ウィルソンの特徴や口コミ評判とおすすめテニスラケット
テニスラケットはその誕生から今に至るまで長い歴史を持ち、様々な商品が販売されています。今では最新技術を使った性能の高いものが多く作られていますが、それも古くから研究を続けてきたメーカーがあってのことです。
テニスラケットを製造するメーカーの中には、今のような形状のものを使うようになった頃から、作り続けているメーカーもあります。老舗として今でも多くのユーザーに愛され、また使われ続けているウィルソンの特徴や口コミ評判とおすすめテニスラケットをご紹介していきます。
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ウィルソン(WILSON)とは?
ウィルソンはアメリカ合衆国シカゴに本社を置く、スポーツ用品製造企業です。こちらでご紹介するテニスを始め、ゴルフや野球、アメリカンフットボールの用品を製造しているメーカーとしても有名です。
特にテニスを除くとアメリカンフットボールでは1941年以降、NFLで唯一の公認球として指定されています。ユニフォームの提供だけで言えば20チームにも及び、非常に有名なメーカーとなっています。
そんなウィルソンは元々精肉業として創業した「アッシュランド・マニファクチャリング・カンパニー」で出る皮や筋を再利用する形で、1913年からスポーツ用品の製造を開始しました。テニス用品で言えば、この皮や筋を利用して作られたナチュラルガットを使用したテニスラケットが世界初の製品とも言われています。
ウィルソンのテニスラケットの特徴
- 基本に忠実であり、大きな特徴はないものの扱いやすいテニスラケットが多い
- フェース面積やウェイト、ストリングパターンなど組み合わせの種類が豊富にある
- 錦織圭やロジャー・フェデラーなど有名選手も愛用している
基本的な性能を忠実に持たせているので、トリッキーな性能はないものの非常に扱いやすいテニスラケットが多いメーカーです。そのためレベルとしては初級から上級、はたまたプロ選手までどのようなレベルの方にも選びやすいのが魅力となっています。
デザインも派手ではないものの、どれもシンプルに美しいものとなっているので男女とも使いやすいのも特徴です。他メーカー・ブランドと比べてもその品揃えの豊富さと、基本をおさえた性能の高さ、そして人気ぶりはひけをとらないメーカーとなっています。
ウィルソンのテニスラケットの口コミや評判
ウィルソンの人気は非常に高く、口コミや評判も良いものが多いです。しかし購入者が多くなれば、その中には批判的な意見も見受けられます。
商品を正確に判断するためにも良い意見と悪い意見の両方をご紹介していきます。
良い口コミや評判
良い評価としては、やはりその基本に忠実な性能の高さが挙がっていました。面さえ合わせればボールに打ち負けずに飛んでくれると、初心者やシニアでも使いやすいという意見が多く、その結果体や肘への負担も少ないと好評です。
それだけでなく、スピンの掛かりやすさも評価されておりスピン系を多用する方にも好まれているメーカーでした。他にもストロークやボレーなども安定感があるという商品もあり、操作性や打球感にも多くの評価が寄せられています。
悪い口コミや評判
その一方で特徴的なものが無いのも意見としては上がっていました。全レベルの方に使いやすいとは言うものの、レベルが上がるにつれてプレイスタイルに合わせて独自性を持たせたいとなるとウィルソンでは物足りなさを感じる方もいらっしゃるようです。
ウィルソンのテニスラケットの種類と選び方
ウィルソンでは多くのテニスラケットが製造されています。ここでは代表的なシリーズの特徴についてご紹介いたします。
- バーンシリーズ:コントロール性能を求めている方やスピンを多用したい方
- ウルトラシリーズ:ボレーを多用する方やネットプレイヤー向け
- ブレードシリーズ:ボールのホールド感やコントロール性に優れたものを求められる方
- プロスタッフシリーズ:パワー不足を補いたい方やシニア向け
バーンシリーズの特徴
バーンシリーズはおすすめにも出ていますが、スピンをかけるのに非常に高い効果を発揮してくれる性能となっています。またスピンをかけたボールを相手コートの狙った場所に落とすべくコントロール性も高めているため、操作性の高さが売りとなっています。
スピンを戦術として使っていきたい方にはもちろんのこと、まだコントロールに自信がない初心者の方にもおすすめのシリーズです。
ウルトラシリーズの特徴
ウルトラシリーズはストロークの飛びについてはやや抑えめではあるものの、他ブランドでもなかなか出会えないボレーをしやすい性能となっています。
鋭いボレーを叩きこめると同時に、ネット際での攻防では素早く対応できるチューニングとなっているのが魅力です。
ブレードシリーズの特徴
