黒ずむ?エアロバイクでお尻が痛い原因と対策方法
ダイエットやトレーニングで使うエアロバイクですが、長時間乗り続けようと思うとどうしてもお尻が痛くなってしまうことってありますよね。そのまま我慢して乗り続けると黒ずんでしまう可能性もあります。
このお尻の痛みは誰もがなるわけではないのです。となると必ず原因があり、それを解明できれば対策もできると言うものです。こちらではエアロバイクでお尻が痛くなる原因と対策方法をご紹介します。
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エアロバイクでお尻が痛くなる原因
それでは早速、お尻が痛くなる原因から探っていきましょう。考えられる原因は4つです。
- サドルのクッション性
- ペダルの負荷が軽すぎる
- エアロバイクを漕ぐ時の姿勢
- 身体が成れていない
サドルの問題だけかと思った方もみえるかもしれませんが、実はそれだけとも言えないのです。
もちろんサドルの形状を変えるだけで痛みが解消する方もみえますが、そうでない方は痛みに耐えなければいかないかと言うと、そういうわけではないということです。それでは1つずつその原因の詳細を見ていきましょう。
エアロバイクのサドルが痛みの原因
エアロバイクのサドルの形状はロードバイクのような硬いサドルのものもあります。どのような形状にしろ、長時間あの硬さのサドルに腰を下ろしていると、上半身の体重を全て腰が受け止めている分、痛みを感じてしまいます。
さらにペダルを漕ぐことによって、大腿骨が上下するため、硬いサドルと接触する部分は負担がかかりやすく、余計に痛みを感じてしまいます。あるいは、サドル前部に股間部分が押し付けられることでも痛みが出てしまいます。
そうなるとこのサドルとの接触部分の負担を緩和できれば、痛みを解消できる可能性が出てきます。
サドルカバー(サドルクッション)で対策
サドルそのものを変えるのはなかなか高価なので、ジェルクッション系のサドルカバーやクッションを購入するといいです。サドルに被せるタイプなので、全体的に負担を軽減し、痛みを解消できます。
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レーサーパンツを着用して対策
ロードバイクに乗る人たちが使うレーサーパンツも痛みの対策になります。レーサーパンツはもともと長時間バイクに乗ることを前提に開発されているため、股間部からお尻にかけてクッションが入っています。
このクッションのおかげで痛みを軽減することが可能となっています。
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ペダルの負荷が軽すぎるとお尻が痛い
2つ目の原因としてペダルの負荷が軽すぎるとお尻が痛くなることがあります。負荷が軽いということはそれだけ多くペダルを漕いでしまうことになります。
そうなると必然的にお尻が何度もサドルと擦れることになるので、余計に痛みを感じることになります。そのためある程度の負荷は必要となっていきます。
また負荷が大きくなればなるほど、ペダルを踏むために自然と立ち漕ぎのような体勢となっていきます。
そうなれば、お尻とサドルに触れる時間が短くなるため痛みが減少します。ただその分だけ太ももには疲れがたまるので、きついトレーニングになる可能性はあります。
エアロバイクを漕ぐ正しい姿勢
エアロバイクに乗る時にどのような姿勢で座っているか、その座り方によってお尻に痛みが出てしまう可能性もあります。
まず自転車に乗る時はハンドル・サドル・ペダルの3点に体重を分散させる必要があります。もちろん、サイズの合わないエアロバイクを使用している場合は体重を分散させにくくお尻が痛くなる可能性が高いので、サイズ選びもしっかり見直しましょう。
自転車の比重
通常の自転車は腰から上は直立の状態でサドルに座り、ハンドルは方向をコントロールするために握る程度、ペダルも大きな負荷はかからないため、軽く踏み込む程度になります。そうなると体重を支えるためにサドルに分散比重が偏るわけです。
