フットサル戦術の為に覚えたいポジション名前
サッカーでのフォワードやハーフ、センターバックなど、ポジションの呼び方もフットサルは独特です。攻撃的なポジションから、「ピヴォ」「アラ」「フィクソ(ベッキ)」「ゴレイロ」と呼びます。それぞれ動き方や役割が異なります。ミニサッカーではなくフットサルを行うために、ポジションから覚えましょう。
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フットサル各ポジションの名前と戦術的な動き方
フットサルのポジション名はサッカーとは異なります。ピヴォやフィクソなどがポジション名ですが、これはポルトガル語です。以下に各ポジションごとの役割と動き方にについてご説明します。
ピヴォ
ピヴォはポルトガル語で「先端」という意味であり、サッカーでいうところのフォワードです。最も攻撃的な役割が求められるポジションです。最前線に位置取るため、相手ディフェンスを背負った状態でボールを受けることが多く、ポストプレーが求められます。
ボールを受けてからの反転シュートやポストプレーを行い、攻撃の起点となる、得点に最も絡むポジションです。当たり負けないフィジカルとキープ力が必要であり、シュート力と、こぼれ球に素早く反応するスピードも要求される専門職です。
アラ
アラはポルトガル語で「サイド」という意味であり、サッカーでいうところのミッドフィルダーに当たります。試合中にボールに触る回数が最も多いポジションであり、攻守の切り替えの早さと攻撃と守備に動き回る体力が必要とされるポジションです。
攻守においてバランスを取るために上下動を繰り返し、ボールを運ぶ。さらにシュートチャンスやキックインの機会が多いため、キック精度が求められるなど、オールラウンドな能力が必要なポジションです。
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フィクソ(ベッキ)
フィクソはポルトガル語で「舵取り」という意味であり、サッカーでいうところのディフェンダーです。ベッキと呼ぶこともあります。攻守にわたってチームとゲームをコントロールする役割を担うのがフィクソです。
守備面では、最後方に位置し相手の攻撃を防ぐと共に、最も視野が確保できるポジションでもあるので、味方へのコーチングと、パスカット能力も求められます。
攻撃面では、司令塔としてパスを配給し、ゲームをコントロールします。また、最後方の位置であるため、最もボールを奪われてはいけないポジションのため、非常に高いボールキープ力が求められます。
ゴレイロ
ゴレイロは、ポルトガル語でゴールキーパーという意味です。フットサルはサッカーよりもコートが狭い分、至近距離からのシュートが多いのが特徴です。それを恐れない勇気と技術、読みの良さが必要な専門的なポジションです。
またフットサルでは、ゴールクリアランスからのアシストが少なくありませんので、正確なスロー技術も重要です。また、近年では、追い込まれたときにパワープレーに打って出ることも多いため、パワープレーに対応できる足元の技術や、相手がパワープレーをした時に瞬時にゴールを狙えるキック精度が求められます。
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