今さら聞けない!ダーツのルールやマナーとゲームの種類
ダーツは楽しそうだけど、ルールやマナーが複雑そう…と思っていませんか?確かにダーツには公式のルールやマナーがありますが、そんなに難しいことはありません。
今回はこれからダーツをやってみようかなと思っている人に向けて、ダーツを楽しくプレイするのに最低限覚えておきたいルールやマナーを紹介していくのでぜひ参考にしてみてください。
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ダーツの基本的なルール
ダーツにはサッカーや野球のように試合(ゲーム)も存在するのできちんと決められたルールがあります。しかし、知人や友人とプレイする際などは細かいルールは気にせずに、楽しくプレイすることが1番です。
ここでは最低限ダーツをプレイするときに守らなければならない基本的なルールを説明していくので、難しく考えすぎずに読み進めていただければと思います。
- 正しいスローの位置
- ラウンド
- 正しいスローの仕方
- 正しいスローの順番
正しいスローの位置
ダーツを投げる位置を示すラインをスローイングラインと言いますが、これはダーツボード面から垂直の線を床まで引き、その線から237cmの位置にあります。ダーツを投げる際にはこのスローイングラインより後方で投げましょう。
ラウンド
プレイヤーは3本のダーツを1本ずつ投げて点数を計算していきます。全てのプレーヤーが一巡することをラウンドと言い、ゲームによってラウンド数は異なります。例として、決められた点数を0点にすることを目指す01競技では以下の通りです。
- 701ゲームは20ラウンド
- 501ゲームは15ラウンド
- 301ゲームは10ラウンド
正しいスローの仕方
ダーツをスローするとき、狙いを定めているときは、
- スローラインを超えてはならない
- 片足をフロアにつけていなくてはならない
の2点を必ず守ります。上記2点が守られていればスローラインの両側にはみ出ることや、上半身だけがスローラインより前に出ても大丈夫です。
正しいスローの順番
ダーツの順番を決める際にはコークをおこないます。コークとは1本のダーツでブルを狙う順番決めのことで、最初にじゃんけんかコイントスでコークの順番を決めます。コークでブルに近かった方が第1レグの先攻になります。
コークで勝者が第1レグの先攻になった後、第2レグ以降は2つのルールのうちどちらかで進めていきます。
- 敗者先攻ルール…第2レグ以降は前レグの敗者が先行になる
- 先攻固定ルール…第2レグ以降は勝敗に関係なく先攻と後攻が交互に入れ替わる
どちらのルールでも最終レグがCHOICEの場合は、コークをおこないます。
ダーツの得点の数え方
ダーツを始めたばかりの人はボードの見方に戸惑う人も多いかもしれませんが、一度覚えてしまえば難しいことはありません。
ダーツボードの見方
エリア | 得点 |
シングル | ナンバーがそのまま得点 |
ダブル | ナンバーの得点が2倍 |
トリプル | ナンバーの得点が3倍 |
ブル | ゲームによって25点or50点 |
ダブルブル | 50点 |
無得点になる場合
- 得点エリアの外に刺さってしまった
- 先に投げたダーツの上に乗ってしまい、ボードに刺さらなかった
- 先に投げたダーツのフライトに刺さった
- ダーツボードまで届かなかった
- ボードからはねて床に落ちた。ただし、ダーツボードが感知できていれば得点になる
- スローラインから足が出てしまった
これらの場合は無得点になってしまうので気を付けましょう。
正しいダーツのマナー
基本的に難しいマナーは存在しません。ただしダーツは「メンタルスポーツ」と言われるように集中力や精神力が重要なスポーツです。一緒にプレイする人や横でプレーする人の集中力を欠くような行為をしてはいけません。
また、ボードによっては投げたダーツが抜きにくいこともありますが、無理に抜くとボードやダーツの故障の原因になるので1本ずつ丁寧に抜きましょう。
プレイ前後の正しいマナー
- 試合前後には「よろしくお願いします」「ありがとうございました」と握手をする
- 試合中、相手に断らずに席を外さない
