素材・形状・中綿!寝袋の性能を徹底比較
自分にとって最適な寝袋を探し出すには、比較するポイントを見極めなければなりません。ポイントを見極めることで寝袋選びも楽になりますし、何よりも購入しての失敗がなくなります。
そこで、素材・形状・中綿、それぞれの比較ポイントを徹底的に解説していきます。寝袋メーカーの特徴や評判も紹介するので、比較検討にはもってこいです!
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寝袋選びで知っておきたい比較のポイント
寝袋を選ぶときには、見た目や雰囲気で何となく決めてしまう人もいることでしょう。それが必ずしも悪いとはいいませんが、寝袋の性能のことを考えたらあまりおすすめはできません。
寝袋選びには比較するポイントがあるので、そこを抑えておくのが大切です。比較するポイントを大きく分けると2つあります。それは、形状と素材です。
寝袋の形状にもいくつかあり、形状によってメリットやデメリットも違います。素材に関しても、寝袋に使われている素材によって、性能が大きく変わってきます。
また、素材には表面素材、肌面素材、中綿とあるので、使われている素材を見極めることはかなり重要になります。
あまりにも細かいところまで比較してしまうと、選ぶまでにかなりの時間がかかりますから、そこまでしなくても良いでしょう。
初心者であっても、ポイントである寝袋の形状と素材のことは頭に入れて、寝袋を選ぶように心がけましょう。
寝袋を形状で比較
寝袋には4つの形状が存在します。それぞれに良いところもあれば悪いところもあります。形状を比較していくことで、自分の求めている寝袋に近づくことができます。
存在する寝袋の形状を把握し、複数の寝袋を比較するときに役立てましょう。
封筒型寝袋の特徴
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封筒の形をした長方形の寝袋です。形状の中でも一番布団に近く、良く使用されているのを見かけます。連結可能タイプもあるので、行く人数によっては実力を発揮してくれる形状です。
使用最低温度が高いものが多く、3シーズン向けのものが多いのも特徴です。
封筒型寝袋のメリット
- 価格が安い
- 圧迫感が少ない
- 使用感が布団に近い
- 丸洗い可能なタイプもある
- 連結タイプもあり大人数での使用も可能
封筒型のメリットとして、価格が安いことが挙げられます。長方形で布団にも近く圧迫感も少ないことから、落ち着いて寝ることもできるでしょう。
丸洗いできるタイプも多く用意されているので、寝袋をいつまでも清潔に保つことができます。連結可能なタイプでは、家族揃って仲良く寝ることもできるので、小さな子供がいる家庭にはピッタリです。
封筒型寝袋のデメリット
- 重い
- 保温性が低い
- 収納サイズが大きい
封筒型は保温性の低いものが多く、すごく寒い場所で使用するのは向きません。中にはオールシーズン用もありますが、そのようなものを購入するときにも良く調査をしてからが良いでしょう。
収納面でも、ある程度はコンパクトになるものの、収納サイズが大きくなってしまいがちです。布団のような形でそこそこ重く小さくはないので、収納時のコンパクトさを求めている人には向きません。
マミー型寝袋の特徴
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マミー型はミイラ(マミー)が語源の寝袋です。ほとんどのマミー型寝袋はダウン素材を使用しており、保温性に優れるのが特徴です。
温かい時期に使用するというよりは、寒い時期や寒冷地での使用に向いています。高性能なため、高額な寝袋が多い傾向です。
マミー型寝袋のメリット
- 軽い
- 保温性が高い
- 収納サイズがコンパクト
- 丸洗い可能なタイプもある
マミー型寝袋は、高性能なものが多く保温性が高いことから、寒い場所でも快適に過ごすことができます。軽くて収納サイズもコンパクトなため、登山など人が持って歩く距離が長いときには重宝します。
マミー型寝袋のデメリット
- 圧迫感がある
- 高いものが多い
- 寝返りをうちにくい
ダウン素材を使用しているものが多いマミー型寝袋でも、多少の圧迫感はあります。この圧迫感が気になる人が多いようです。
圧迫感があるだけではなく、寝ている態勢が限られているために寝返りもうちにくいです。価格帯も高額なものが目立つので、性能重視でなおかつ長く使いたい人はマミー型が良いでしょう。
ラップ型寝袋の特徴
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マミー型の肩口を広くしたタイプの寝袋です。ドローコードを引けば、寝袋が頭まで包み込んでくれるのが特徴です。マミー型と形状が似ていて低価格なので、とても手を出しやすい寝袋といえます。
真冬に使うというよりは、春、夏、秋の3シーズンの使用に向いています。
ラップ型寝袋のメリット
- 価格が安い
- 収納サイズがコンパクト
- そこそこの保温性がある
- 丸洗い可能なタイプもある
ラップ型寝袋は価格の安いものが多いのですが、そこそこの保温性を持っています。少しくらい寒い時期であれば問題なく使用することができるでしょう。
収納サイズもコンパクトなので、自転車やバイクでキャンプに行くときなんかは便利な寝袋です。
ラップ型寝袋のデメリット
- 重い
- ダウンが少ない
