ランニングシューズのメーカー別特徴比較一覧
初めてランニングシューズを買おうと考えている人から、自分のステップアップに合わせて買い換えるという人まで、ランニングをより快適に行うためにはランニングシューズ選びがとても重要となります。そこで気になるのは「多すぎるランニングシューズのメーカーからどのブランドの物を選ぶのか」ということではないでしょうか?
ランニングシューズはメーカーごとに、軽さやフィット感や通気性など、様々な”走り”に対する機能を具現化しています。まずは、ランニングシューズのメーカーごとの特徴や機能性を把握し、自分にあった最適なメーカーを見つけましょう!
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ミズノ(MIZUNO)のランニングシューズ
多くの日本人ランナーたちに支持されているランニングシューズメーカーといえばミズノでしょう。メーカー自体も日本人向けのランニングシューズを中心に開発しており、日本人の足にフィットするランニングシューズが豊富に揃っています。
そんなミズノのランニングシューズといえば高いクッション性を持ったミズノ独自のクッショニングシステム!より良い走り心地を追求したスムースライドと呼ばれる機能を持ち、走行時の揺れを軽減してくれます。
シューズ内のムレをソールに作られた通気口から排出する通気システムや、ウェーブ状のクッションプレートなど、ランニングの快適さを複合的かつ高い次元で実現しているのがミズノのランニングシューズの特徴といえるでしょう。
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ニューバランス(new balance)のランニングシューズ
アディダスやミズノと並んで、日本人ランナー達に人気の高いブランドといえばニューバランス。非常に軽量かつ独自のクッションテクノロジーなど初心者から上級者まで幅広い層におすすめできるランニングシューズです。
ニューバランスのランニングシューズには”アブゾーブ"と呼ばれる独自のクッション材が使用されており、ランナーが地面から受ける衝撃を吸収するのはもちろんのこと、そのエネルギーを反発させて地面の蹴り出しのパワーに変える構造で作られており、足を痛め難いと多くのランナーたちから支持されています。
ニューバランスのランニングシューズは比較的幅広に作られており、日本人の足とよく合います。あの間寛平さんもアースマラソンのさいにニューバランスのシューズを使用している点からも、安心感の高さが伺えます。
>>ニューバランス(new balance)のランニングシューズの選び方はコチラ
アシックス(ASICS)のランニングシューズ
日本人ランナーたちから最も人気の高いランニングシューズのメーカーといえばアシックス。日本人の足の形といえば昔から「幅広で甲高だから海外の靴は合わない」なんて言われていましたが、そんな日本人の足に合うように研究開発されて生み出されたアシックスのランニングシューズは、圧倒的多数の日本人ランナーの足とマッチします。
足を入れた瞬間から、思わず「おおっ!?」と感嘆してしまうほどのフィット感が自慢のメーカーであり、長距離を走れば走るほど、その剛性感とグラつきの無さが体感できます。
アシックスのランニングシューズといえば「GEL (ゲル)」と呼ばれるゼリー状のクッション材。このクッション材は他のメーカーのクッション材よりも磨耗しにくいため、長期間クッション性を維持してくれます。またソールは比較的固めに設計されており、蹴り出しの反発力を向上させつつ、ねじれを防いで安定感のあるランが可能となります。
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プーマ(PUMA)のランニングシューズ
プーマは履く人のランニングスタイルに合わせて特徴をもたせたシューズを展開しているため、非常にバリエーションが豊富なメーカーです。あのウサインボルトをサポートしているメーカーだけあって、走りに対する信頼感はかなり高いのが特徴です。
スタイリッシュなデザインと豊富なカラーバリエーションは高く評価されていますが、比較的多くの人たちが「日本人ランナーの足には合いにくいので注意したほうがいいよ!」と声を揃えています。特に足先が窮屈に感じることが多く、過去に海外製の靴を履いて足が痛くなった経験のある人は注意したほうが良いでしょう。
プーマのランニングシューズには”プーマイグナイト”と呼ばれるクッション性と反発性を兼ね備えたフォーム素材が使われており、特に反発力の強さが魅力的となっており、走り込んで行った際の前に進む感覚はランナーから高い支持を得ています。
アディダス(adidas)のランニングシューズ
ランニングシューズではアシックスと並ぶほどの人気を得ているアディダス、2010年に調査された日本人のランニングシューズ所有率も3位を得ているなど、ランニングシューズを語る上で欠かすことのできないメーカーといえます。
そんなアディダスのランニングシューズが持つ特徴といえば、まずはデザイン性の高さが挙げられます。他のブランドにはないセンスの良いカラーリングは多くのランナーを引きつけて止みません。またアディダスのランニングシューズは非常に軽量であり、ソールが薄くて通気性の良い構造なため、かなり快適に走ることが可能になります。
他のメーカーのランニングシューズと比べると、足の甲あたりの幅が若干狭く感じるので注意が必要です。
アディダスのランニングシューズといえば、ブーストフォームと呼ばれるバネのような新感覚クッション材。前へ前へと弾むように進むランニングシューズであり、前足と後足で異なる動きを安定させるのも特徴です。
>>アディダス(adidas)のランニングシューズの選び方はコチラ
ナイキ(NIKE)のランニングシューズ
比較的若い世代から圧倒的な人気を獲得するナイキ、一流のアスリートから芸能人まで幅広い層に支持されるメーカーですが、特にランニングビギナー達の愛用率も高く、センスの良いデザインと快適なランニングを実現してくれる機能性の高さに注目が集まっているメーカーです。
しかし注意しなければいけない点は、ナイキのランニングシューズは欧米人向けに設計されているため、ミズノやアシックスなどと比べると横幅が狭く、足の甲が広いという人には適さないことが多い為選ぶ際は気を付けましょう。