- ダーツはダーツボード以外のものに投げない
- ダーツを人に手渡すときはポイント部分を向けない
- ダーツボードと投げている人の間を横切らない
- プレイしている人の視界に入らない
- 前のプレイヤーがダーツを抜き終わってスローイングラインの後方に行くまで構えない
- ダーツをアンダースローで投げない
プレイ中の正しいマナー
- 相手がプレイしているときは騒がない
- 負けていても投げやりな態度をとらず、最後まで本気でやる
- 勝っていたとしても相手をバカにしたり、手を抜いてはいけない
- わざと投げるのを遅くしたりして相手のペースを崩すような行為はしない
- 他人のダーツを無断で使用しない
- 掛け声や応援は3本投げ終わってからおこなう
プレイ中の掛け声
ダーツには下記のような掛け声が存在します。
- 「ナイスハット」…3本のダーツが全部ブルに入ったとき
- 「ナイストン」…1ラウンドで101点以上が出たとき
- 「ナイスワン」…1ラウンドで1本ブルが入ったとき
- 「ナイストライ」…難しいことに挑戦して失敗したとき
必ずしもと言うわけではありませんが、大会やトーナメントでは多く使われています。場所や雰囲気に応じて使ってみると楽しさが倍増しますよ。
定番のダーツゲームの種類
ダーツのゲームを大きく分けると下記のようになります。
- 競技用のゲーム
- 練習用のゲーム
- パーティー用のゲーム
基本的に競技用のゲームをプレイするのが一般的ですが、パーティ用のゲームは運要素が強いので初めてプレイする人や女性でも楽しめるようになっています。
競技用のダーツゲーム
プロのトーナメントや大会では主に以下の3つがプレイされます。公式の試合ではゼロワンとクリケットを交互にプレイするのが一般的です。
COUNT UP (カウントアップ)
カウントアップは3投を1ラウンドと数え、全8ラウンド終了後の得点を競い合うゲームです。とにかく高得点であることが大切なので積極的にブルを狙っていきましょう。
>>カウントアップのルールやコツと上達方法について詳しくはコチラ
01 (ゼロワン)
01は初めに決められた持ち点からダーツの当たった得点をマイナスしていき、先に0にした人が勝ちになるゲームです。最終は0よりもマイナスとなるとBUSTになるので、ピッタリ0になるように調節します。なお、ラウンドの上限が決まっているのでいつまでも終わらないということはありません。
CRIKET (クリケット)
15、16、17、18、19、20、ブルがターゲットとなるゲームです。6つのナンバーとブルに当たるとマークがつき、3マーク付けばオープンとなり、オープン以降からさらに当たれば自分の得点となります。
>>クリケットのルールやコツと上達方法について詳しくはコチラ
練習用のダーツゲーム
ダーツではどんなゲームにしろ「正確な狙い」が重要です。練習用のダーツゲームでは特に狙いの正確性が重要になるので、ダーツの腕をあげたい人には持って来いです。
CRIKET COUNTUP
1ラウンド目にブル、1ラウンド目に20など、指定されたナンバーを狙うゲームです。指定されたナンバーしか得点にならないので、正確な狙いが必要になります。
EAGLES EYE
得点になるのはブルのみという高難易度のゲームです。シングルブルは25点、ダブルブルは50点となり、全ラウンドの合計点を競います。
パーティー用のダーツゲーム
ダーツライブやフェニックスなどの機種には多人数で遊べるパーティ用ゲームが存在します。スロットのようにジャックポットがあったり、ハットを重ねていったりと、多くは運要素の強いゲームなので、ダーツの初心者や女性でも十分楽しめる内容になっています。
ソフトダーツの一般的な試合の流れ
- コークで先攻後攻を決める
- コークで勝った方が先攻で01をおこなう
- 01の敗者が先攻でクリケットをおこなう
- 2勝したほうが勝ち
- 1勝1敗の場合は再度コークをおこなう
- コークで勝った方が先攻、負けたほうは01かクリケットを選ぶ
- 最終決戦
先行後攻の決め方
コークではまず、じゃんけんかコイントスでコーク自体の先攻後攻を決めます。それから勝った方が先攻でダーツを1本投げ、次に後攻が投げ、ブルに近かった方がゲームの先攻となります。