ヨガマットとピラティスマットの違いとは?
ヨガマットを探していると、時折見かけるのが、ピラティスマットとよばれるピラティスをする際に使用するためのマットです。パッと見の姿や形はヨガマットと大差のないピラティスマット。一体どんな違いがあるのでしょうか。
ヨガをするために使うマットは必ずヨガマットでなくてはいけないのでしょうか。ここでは、そんなヨガマットとピラティスマットの違いや、そもそもヨガとピラティスは何が違うのかについて解説していきます。
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ヨガマットとピラティスマットの違い
ヨガマットとピラティスマットの最も大きく違う点、それは厚みでしょう。もちろんこれにもは好みの問題があるので一概にどちらがということではありませんが、一般的にピラティスで使用されるマットの方が厚みがあります。
ヨガに比べるとピラティスはマットの上を転がったり、横向きになるなど動きの多いエクササイズです。そのため背骨などの骨が床に当たる動きが多く、マットが薄いとどうしても痛みを伴ってしまうことになります。
このことから基本的にはピラティスはヨガの際に使用するマットよりも厚手のマットの方が使用に適しているということになるでしょう。通常は5mm以上のものをピラティスマットとしていることが多いようですが、8mm以上のものがおすすめです。
マット厚みによるメリット・デメリット
上記にように厚みがあるものがピラティスマットだという解説をしましたが、マットの厚みの違いによるやりやすさの違いはどのような点にあるのでしょうか。ここではそれを解説するためにマットの厚みにおけるメリット・デメリットを紹介していきます。
ピラティスマット向け厚みのあるマットのメリット・デメリット
まず上記でも解説した通り、マットに厚みがある方が体を床に接していたとしても、痛みを感じることが圧倒的に少なくなります。これは厚みのあるマットを使用することによる最大のメリットと言えるでしょう。
では一方で厚みのあるマットのデメリットとは一体何なのでしょうか。まず挙げられるのは、持ち運びがしにくくなるということでしょう。厚みがある分どうしてもかさばってしまうばかりか重さもそれなりになってしまいます。
また厚みがある分足元が不安定になりがちでバランス系の動きがやりにくくなる点もデメリットであると言えます。つまりヨガなどのバランスをとる動きの多いエクササイズには不向きであると言えるでしょう。
ヨガマット向け、薄手マットのメリットデメリット
一方でヨガマットに向いた薄めのマットは、たたんだ際にも比較的コンパクトになるとともに重量も厚みがあるものに比べて軽くなります。持ち運びの面においては良いと言えるでしょう。
しかし厚みがない分、姿勢によっては床に接する部位に痛みを感じる可能性もあります。こういった面からピラティスでの使用に関してはデメリットの部分が際立ってしまうということになるでしょう。
またヨガマットは薄いため床とのマットが滑りにくくなっているのも特徴です。このことから片足で立つなどバランスをとる動作がやりやすく、薄手のため厚みのあるマットよりもバランス自体が取りやすいと言えるでしょう。
ヨガとピラティスの違い
ここまでヨガマットとピラティスマットの違いについて解説してきましたが、そもそもヨガとピラティスの具体的な違いはどこにあるのでしょうか。似ている部分や違っている部分などに関して、比較しながら簡単に解説していきます。
ピラティスの運動とは
ピラティスというのは、ボディライン改善に良いとうことで2000年頃から海外セレブの愛好者が増え人気となりました。その動きは音楽に合わせた運動であり普段の生活では使われてない筋肉を刺激します。
これによって体の余分なたるみなどを改善し、体型維持やボディラインの改善につながるとされています。実際にはヨガを参考にして生まれたものでもあるためヨガと似ているとされていますが、実際には違うものであると言えるでしょう。
ヨガとピラティスの比較
ヨガはインド発祥で本来は宗教的な観点に基づいた修行の要素として普及していたものです。そのため運動やエクササイズというよりも、瞑想による抑うつや、リラクゼーション効果を期待して行われるものとなります。
つまり、運動を行うことによる体型改善などためのエクササイズというよりも、呼吸に焦点を合わせたストレッチという要素が強いものとなります。ただ突き詰めるところでは心身をリラックスさせ体を自然な状態にするという面においては目的は似ていると言えるのかもしれません。