- 真冬には向かない
ラップ型はマミー型と形こそ似ていますが、性能面では落ちてしまいます。ダウンが少ないこともあり、真冬の使用には向かないといっても良いでしょう。
多少の重さもあるので、持ち運んでいるときや寝ているときには少し気になるかもしれません。
人型寝袋の特徴
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人型寝袋の最大の特徴は、ある程度自分の自由に動けるところです。洋服と同じような形をしていることもあり、通常の寝袋と比べても行動範囲が広いです。
商品数も多く高性能な寝袋も用意されているため、キャンプでも自宅でも使い勝手が良い寝袋です。
人型寝袋のメリット
- 動き回れる
- 開放感がある
- 寝返りがうちやすい
- 丸洗い可能なタイプもある
- デザイン性に富んだ寝袋が多い
人型寝袋のメリットは動き回れるところです。寒い時期でも、寝袋を身に着けたまま動き回れるのは大きなメリットです。また、寝ているときに寝返りをうちやすいのも魅力の一つです。
デザイン性に富んだものが多く、洋服を購入するときのように選ぶ楽しさも堪能できます。
人型寝袋のデメリット
- 意外と大きい
- しまうのが面倒
- 脱ぎたいときにすぐ脱げない
メリットが多い人型寝袋にも欠点があります。大きな欠点こそないものの、大きかったり脱ぎたいときにすぐに脱げなかったりと、少し煩わしさを感じてしまうこともあるでしょう。
どうしてもコンパクトに収納したいという人に、人型寝袋は向かないかもしれません。
寝袋を中綿の素材で比較
寝袋を選ぶときに、必ず比較しなければならないポイントとして、中綿の素材が挙げられます。中綿に使われている素材一つで寝袋の性能が大きく変わるので、面倒でも比較するべきです。
ここでは、化学繊維とダウンを比較していきます。どちらも特徴・メリット・デメリットに違いがあるので、どのような違いがあるのか、ある程度把握しておきましょう。
化学繊維の中綿の特徴
化学繊維の中綿を使用した寝袋は商品数が多く、グレードの高いものでも低価格で購入することができます。手入れも楽で、メンテナンスに時間をかける必要がないのが特徴です。
化学繊維のメリット
- 安い
- 水に強い
- 保管が楽
- 通常の洗剤を使用可能
安い上に水に強く保管が楽な化学繊維の中綿は、コスパに優れています。洗うときにも通常の洗剤を使うことができ、いつでも清潔に保つことができます。
化学繊維のデメリット
- 重い
- 保温性が低い
- 収納サイズが大きい
化学繊維はダウンに比べると保温性に乏しいです。しかしながら、使用する時期を制限すれば快適に過ごすことができます。
収納するときには少し大きめになってしまいますが、車での移動であれば特に問題はないでしょう。
ダウンの中綿の特徴
ダウンは保温性が高く寝袋に向いた素材です。最低使用温度が低いため、寒い日は体を温めてくれ、寝ているときにはふかふかの感触が体を包み込んでくれます。
高額な素材ですが、ワンランク上の寝袋を求めている人にはピッタリの素材です。
ダウンのメリット
- 軽い
- 収納サイズがコンパクト
- ふかふかして寝心地が良い
ダウンは、ふかふかしていて温かく、とても寝心地の良い素材です。ダウン自体が軽いため、持ち運びには便利だといえます。また、ダウンは手で押せば簡単に圧縮できるため、収納サイズがコンパクトになります。
ダウンのデメリット
- 高い
- 水に弱い
- 洗うときに専用洗剤が必要
- 保管状態に気を遣わないとカビが発生する
ダウンのデメリットは素材が高額なところです。素材が高額なので、中綿にダウンが使用されていれば当然、寝袋も高額になります。
ダウンはデリケートな性質なため、メンテナンスも楽ではありません。洗うときには専用の洗剤を使用しなければなりませんし、保管状態によってはすぐにカビが生えてしまいます。
高性能なダウンですが、購入するときにはデメリットのことも良く考えるようにしましょう。
寝袋をメーカーで比較
寝袋を扱っているメーカーはとても多く、寝袋を選ぶときにはメーカーで選ぶ人もたくさんいます。
メーカーによって特徴に違いがありますから、好き嫌いで選ぶだけではなく、メーカーによってどのような寝袋を扱っているのかも確認するようにしましょう。
モンベルの寝袋
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いわずと知れたアウトドア総合メーカー!登山家やキャンパーのみならず、あまり知らない初心者であっても一度は聞いたことのあるメーカーです。寝袋の商品数も多く、価格帯も様々なことから多くの人が愛用しています。
本格的なアウトドアを目指し、高品質な寝袋をと思っている人にはピッタリのメーカーです。
コールマンの寝袋
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アウトドアメーカーで、かなり大きな部類に入るといえばコールマンです。寝袋の品質も良く、キャンプやビーチなどに行くと、コールマン製の寝袋を使用しているところを良く見かけるほどです。
評判も良く、お気に入りのメーカーとして愛用している人が多い印象です。
ロゴスの寝袋
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ロゴスは、マリン専門ブランドと登山専門ブランドの中間に位置するメーカーです。寝袋の機能性も豊かで、そのほかにも使い勝手の良さ、豊富なデザイン、手頃な価格帯が特徴のメーカーです。
