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縄跳びとは?短縄・長縄の違いや歴史

縄跳びとは?

義務教育を受けた方なら必ず1回はやったことがあるであろう縄跳びですが、種類や歴史についてはご存知しょうか。実は今の縄跳びが生まれるまで様々な歴史があるのです。

今回は縄跳びの定義や歴史についてご紹介していきます。

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そもそも、縄跳びって何?

そもそも、縄跳びって何?

知らない方はみえないと思いますが、縄跳びとは何なのか、そこからご説明したいと思います。

縄跳びとは、自身であるいは他人が回す縄が地上を通過するたびに跳び越す遊びのことを指します。そのため「跳び縄」あるいは「ジャンプロープ」と呼ぶこともあります。ちなみに、世界的に見ると縄跳びという行為は英語で「ロープスキッピング」と言われることが多いようです。

今日ではスポーツ性の高いものもあります。跳んだ回数を競う場合と、跳び方の難易度を競う場合があります。詳しくは縄跳びの種類の項目にてご説明します。

「縄跳び」と「跳び縄」

さて先述した通り、縄跳びは別名・跳び縄とも呼ばれると言う説明をしましたが、こちらをもう少し詳しく説明したいと思います。

どちらで呼んだらいいの?」や「どちらの呼び方が正しいの?」と言う質問をときどき聞きます。これを読んでみえる方はどちらで呼んでいたでしょうか。

これは正確には”行為”と”名称”の違いになります。縄跳びとは先ほどの説明通り「縄を跳んで遊ぶ」行為を表しています。つまり遊ぶときは「縄跳びしよう!」は正しいことになります。

それに対し跳び縄とは「跳ぶための縄」と言う、縄あるいはロープの名称を指しています。縄跳びをするために「跳び縄買って!」は正しいことになります。

些細な違いと思われるかもしれませんが、正しい日本語としては意識していただけるといいです。もしお子さんがみえて、混同した言い方をしているのならしっかりと直してあげてください。

ちなみに説明中に出てきたジャンプロープも跳び縄と同様に名称になりますので、「ジャンプロープ買って!」が正解となります。

縄跳びの種類

縄跳びの種類

では、この縄跳びにはどのような種類があるのでしょうか。大きく分けて2つあります。

  • 短縄跳び
  • 長縄跳び

の2種類となります。名前としては馴染みは無いかもしれませんが、内容を聞けばよく知っているものばかりだと思います。それでは1つずつ見ていきましょう。

「モノ」としての縄跳びの種類については別のページにて解説しております。縄跳びにはどんな酒類があって、どれを選ぶべき?という方はこちらのページをご覧ください。

>>縄跳びの種類と選び方

一般的な縄跳び・短縄跳び

短縄跳びは一般的な縄跳びをイメージしていただければいいです。名前の通り短い縄を使い、1人あるいは2人で跳ぶものです。跳び方には様々な種類がありますが、基本的には前回しと後ろ回しの2種類に分かれます。

>>縄跳びの跳び方の種類一覧

跳び方と簡単な説明は以下の通りです。

名称 跳び方の説明
前回し跳び 縄を一回転させて跳ぶ。平跳びとも呼ぶ。
後ろ回し跳び
二重跳び 跳躍中に縄跳びを二回転させる。二重回しとも呼ばれる。
後ろ二重跳び
交差跳び 腕を前で交差して縄を一回転させ跳ぶ。
後ろ交差跳び
交差二重跳び 交差跳びの体制で二重跳びをする。
後ろ交差二重跳び
たが跳び 二重跳びと交差二重跳びを交互に跳ぶ。
綾跳び 交差跳びと平跳びを交互に繰り返して跳ぶ。
後ろ綾跳び
はやぶさ跳び 綾跳びの体制で二重跳びをする。綾二重跳び、速綾(はやあや)跳びとも呼ばれる。
後ろはやぶさ跳び
サイドクロス 回転する縄をいったん体の右や左にスルーさせる側振りをし、次の回旋で交差跳びをする。

側振の方向を左右に変えながら、これを繰り返す。

駆け足跳び 駆け足ししながら跳ぶ。
後ろ駆け足跳び
振り足跳び 片足で2回ずつ跳ぶ。その間にもう一方の足を前後に振るため歩くような動作になる。
後ろ振り足跳び
前回し片足跳び 縄を一回転させ片足で跳ぶ。この跳び方は足を変えることは無い。
後ろ回し片足跳び
横振り跳び 足を左右に出して跳ぶ。

長縄跳び(大縄跳び)

長縄跳びは6~8m程度のロープを用いて、ロープを振揺・回旋させて地表近くを通るときにそれを跳ぶものになります。大縄跳びの方がポピュラーな呼び方かもしれません。長縄跳びは短縄跳びと対をなす、区別のための名称です。