スイングスピードが速いとボールにスピードは出るものの、どうしてもコートから出てしまうなどお悩みの方にはこのシリーズです。バーンシリーズよりもさらにコントロール性能に優れているため、速いスイングでも上手く相手コートに入れることも可能となってきます。
ボールのホールド感を上げることで実現したこの性能は、中級から上級にかけて速いボールで攻めていきたい方におすすめです。
プロスタッフシリーズの特徴
プロスタッフシリーズはパワー不足を補えるようにチューニングされています。フレームがしなるという剛性感によって、反発するときに大きな力を生みます。これにより筋力が無くても力強い球を打ち返すことが出来るのです。
パワー不足の女性やシニアはもちろん、力があってもさらにパワーを乗せたいという方にもおすすめのシリーズです。
ウィルソンのおすすめテニスラケット
それではウィルソンのおすすめテニスラケットを初心者向け、パワー重視向け、コントロール重視向けからそれぞれご紹介していきます。
ウィルソンの初心者向けおすすめテニスラケット
条件としてはフェースが105㎠以上で270g未満の軽いもの、フレームの厚さが25mm以上で厚めのものを使用するとパワー不足を補いつつ、広い範囲をカバーできるようになります。オールラウンダー向けのテニスラケットと思っていただくといいでしょう。
ただウィルソンでは全てに適するものがないため、最も近くオールラウンドに使えるものをピックアップさせていただきました。
男性向け:ULTRA 108
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フェース面が広く、軽量、フレームが厚めとなればこちらの商品がおすすめです。オールラウンダー向けではありませんが、初心者の男性の方でも十分に使いやすいものとなっています。
女性向け:BURN 100ULS
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フェース面こそ広めではありませんが、260gと軽量で、フレームも厚めであることから女性にはこちらがおすすめです。軽量なのに打ち負けないのが売りであり、パワー不足を補ってくれます。
ウィルソンのパワー重視プレイヤー向けおすすめテニスラケット
パワー重視であれば、フェースは100㎠以内で小さ目のもの、フレームは22mm以下の薄いものを使用すると良いとされています。
ガットなどの相性もありますが、基本的には自分で張り替えることもできるため、変えられないフェースとフレームでパワーを生み出せるものが条件として優先となります。
男性向け:PRO STAFF RF97
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パワー重視であればこちらのテニスラケットがおすすめです。315gとやや重めですが、フレームも21.5mmと薄く、フェースも97mmと狭めとなっています。
何よりも反発力によってパワーを生み出してくれるのが魅力です。
女性向け:PRO STAFF 97LS
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こちらはPRO STAFFシリーズの中でも290gとやや軽量ではあるものの、同様に反発力によってパワーを生み出してくれるテニスラケットです。
女性の力でも取り回しやすい重さなので、条件よりはやや軽めですが十分に打ち負けない性能を発揮してくれるでしょう。
ウィルソンのコントロール重視プレイヤー向けおすすめテニスラケット
コントロール重視であれば、フェース面が100㎠より大きめで、フレームが厚いものを選ぶといいでしょう。これだけだと初心者用と変わりませんが、軽すぎると打ち負けてしまうので、300g以上である程度重いものが良いとされています。
ボールの食いつきがカギになるので、こちらもガットの条件が出てきますが、まずはフレームとその大きさを優先して選ぶべきです。
男性向け:BURN 100S CV
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こちらもコントロール重視の割にはフェース面が狭いですが、300gと重量もあり、フレームも厚めとなっています。
何よりもスピンを打ちやすいコントロール性能を持ち合わせていることから、重視しているポイントを十分に満たしてくれます。
女性向け:ULTRA 108
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男性の初心者向けでも出てきましたが、108㎠と広いフェース面積を持った商品です。フレームも厚めで長さもあるのがポイントです。
重さこそ280gで少し軽めですが、女性が振ることを考えれば振りやすいとも言えます。