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バードウォッチングにおすすめな双眼鏡と上手な選び方

バードウォッチングにおすすめな双眼鏡

バードウォッチングと言えば双眼鏡を使った最も人気のあるレジャーの一つです。しかし近付けば当然逃げてしまうので、遠くからでも良く見える双眼鏡を選ばなければなりません。

では実際どんな双眼鏡を選べば良いのか、倍率だけでは語れない双眼鏡のスペックの見方や野鳥観察におすすめの双眼鏡を紹介していきます。

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バードウォッチング用の双眼鏡を選ぶポイント

バードウォッチング用の双眼鏡を選ぶポイント

双眼鏡を選ぶ際にはズーム機能や高倍率な物が良いとされがちですが、高倍率であれば良い双眼鏡だとは言えません。そうではなく野鳥を探すフィールドや状況によって倍率や必要な明るさが変わります。

また、メガネを使用している場合はアイレリーフも気にかけるようにしましょう。アイレリーフが調節できないものだとメガネが使用できず肉眼で見ることになってしまいます。メガネを使用する際にはアイレリーフが10ミリ~15ミリほどのものがおすすめです。

レンズの性能と大きさは最重要ポイント

バードウォッチングにおいてレンズの性能と大きさは倍率よりも重要視するポイントです。対物レンズの有効径は大きければ大きいほどより明るく、解像度の高い視野が得られます。

しかしレンズが大きいと双眼鏡自体も大きくなり、大きすぎると手持ちで観察するのが困難なので20~40ミリのものをおすすめします。

広角双眼鏡なら野鳥が動いても追いかけやすい

広角双眼鏡とは見掛け視界が65°以上のものです。見掛け視界は双眼鏡に書いてある実視界に倍率をかけた値で、視野が広ければ動きの速い野鳥でも素早くとらえることができますが、視野が広くなればなるほど解像度が悪くなるので65~75°のものが良いでしょう。

防水仕様の双眼鏡なら突然の雨も安心

防水機能があればバードウォッチング中の突然の雨にも対応できます。防水仕様でない物は雨天時に使用できないだけでなく、濡れないように庇わなければいけないので非常に苦労します。

バードウォッチングにおすすめな双眼鏡のスペック

バードウォッチングにおすすめな双眼鏡のスペック

ここからは双眼鏡のスペックの見方と、バードウォッチングに最適な数値を解説していきます。

スペックの見方としては、双眼鏡自体に刻印された〇×△AA°という記載から判断することができますので覚えておきましょう。

  • 〇が倍率
  • △が対物レンズの有効径
  • AA°が実視界
  • 見掛け視界はAA°×〇
  • ひとみ径は△÷〇

上述した点をを覚えておくと双眼鏡選びの参考になります。

双眼鏡の倍率

〇×△AA°の〇の部分で、バードウォッチングでは8~12倍が最もおすすめです。森や林内など少し暗い場合には8倍で明るさの高いものを選ぶとバランスが良く、湖沼や干潟ではまわりが明るいので倍率を上げて10倍、12倍を選んでも大丈夫です。

しかし一定の精度を保ったまま倍率を上げればそれだけ大きな双眼鏡になり、手振れの影響も受けやすいので注意が必要です。

>>双眼鏡の倍率について詳しくはコチラ

双眼鏡の対物レンズ有効径

〇×△AA°の△の部分です。対物レンズの有効径は倍率とのバランスで明るさが変わります。森や林内などで少し暗い場合には25~30ミリ、湖沼や干潟は明るいですが倍率を上げる場合には25~40が良いでしょう。

>>双眼鏡の対物レンズ有効径について詳しくはコチラ

双眼鏡の実視界と見掛け視界

実視界は〇×△AA°のAA°の部分で、双眼鏡を動かさずに見ることができる範囲のことです。実視界は倍率によって変化するので他の倍率と比べることはできませんが、実視界と倍率をかけた(AA°×〇)見掛け視界は他の双眼鏡とも比較することができます。

見掛け視界が広いということはそれだけ視野が広いということですが見やすい反面、解像度が悪くなります。バードウォッチングでは野鳥が素早く動くため、解像度も視野も必要なのでバランスの取れた広角タイプ(65~75°)をおすすめします。

>>双眼鏡の視界や視野について詳しくはコチラ

双眼鏡のひとみ径と明るさ

ひとみ径は対物レンズの有効径÷倍率(△÷〇)で表されます。この数値が大きいと暗い場所でも明るく見えるようになります。ひとみ径を二乗したものが明るさになります。

バードウォッチングは基本的に明るい時間におこなうことが多いですが、森や林内などで少し暗い場合にはひとみ径が3~5ミリで明るさが9~25、湖沼や干潟など明るい場合にはひとみ径が2~3ミリで明るさが4~9のものがおすすめです。

>>双眼鏡のひとみ径について詳しくはコチラ

双眼鏡の最短合焦距離

もっとも近付いてピントの合う距離のことです。これは美術館などで細かく見る場合には重要ですが、バードウォッチングではそこまで気にされることはありません。

双眼鏡のサイズと重量

バードウォッチングではある程度の精度を求めるので重量も重くなります。しかしあまりにも重すぎると携帯性が良くないため、500グラム前後が良いでしょう。これ以上だと三脚が必要になります。

>>双眼鏡の使い方と構え方

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初心者におすすめなバードウォッチング用双眼鏡:TOP3

ここまでバードウォッチングにおすすめのスペックを見ていただきましたが、数字だけでは選ぶのに苦労するかもしれません。そこで、おすすめの双眼鏡を3つピックアップしましたので参考になさってください。

また、全双眼鏡の中からおすすめな双眼鏡をランキング形式でまとめたページもございます、どれを選べば良いか迷ってしまった方は参考にしてください。

>>迷ったらコレ!初心者向け双眼鏡のおすすめランキング

第1位:コーワ(Kowa) / SV8x32

現在の価格はコチラ
  • 倍率:8倍
  • 対物レンズの有効径:32ミリ
  • 見掛け視界:62.4°
  • アイレリーフ:10.0ミリ
  • 明るさ:16
  • 重量:570グラム
  • 防水:〇

バードウォッチング初心者に最もおすすめしたい双眼鏡です。バードウォッチングに必要なスペックをバランスよく持ち合わせています。理想より少し重いですが、視野、明るさともに満足いく双眼鏡です。

>>コーワの特徴や評判はコチラ

第2位:ニコン(Nikon) / MONARCH 7 8x30

現在の価格はコチラ
  • 倍率:10倍
  • 対物レンズの有効径:30ミリ
  • 見掛け視界:67°
  • アイレリーフ:15.8ミリ
  • 明るさ:9.0
  • 重量:440グラム
  • 防水:〇

倍率10倍であればこちらがおすすめです。上記よりも軽く、視野も若干広いので使いやすくなっていますが、明るさが9.0なので薄暗い場所で夕暮れ以降になってくると若干暗く映ります。

>>ニコンの特徴や評判はコチラ

第3位:ニコン(Nikon) / EDG 10×42

現在の価格はコチラ
  • 倍率:10倍
  • 対物レンズの有効径:42ミリ
  • 見掛け視界:65°
  • アイレリーフ:18.0ミリ
  • 明るさ:17.6
  • 重量:789グラム
  • 防水:〇

かなりハイスペックな双眼鏡です。手持ちでは厳しい重さですが三脚を使用すれば驚くほどよく観察でき、やみつきになる双眼鏡です。

>>ニコンの特徴や評判はコチラ

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