ナイキのランニングシューズの特徴といえば「走ることが楽しくなる仕組み」がたくさん搭載されていること、レースシーンにも対応した高い機能性はもちろんですが、iPhoneのアプリなどでランニングデータを記録できる"NIKE+"であったり、裸足のような感覚でソールが足の動きに追従する"ナイキフリー"と呼ばれる独自のカッティングなど、魅力的な機能がたくさん盛り込まれています。
リーボック(Reebok)のランニングシューズ
先進的な技術を次々とシューズの世界に持ち込んだスニーカー界の革命児といえばリーボック。空気の圧力でフィット感を向上させるポンプテクノロジーや、ジグテックと呼ばれるバネ構造を利用して前進性を高めたソールなど意欲的なランニングシューズを生み出しています。
リーボックのランニングシューズといえば、ビギナー層には嬉しい「足へのフィット感」が特徴で、100人いれば100種類の足型に合わせてシューズ自体が合わせてくる構造など、次世代的な機能を有したランニングシューズが豊富に揃います。しかし足首周りの形状が日本人の足に合わないことが多いという意見もよく耳にします。
アンダーアーマー(UNDER ARMOUR)のランニングシューズ
最近、様々なスポーツの分野で目にすることの多くなってきたアンダーアーマー。インナーウェアを使用しているアスリートが急増しているため、インナーウェアのメーカーとしてイメージする人も多いようですが、ランニングシューズのメーカーとしてもここ数年注目を集めています。
そんなアンダーアーマーのランニングシューズは、プロユースのシューズというより各種のスポーツにおけるラントレーニング向きのランニングシューズとして人気を得ており、独自開発のマイクロGと呼ばれる反発力の高いフォームが特徴です。
比較的重心が低めに作られており、走行時の安定性もたかく軽量性も十分、ジョギングやランニングをスタートしたいビギナー達から人気を得ているブランドであり、レース出場よりは日常的な運動がベースの人におすすめなメーカーと言えます。
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ブルックス(BROOKS)のランニングシューズ
ランニングシューズの返品保証を行うメーカーとして知られるブルックス。まるでオーダーメイドのように快適なフィットを実現した独自のクッショニングシステム"BROOKS DNA"によって、大柄な男性から小柄な女性まで多くのランナーに最適なフィットを提供します。
人口に対するランナー比率が高いことで知られるアメリカのニューヨーク、世界屈指のランニングシティと呼ばれるこの場所で調査されたデータによると、アシックスについで使用率の高いメーカーがブルックスであるとの事。日本国内ではランニングに詳しい人たちしかしらないメーカーのようなイメージもありますが、その実力はお墨付きといったところでしょう。
ブルックスのランニングシューズは「ランナーの着地時における足の角度」で選ぶようにラインナップされているため、ランニングフォームが改善できるというのも人気を得ているポイントかもしれません。
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サッカニー(Saucony)のランニングシューズ
ここ最近、じわじわと日本でも感度の高いランナーから注目され始めているメーカーといえばサッカニー。人間工学に基づいて作られたランニングシューズが人気を獲得しており、日本ではあまり浸透していないブランドですが、世界的にみるとアポロ11号の月面着陸で使用した靴を製造したメーカーとして知られています。
トライアスリート達からの支持も高く、数多くの有名選手が愛用しているメーカーであり、サッカニーのランニングシューズといえばヒールカウンターと呼ばれる踵部分の補強が特徴と言われています。
補強のために使われている生地や縫い目がないため、ランニング中の足の動きでシューズが曲がってできるシワが固くならず、肌に当たって痛くなったり不快な感じがしないのも、サッカニーのランニングシューズが注目されている理由です。ランナーズワールドと呼ばれる海外の雑誌では、最高評価の5つ星を獲得したこともあるメーカーです。
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ニュートン・ランニング(Newton Running)のランニングシューズ
ランニングのフォームを改善するランニングシューズとして注目されているニュートン。体が自然体でとる走行方法、ナチュラルランニングを提唱しており、裸足で走っている状態のようにダメージを軽減しつつ効率よく走行できるフォームへと導くランニングシューズを生み出しているメーカーです。
ニュートンがランニングシューズのメーカーとしてすごいところは、自社の製品に対する絶対的な自信と言えます。第三者機関を使用して製品試験を行っており、他社製品との比較試験によって出されたデータを公表しています。ランニングの基礎を学んでない人や、これからジョギングを開始するというビギナーにはうってつけのメーカーです。
特徴としては、足へのダメージを軽減するための固めなクションや、履き心地の良さが挙げられます。また踵からつま先にかけての傾斜が非常に少なく作られているのもポイントと言えるでしょう。
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オン(ON)のランニングシューズ
おそらく、これからランニングを始めるためにランニングシューズを選ぼう!と思っているビギナーの人は全く知らないメーカーだと思います。もちろんランニングシューズ自体も、このブランド自体も知らないと思われます。
しかしランニング業界では今や定番の地位につけているほどの人気メーカーであり、ランニングの専門メーカーとして革新的な技術を取り入れたランニングシューズを生み出し、優れたクッショニング性能とランニングの高効率を実現しています。
そんなオンのランニングシューズといえば、クラウドテックシステムと呼ばれる爆発的な蹴り出しを可能にしたクッショニングシステム。チューリッヒ工科大学の研究によると、一般的なランニングシューズとオンのランニングシューズを比較すると、心拍数の減少や血中乳酸素濃度の減少がみられるなど、長距離ランナーにうってつけのランニングシューズということがわかりました。
ビギナーからベテンランランナーまで幅広い人におすすめなメーカーです。