ただし、それなりに高額です。

もちろん「スワロフスキーとニコンの違いなんて素人にはわから無い!」という意見も多く見られました。入門機としてお勧めかと言われると難しいところですが、比較的フィールドスコープマニアな方たちからも良い評価を得ているメーカーですので、金銭的に余裕がある方や、最初からそれなりに良い物が欲しいという方は注目しておいて損は無いメーカーです。

>>スワロフスキーについて詳しくはコチラ

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