MTBの比重
MTBだと負荷が大きくなるため、ペダルの比重が大きくなります。またハンドルは自転車同様、方向をコントロールするためあまり体重をかけませんが、踏み込むためにやや前傾姿勢になるため、自転車よりも大きくなります。
その分だけ、サドルに乗る比重は小さくなるため、ペダル>サドル>ハンドルのような関係になります。
ロードバイクの比重
ロードバイクに関してはさらにペダルとハンドルの比重が大きくなり、サドルは体勢を整える程度といった位置づけになってきます。
このような関係から比重関係はこのようなイメージになります。
車種 | ハンドル | サドル | ペダル |
シティサイクル | 10 | 70 | 20 |
MTB | 20 | 30 | 50 |
ロードバイク | 40 | 20 | 40 |
個人差もあるためあくまでイメージです。しかしロードバイクに乗る方の意見でもこのような比率の割合と言ってみえる方もみえます。
エアロバイクで自転車(ママチャリ)と同じようにサドルに思いっきり体重を預けてしまえば痛くなるのは当然でしょう。トレーニング中にハンドルから手を離して本を読んでいたり、スマホを触っていたりすれば当然この姿勢になってしまいます。
MTBやロードバイクと同じ前傾姿勢をとれば、サドルにそれほど接触しないため痛みを感じることもなくなってきます。例えプラスチック製であったとしても痛くなることは無いでしょう。
姿勢は前傾で、サドルはあくまでもポジショニングの為に使用する程度だと思って漕ぎ方を見直してみると、痛みを解消できる可能性があります。
エアロバイクを続ければそのうち痛くなくなる
慣れが足りないという可能性もあります。どのようなトレーニングでもそうですが、やり始めたばかりの頃は違和感や痛みを伴うことがあります。それは体がその動きに慣れていないためです。
エアロバイクも例に漏れず、サドルに座った状態で漕ぎ続けることに慣れていないと痛みが出てくることがあります。それを解消するためにはやはり慣れるまで漕ぐことが大切です。
しかしそのために短期的に無理に継続しようとしては意味がありません。長期的な目で見ることになりますが、適度に休みながら徐々に体を慣らしていく必要があります。なかなか慣れないからと言って諦めず、続けていってください。
また、極論のように聞こえるかもしれませんが、「エアロバイクに乗っていてお尻が痛い」というのは、痛くなるまで座っているから痛いのです。しっかり負荷をかけてペダルを踏み、腕で上半身を支えて漕げば痛くないのです、お尻が痛くなったら休憩しましょう。そうやって筋肉や体力がついてくることで、お尻は痛く無くなってくるのです。
エアロバイクはお尻が黒ずむ?
上述の正しい姿勢で漕がず、サドルに体重を預け過ぎてしまえば、サドルと大腿骨の付け根の部分が擦れ続け、そのダメージがメラサイトに働きかけメラトニンを造成し、色素の沈着が起こる可能性があります。
これはぺダリングによる皮膚と着衣との摩擦刺激が原因となります。これは長時間のトレーニングによる体重加圧、体温上昇に伴う汗の蒸れ、冬場の低い気温がもたらす乾燥など条件によりさらに酷くなることがあります。
これを回避するためにはどうしたらいいのでしょうか。ここからはその対策を解説させていただきます。
お尻の黒ずみ対策
お尻の黒ずみは結局のところ皮膚への摩擦刺激であることが分かっていただけると思いますが、そうなると痛みを軽減できれば黒ずむ可能性は低くなります。
レーサーパンツなどはこの摩擦刺激を極力減らす設計になっているため、よりおすすめになります。
それだけでは心配という方はトレーニング後、すぐに汗を拭き取ってクリームなどの保湿剤を塗ってあげてください。
さらに入浴したあと肌が柔らかくなったところで、ピーリング剤などで角質を剥がすことで、摩擦刺激でメラトニンが沈着してしまうことを防ぐことができます。角質の取れた柔らかい肌を守るためにも保湿をしっかりましょう。