スピンバイクの種類や特徴と上手な選び方

エアロバイクと言っても様々な種類があるのはご存知でしょうか?その種類によって性能は違い、目的に合わせて購入しなければ効果的にトレーニングすることはできません。
そこでこちらではその形状の1つであるスピンバイクの種類や特徴と上手な選び方をご紹介します。
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エアロバイクとスピンバイクの違い
スピンバイクは前部あるいは後部に重くて大きなフライホイールが使用されており、スポーツタイプの自転車のようなハンドルとサドルとなっており、運動姿勢は前傾となるのが特徴となっている点です。
長時間の高負荷トレーニングが可能となっているのは、ピスト仕様(ペダルを急停止させられない)となっているためです。それにより自転車競技者の方に向けたエアロバイクとなっています。
形状としてはの違いも然ることながら、他のエアロバイクと違う点がいくつかあります。それが以下の点になります。
商品 | スピンバイク | エアロバイク |
使用目的 | 無酸素運動・有酸素運動 | 有酸素運動のみ |
連続使用時間 | 主に無制限 | 30~60分 |
耐久性 | 高い | 低い |
ホイール | 大型ホイール | 小型で軽量 |
駆動部 | チェーンまたはベルト駆動 | ベルト駆動 |
駆動方式 | 固定ギア | フリーホイール |
サドル | 自転車競技用 | フィットネス用 |
ペダル | 強度・品質が高い | 最低限の強度 |
メーター | 無いものもある | 標準メーター プログラムもあり |
負荷方式 | 摩擦式・マグネット式 | ベルト・電磁・ マグネット式 |
ハンドル | レーシングタイプ | ベーシックタイプ |
こう見てもかなりの違いがあります。それだけ競技者用に特化した仕様となっていると言えます。全体的にもエアロバイクより強度が高く耐久性に優れているのも特徴と言えます。
スピンバイクを選ぶポイント
スピンバイクを選ぶポイントは競技者が乗る上で必要な性能があるかどうかです。
まずサドルの高さや前後の位置、ハンドルなどポジションの自由度が高いものかどうかです。競技者はそれぞれ自分に合ったポジションにしなければ、変な癖がついてしまいます。
スピンバイクのトレーニングでも実際に乗るバイクと同じようなポジションをとれるように調整できなければいけません。この際サイズももちろん重要になります。しかし説明しだすと長くなるので、サイズについては関連ページを参照してください。
またペダルの交換が出来るかも重要です。ペダルは自分の足に合うものにする必要もありますが、競技によってペダルに違いがあります。
こちらも実際に乗るバイクと同種のペダルを付けることで競技と同じ状態でトレーニングを必要があります。そうなると標準のものではなく、他の物に交換できるかも選ぶ1つのポイントとなるわけです。
先述した通り、スピンバイクは全体的に耐久性は高いと説明させていただきましたが、あまり安いものに手を出してしまうと粗悪なものを購入してしまう可能性もあります。また連続使用時間に制限が出てしまうものも出てきてしまうので、制限が設けられているかどうかも選ぶポイントとして見ておく必要があります。
スピンバイクの負荷方式
スピンバイクは大きく分けて2種類の負荷方式を採用しています。エアロバイクとの違いでも記載しましたが、摩擦式とマグネット式となっています。
それぞれの違いは静音性やスムーズさに直結します。また価格にも違いがあるため、選ぶ際最も気を付けなければいけいない点になってきます。
ここからそれぞれの特徴などを説明させていただきますので、把握しておいていただけるといいです。
摩擦式の特徴
フライホイールにフェルトを挟んだ接触型の摩擦パッドを調整することで負荷を発生させる方式になります。
摩擦式のメリット
かなりハードなトレーニングに向けられており、調整次第でかなり強い負荷をかけることが可能となっているのがメリットで、バイクトレーニングを主とした自転車競技者やアスリートに向いている負荷方式となります。
摩擦式のデメリット
先述の連続使用時間に関わってきますが、安いバイクのものだと精度が悪くかつ錆びやすいので頻繁にパッドの交換が必要で、音がうるさくなってしまうことがあります。
もともと負荷が高いと音が出てしまうため、安物を買えばさらにうるさくなる可能性があるのがデメリットです。
