ランニングシューズの靴紐の通し方&結び方
ランニングシューズの靴紐の通し方&結び方にはいくつも種類があるのをご存知ですか?単に固定できればそれでいいというわけではなく、その人の足の形であったりフィット感であったり、人によって合う結び方が様々存在します。
靴紐の通し方&結び方にはそれぞれ特徴がある為、ここでは『ランニングシューズの靴紐の通し方&結び方』を特徴と併せて紹介していきたいと思います。
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靴紐(シューレース)の重要な役割
シューレースは単に足とシューズを固定するだけでなく、シューズと足を一体化させる重要な役割と持っています。
間違った通し方や締め方をしてしまうと足の動きが制限されてしまったり怪我の原因にもなり、マメができる原因にもなってしまいます。正しいシューレーシングのポイントは
- 左右均等に絞められる事
- 緩みにくい事
- 弾力的である事
これらを正しく行えば怪我やマメの心配をすることなく、シューズと足を一体化させシューズ本来の性能を引き出したランニングが可能になります。
買ったばかりの新品のランニングシューズはちゃんとシューレースが通されていないことがあるので確認の意味でもしっかりとシューレーシングを行いましょう!
靴紐の結び方の基本タイプ
誰もが一度は通したことがあるだろう基本の2タイプを特徴と併せて紹介します。自分の個性に合わせてどちらか選びましょう。
オーバーラップレーシング
左右交互に穴の上から下に靴紐を通す方法をオーバーラップレーシングといいます。
締まりがよく緩みにくい通し方になっているので主にレースや短距離ランナーに適した通し方とされていますが、長距離ランナーの人でもしっかり締めたい人はオーバーラップレーシングをしても問題はありません。
アンダーラップレーシング
オーバーラップレーシングとは逆に、左右交互に下から上に靴紐を通す方法をアンダーラップレーシングといいます。
履いているうちに適度に足に馴染み圧迫感が少ないという特徴から主に長距離ランナーや甲高、幅広の足の人に向いている通し方とされています。
以上2タイプが基本となっていますが、穴の途中からオーバーラップレーシングに変えてみたり自分の足に合ったシューレーシングを見つけるといいかもしれません。
アウトサイドシューレースホルダー
ベロ部分の外側に靴紐を通すホルダーがあります。ここにもしっかり通すことでベロの外ズレを防ぎフィット感を向上させることができるので、忘れずにしっかり靴紐を通すようにしましょう。
個性に合わせた靴ひもの結び方
当然ですが足の形は人それぞれ個性があり、基本2タイプではフィット感や締め付けがしっくりこなかったり痛みを感じてしまう人もいると思います。そういった足の特定の部分に合わせた靴紐の結び方を紹介したいと思います。
かかとが滑りやすい人
かかとの滑りを防ぐ為に靴紐自体は普通に交差さけて通し、最上部をダブル・アイレット(輪を作りその中に紐を通す)にししっかり固定しましょう。
つま先にダメージがある
ハンマートゥ(槌指)や足の指に出血、爪に問題がある人は靴のつま先が持ち上がるように靴紐を結びましょう。
ハイアーチ(甲高)に悩んでいる
穴から穴へ真っ直ぐ紐を渡して結びましょう。紐を交差させないことによって甲の痛みの原因となるシュータン部分の圧迫を軽減することができます。
かかとが狭く前足部が広い
短い紐を2本使い、1本をつま先側の3つの穴に通して結び、もう1本を残りの足首側の穴に通して結びます。かかと滑りをなくす為にダブル・アイレット(輪を作りその中に紐を通す)にすると効果的です。
足の甲に痛みがある
足の甲が痛む場合、足とシューズの間に緩みを入れます。甲への圧迫を防ぐ為にスペースを空けて紐を結びましょう。
靴紐のほどけにくい結び方
どんなにしっかり蝶々結びをしてもほどけたり緩んでしまう人も多いと思います。ポイントとしてはランニングシューズを購入した時に付いている靴紐はポリエステルなどの化学繊維になっています。これを綿100%の靴紐に変えると、綿はシワができやすいのでそれによってほどけづらくなるので交換することをおすすめします。
靴紐の交換ではまだ不安という人向けに簡単にできるほどけづらい「イアン・ノット」という結び方を紹介します。
イアン・ノット(イアン結び)
- 普通に一回結ぶ
- 両方で輪を作る。片方は手前に、もう片方は奥へ靴紐を垂らすと結んだ時に縦にならずに済みます。
- 黄色の輪を青色の輪に通す。
- 同時に青色の輪を黄色の輪に通す。
- 通した靴紐に両方とも持ち替える。
- 引っ張って頑丈なイアン・ノット完成!