長縄跳びには難易度の高低がありますが、行われる長縄跳びの種類に因ります。長縄跳びには以下の遊び方、競技の仕方があります。

  • 地表近くを振り子のように振揺させて、その縄を跳ぶ。
  • 回旋する縄あるいはロープの下を潜り潜り抜ける。
  • 回旋する縄あるいはロープの中で各種の跳び方を行う。腕立てや逆立ちをしながら跳ぶ人もいる。
  • 長縄跳びの中で短縄跳びと重複して跳ぶ。
  • 長縄2本もしくは3本を回旋させてその中を跳ぶ。

上から順に難易度は上がっていると思っていただければいいです。回し手と跳び手を含め、3人以上の人数で行うのが長縄跳びになります。

また特殊な跳び方として「8の字跳び」、長縄を2本使った物の発展として「ダブルダッチ」があります。どちらも有名な縄跳びですが、長縄跳びほど長い縄は使いません。しかし短縄跳びよりは長い縄を使うので、この中間だと思ってください。

>>大縄跳びの必勝法!跳び方と回し方のコツ

8の字跳び

8の字跳びとは、跳ぶ人が8の字のように移動することからその名がつきました。この競技はギネス記録を狙う小中学校が多く、テレビ番組でもときどき取り上げられます。

過去には2011年に日本テレビ系列の「24時間テレビ 愛は地球を救う」の番組中で長縄跳び8の字跳びに挑戦し、埼玉県熊谷私立玉井小学校が213回を跳び、ギネス記録認定員により世界記録認定を受けています。

このことから団結力を生むには非常にいい競技です。ご覧になったことがある人がほとんどだと思いますが、動きがイメージできない方もみえるかもしれないので、動画を掲載しておきます。是非参考にしてください。

ダブルダッチ

短縄跳びとの区別をするため、ダブル(二重)ダッチに対して、短縄跳びを「単縄跳び」と呼ぶこともあります。

ダブルダッチ(Double Dutch)は2本の縄を使って跳びます。向かい合ったターナーと呼ばれる2人の回してが2本の縄を内側に回し、その中でジャンパーが技を交えながら跳びます。競技ともなると音楽などを交えて演技を行います。

一般の跳び方と違い、様々な技が存在します。ターナーとジャンパーの呼吸を合わせる必要もあり、かなりの難易度を誇りますが、練習を重ねることである程度の技を習得することは可能です。

>>ダブルダッチとは?ルールやジャンルの基礎知識

こちらも参考に動画を掲載しておきます。こちらはダブルダッチの基本的な技の紹介になります。これなら練習次第でできる可能性がありますね。

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縄跳びの歴史

縄跳びの歴史

さてこのような縄跳びですが、どのように生まれたのでしょうか。

この起源は1793年のドイツにまで遡ります。ドイツ人のヨハン・クリストフ・グーツ・ムーツという体育教師が出した「Gymnastik fur die Jugend(青少年の体育)」という本に縄跳びの項目があり、それが今日の体育としての縄跳びの起源だと言われています。

日本における縄跳びの歴史

日本ではその約80年後、1878年に当時教育体育の先進国だったドイツから教師を介して体操伝習所(現筑波大学)に輸入された器械体操の道具の中に縄跳びが入っていたのが始まりとされています。

ただ遊びとしての縄跳びはそれよりも遥か昔に存在していたようです。日本の童歌、室町時代の歌の中に「縄を跳びこにして」という記述があります。このことから少なくとも室町時代の遊びの中に「縄を跳ぶ」と言う行為自体はあったようです。

その派生として現在でも全国に様々な「縄跳び童歌」があります。代表的なものとして「郵便屋さん」や「お嬢さんお入んなさい」などがあります。一度は聞いたこともあるのではないでしょうか。

現代のようなスポーツや運動としての縄跳びはドイツから伝わり、遊びとしての縄跳びは室町以前の日本で既に存在していたと見られます。

ダブルダッチの起源と歴史

ダブルダッチはさらに古い歴史があります。古代フェニキアやエジプト、中国の縄メーカーが麻縄を作る過程で2本の縄を跳び越えながら縒る作業行ったことがダブルダッチの発祥とされています。

現在のダブルダッチは、その前身が、オランダ人がニューアムステルダムに持ち帰り、アメリカに伝えたのが始まりとされています。子供が2本の縄を跳んで遊んだものを見て、イギリス人が現在の「Double Dutch」と名づけました

ちなみにこの名前はイギリスの俗語で「ちんぷんかんぷん」や「理解不能」と言った意味があり、オランダ人が縄を使ったおかしな遊びをしていると言う意味で、そのような名称がつけられたのではないかと言われています。

競技としての歴史は、1973年にニューヨークのスラム街で少年非行が横行する中、それに歯止めをかけるため、ある警察官がダブルダッチをルール化し、新しいスポーツとして再生し、普及し始めました。翌74年には「第1回ダブルダッチトーナメント」が開催されています。

日本では1996年4月に日本ダブルダッチ協会が正式機関として発足し、ダブルダッチの普及活動が行われています。

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