マグネット方式の特徴
マグネット負荷方式はフライホイールに永久磁石を近づけたり遠くしたりすることで、負荷をかける方式になります。スピンバイクに搭載されるものはエアロバイクのマグネット式と違い、電磁負荷式に近いものとなります。
止めるときはレバーを最大にすると88表示が出て止まるようになっています。
マグネット方式のメリット
非接触型なので音がほとんどしないのがメリットです。摩擦式だとどうしてもフェルトが直接接触するため音がしてしまいますが、こちらは全く接触しておらず、機械音もないため負荷方式の中では最も静かです。
マグネット方式のデメリット
負荷は放物線上に変化し、急に重くなったり軽くなったりするため、筋肉に突然負荷がかかってしまうため怪我をする可能性があるというデメリットがあります。
また摩擦方式より負荷が軽めであることや、安いものを買ってしまうと連続使用制限があるなどスピンバイクには向かいないことがあるため注意が必要です。
スピンバイクの動力伝達方法
スピンバイクには他のエアロバイクと大きく違う部分としてもう1つ、動力伝達方法にも違いが出てきます。その方法はベルト式とチェーン式になります。
こちらも音や摩耗具合も変わってくるため、選ぶ際のポイントとなるのでしっかり押さえておきましょう。
ベルト方式の特徴
ベルト式は他のエアロバイク以上に幅広で肉厚のベルトを使用しています。動力部であるシャフト部分から負荷がかかっているフライホイール部分までを繋いでいます。高額なスピンバイクに使用されています。
ベルト方式のメリット
ベルト式は静音性が高く、漕いでいる時もベルトの音は気になりません。また注油の必要がなく、手入れがあまり必要ではないのもメリットです。
ベルト方式のデメリット
手入れの必要はないのですが、ベルトである以上摩耗し、いずれは交換しなくてはいけません。耐久性はあるものの、滑りだし力を上手く伝えないようなら交換が必要です。
チェーン方式特徴
通常の自転車と同じチェーンを噛ませ、漕いだ力を確実に伝える方法です。そのためぺダリングがしやすいものが多く場合によってはこちらを好む方もみえます。
チェーン方式のメリット
先述通り、漕いだ力をしっかりと伝達してくれるのがメリットとなっています。確実に伝達してくれるので力が逃げることは無く、また負荷もしっかりとかかるので効果的にトレーニングができます。
チェーン方式のデメリット
スピンバイクのメーカーがそのまま自転車メーカーではないため、安いものだとチェーンとギアのかみ合わせが悪いことがあります。そのため音がかなりしてしまいます。
高いものは精度も高いので音は抑えられますが、ベルト式と比べると気になるレベルなのがデメリットです。
またチェーンの耐久性を保つため定期的に潤滑油の注入が必要なのも多少の手間となっています。
おすすめスピンバイク:厳選3種
さてここまでスピンバイクの特徴や選び方をご紹介してきました。それでもなかなか購入するにはポイントが多いため大変だと思います。
そこでここからはこれを選べば間違いない、という3種類のスピンバイクを紹介させていただきます。購入の参考にしてみてください。
ハイガー産業 / HG-YX-5006
現在の価格はコチラ |
スピンバイクの中でも高性能で、デザインも良く静音性に優れた商品となっています。価格も安くコストパフォーマンスや耐久性にも優れているので非常におすすめの商品です。
この価格帯にもかかわらずベルト式の駆動方式を採用しており、貼り付けられているステッカーも剥がせると、至れり尽くせりな仕様です。
リーディングエッジ / SPN-ES08
現在の価格はコチラ |
スピンバイクの中でも比較的扱いやすい製品で、初心者でも使用できるスピンバイクとなっています。そのため玄人の方には物足りない仕様かもしれませんが、駆動方式がベルトであることや、モニターを装備してこの価格はコストパフォーマンスが高いと言えます。
ホライズン / ELITE IC 7.1
現在の価格はコチラ |
非常に重厚感のあるデザインになっています。値段としても高めですが、フライホイールも20kgのものと重量があり高い負荷を実現しつつ安定感のある仕上がりとなっています。
駆動方式もベルトを採用しており、ディスプレイはLCDと見やすくなっています。表示項目も時間・距離・消費カロリー・心拍数・RPM・速度・気温など様々なデータが見れるようになっており、大変スペックの高い商品となっています。