このことから、ロゴスは誰もが安心して利用できるメーカーといえます。
ナンガの寝袋
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全身は1941年に創業した横田裁縫で、国内生産にこだわり続ける希少な羽毛商品メーカーです。愛用者の幅も広く、有名登山家からアウトドア初心者まで様々です。
ヨーロッパ産のダウンを輸入し、国内洗浄したものを厳選して使用しているため、寝袋の品質は折り紙付きです。
スノーピークの寝袋
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今でこそ珍しくはありませんが、スノーピークは、オートキャンプのスタイルを生んだメーカーとして知られています。開発される寝袋も高いクオリティを持っており、キャンパーに人気があります。
寝袋の機能性とデザイン性も高く、安心して利用できるメーカーのひとつです。
イスカの寝袋
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イスカは寝袋の専門メーカーです。そのため、寝袋の開発に余念がありません。当然のことながら商品展開も幅広く、ユーザーのニーズを満たした寝袋を数多く用意しています。
アウトドアは寝袋からと思っている人は、イスカの製品を覗いてみることをおすすめします。
ドッペルギャンガーの寝袋
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コンセプトは「外で遊ぶ大人を増やしたい…」。今までに、数多くのヒット商品を世に送り出してきた、アウトドア総合メーカーです。
寝袋の商品ラインナップも豊富な上、ライトユーザーでも手軽に利用できるように、商品価格もリーズナブルです。
キャプテンスタッグの寝袋
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激安で知られるアウトドア総合メーカーです。オンラインショップでも安いのが印象的なキャプテンスタッグですが、寝袋の品質も良く、コスパに優れているのが特徴です。
口コミ評価も良く、安いだけにとどまらない優良なメーカーです。
スナグパックの寝袋
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世界50ヵ国以上の軍隊に愛用される、本格的なアウトドアメーカーです。寝袋の耐久性と機能性も兼ね備え、過酷な状況でも使用できるほどです。
寝袋の素材に使われる中綿は独自に開発しており、天然ダウンにも劣らない保温性を保ちつつ、縫い目から入る冷気さえもブロックしてくれます。
ドイターの寝袋
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1898年に、「ハンズ・ドイター」により創業した老舗メーカーです。下半身部分の中綿を増量したり、寒くなる部分にフリースを張り合わせたりなど、ユーザーへの配慮が伺える商品を多く扱っています。
知らない人も多いドイターですが、ドイターの寝袋も侮れません。
マウンテンイクイップメントの寝袋
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始まりは1961年、マンチェスター郊外の町の農場。現在では、高品質の寝袋を開発する有名なメーカーです。
徹底したダウンの品質管理と、独自の研究によって開発した裁縫技術は、パフォーマンスに優れた寝袋を生み出します。
フェザーフレンズの寝袋
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フェザーフレンズは、1972年にアメリカのシアトルで誕生したメーカーです。最高級ダウンを使用した寝袋は、寒さを和らげ、快適な寝心地を約束してくれます。
最高級であるため当然のことながら高額なのですが、快適さをお金で買いたい人は迷わず選ぶべきです。
マウンテンハードウェアの寝袋
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化学繊維タイプの寝袋が、米国で賞を受賞するほど有名なメーカーです。独自の製法で保温性と軽量性を両立し、快適性にも優れた商品を開発しています。
ダウン・化学繊維共に、性能面でバランスの良い寝袋を多く扱っています。
ミレーの寝袋
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1930年代に、ショルダーストラップ付きショッピングバックの製造で有名になった、フランスのメーカーです。マミー型中心のラインナップは、保温性に優れています。
最上位モデルの寝袋は、-20℃でも快適に眠れる保温力を持ち、さらには撥水加工を施しているため、ダウンであっても濡れに強くなっています。
タケモの寝袋
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2015年創業の新しいメーカーで、特に素材と構造にこだわっています。高品質でありながらリーズナブルな価格が人気を呼び、愛用者が増えている勢いのあるメーカーです。
新しいメーカーとあって知らない人も多いですが、社長がイスカの元社員だけに、今後に期待できるメーカーです。