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パウエルの特徴や評判と人気のおすすめフルート

パウエルの特徴や評判

楽器はそこから生み出される音色だけでなく、演奏時に魅せるその美しさも評価の焦点となっています。そのどちらも満たすことでより価値が高くなっていきますが、メーカーによってそのこだわりには違いがあります。

海外のメーカーでパウエルというフルート専門メーカーは美しさにこだわりをみせ、他には類を見ないほど美麗なものとなっています。こちらではそんなパウエルの特徴や評判と人気のおすすめフルートをご紹介していきます。

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パウエル(Powell)とは?

パウエル(Powell)とは?

パウエルは1926年に設立された小さなフルート工房を起源としており、Verne Q.Powellによって設立されたフルート製造の会社です。設立当初はピッコロを製造していましたが、1939年にプラチナ製のフルートを発表して以来、金製フルートなど製造の研究と開発もいち早く行ったブランドです。

これらの技術が活かされ、プラチナや金製のフルートを踏襲しつつ、1997年には木管フルートの製造も開始しています。それぞれの特徴は後述しますが、どれも高い品質を持つフルートであり、世界的にも大きな反響を受けているのがこのブランドの特徴です。

>>フルートのメーカーについて詳しくはコチラ

パウエルのフルートの特徴

パウエルはアメリカにある老舗メーカーの1つですが、そのフルートはかつての商品だと中身の詰まったポコッとした音色で、息が入りにくいという何とも演奏しにくいものでしたが、現在は改善され、十分に息を吹き込めるものとなっています。

この時からハンドメイドにこだわりを持って製造していましたが、現在アメリカでフルートを作る優秀な技術者のほとんどが、このパウエルでその技術を研鑽していた方々になります。

音色については後述しますが、その音は「遠く良く響く」と評され、不思議な遠達性のある不思議なフルートに仕上がっています。またデザインと仕上げが芸術的なまでの美しさにまでなっているのが、このメーカーのもう1つの特徴です。

ただ美しさにこだわるあまり、キーの精度は高級ハンドメイドフルートとして問題がない範囲でおさめられています。そのおかげというわけではないでしょうが、キーアクションは非常に軽いことでも知られています。

他にもピンレス化やストロビンガーパッド、カップの加工、特殊E3機構といった様々な最新テクノロジーを随時取り入れることで、常に商品を進化させています。品揃えはフルートのみですが、総銀製のものや金製のものはもちろん、木管製のものも取り扱っています。

パウエルのフルートの音色

パウエルのフルートの音色は、他のフルートと比べると力強い印象を受けるややハスキーなトーンで荒削りな音色を奏でます。ただこれは聞く人にとっても受け取り方が違うので、あくまでイメージと思ってください。昔からリアリティのある音色がこのパウエル製のフルートの特徴でもあります。

吹奏感は良く、弱い息でも音を出しやすいため総じて吹きやすいという特徴も持っています。それ故に音色もパワフルなものとなっているとも言えます。音程も取りやすいため、音色さえ気にいるのであれば吹きやすいフルートになっています。

>>フルートの素材と音色について詳しくはコチラ

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パウエルのフルートの価格

パウエルはハンドメイドを中心として販売しているため価格はかなり高めとなっています。そんな中でも一番安いものはまだ手が出やすくソナーレモデルのC足部管のもので210,000円となっています。

一番高いものであればハンドメイドモデルにおけるプラチナ製の時価を除けば、同じくハンドメイドモデルの19.5Kを使用したもので6,950,000円となっています。平均価格は3,266,000円ですら高額となっているだけに、全体的な価格帯の高さが伺えます。

>>フルートの相場について詳しくはコチラ

パウエルのフルートはどんな人ににおすすめ?

パウエルのフルートは機能性もありつつ、それ以上にフルートとしての美しさがあるものを手に入れたい方にはおすすめです。初心者向きではないものの、ある程度の技術が身に付いてきた方であれば、演奏には支障ないでしょう。

楽器の美しさは演奏の時にも映えますので、見た目も演奏も美しいものを目指すのであればパウエルのフルートは打ってつけでしょう。

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パウエルの評価や評判

パウエルは老舗としての高い評価もありますが、多くの方から支持されるフルートメーカーです。そのため世界的にも好評であることは疑いようがありません。しかしその一方で、悪い意見を上げる方もやはりいらっしゃいます。こちらではパウエルの良い意見、悪い意見をご紹介していきます。

良い評価や評判

芸術的なまでの美しさが非常に高く評価されています。楽器とは一種の芸術作品です。そこを極めた伝統的な技術と、最新鋭の技術を併せ持つパウエルのフルートは様式美としての美しさを兼ねそろえており、まさしく芸術作品というに相応しいものとして賞されていました。

またキーアクションの軽さも他のメーカーにはない特徴として、評価のポイントとなっていました。必ずしも良い意見ではないものの、この軽さが良いという方もいらっしゃるためプラスとなっているようです。

悪い評価や評判

その一方でやはりアメリカで有名なフルートメーカーだけに、フルートの音色などは欧米で好まれる仕上がりとなっています。そのため、日本ではやや受けが悪いところもあるようです。日本ではダークな音色が好まれるため、どうしても評価を下げてしまう要因になるようです。

ただこればかりは好みもあるので、必ずしも悪いというわけではないですが、その独特な音色が悪い意見となってしまっていました。

パウエルで人気の高いおすすめのフルート:厳選3種

パウエルで人気の高いおすすめのフルート:厳選3種

それではパウエルで人気の高いおすすめのフルートをご紹介していきましょう。先述通りパウエルは価格が全体的に高いため、それぞれの予算でおすすめのものを3選厳選させていただきました。

購入をご検討であれば参考にしていただいてもいいかもしれません。

>>フルートの選び方についてはコチラ

予算70万円以下:シグネチャー・フルート

現在の価格はコチラ

パウエル製の中でもクオリティスタンダードを備えたのがこちらのシグネチャーモデルです。海外製でありながらコストパフォーマンスを重視した総銀製のフルートであり、クオリティを高めた総銀製の中では比較的安く手に入れられる商品でもあります。

その姿の美しさは例に漏れず、さらに音色の美しさなどをしっかりと追求したモデルとなっており、総銀製にグレードアップしたいという方にはおすすめの一品です。

予算100万円台:ハンドメイド・木管フルート(管体グラナディラ製:キー銀製)

現在の価格はコチラ

木管と言われると金属製に劣るイメージがあるかもしれませんが、こちらは世界で活躍するフルーティストやソリストが愛用する「至高の木管フルート」として知れ渡るモデルです。木管ピッコロの技術を応用し、柔らかさと力強さを併せつつ操作性を高めた商品となっています。

良質なグラナディラを使い、高い完成度を確立した1本なだけに価格もかなり高いですが、フルートが本当に好きなら無理をしてでも購入して損はない逸品です。

予算300万円以下:ハンドメイド・フルート(ルビー・オーラマイト)

現在の価格はコチラ

パウエルのハンドメイドモデルはどれも非常に高価ですが、その中でも3,000,000円以下で購入できるのがこちらの商品です。世界のトッププレーヤーたちでさえも魅了されるそのクオリティはまさしくパウエルを代表するモデルであり、全てのフルートの指標とも言える完成度となっています。

造形の美しさは元より、フルート本来が持つ美しく女性的な音色が心地いい、そして高い操作性によってフルート奏者の思惑通りの音を奏でてくれるフルートとなっています。

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