ドローンを操作するリモコン(プロポ)の違いや特徴
ドローンを操作する重要な役割を担っているリモコン。実はドローン業界ではリモコンではなく「プロポ」と呼びます。これからドローンを学んでいくにあたってネットや書籍などで目にする言葉になるので覚えておきましょう。ちなみに語源は英語の「プロポーショナル」からきています。
リモコン(プロポ)には種類や操作に名前がついていたり、ドローンの機種によって若干操作方法が違っています。まずはリモコン(プロポ)について理解を深め、楽しくドローンを操縦できるようになりましょう。
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ドローンのリモコン(プロポ)の種類
ドローンのリモコン(プロポ)には以下の2種類が存在します。
- リモコン型
- アプリ
リモコンが主流ではありますが、現在ではアプリを使って操縦するドローンが増えてきています。中にはリモコンかアプリ両方に対応しているドローンもあります。特にFPVという一人称視点での映像を見ながらドローンの操作をできる機種に関しては、スマートフォンで映像を見ながらその画面上でドローンを操作することも可能になっています。
また、スマホ操作のドローンをプロポで操作できるように改造したり、自分好みのプロポを使用して操作するということも可能ではありますが、ドローン自体の中身を改造したり、特定のプログラムに対応したプロポを選んだりと、それなりにハードルが高いため、詳しい人の助言なしでは難しいので注意しましょう。
ドローンのリモコン(プロポ)の操作
ドローンの操作には操作方法や操作に呼び名があります。独学で操作を勉強したり上級者に教えてもらったり、どちらにせよ理解しておいたほうが良い内容になります。操作の基本となる知識なのでぜひチェックしてみてください。
ドローンのリモコン(プロポ)の操作の呼び名
ドローンは前後、左右、上下、旋回などの動きができます。動きそれぞれに名前がついているので紹介していきます。
スロットル
上昇・下降の操作をスロットルと呼びます。離着陸はもちろん基本中の基本の操作になります。
エレベーター
前後移動の操作をエレベーターを呼びます。
エルロン
左右移動の操作をエルロンを呼びます。ドローンの向きが変わるわけではなく、そのままの方向を向いたまま左右移動します。
ラダー
左右旋回の動きをラダーを呼びます。ドローンの向きを変えることができるので、特に空撮などで撮りたい向きを調整する重要な操作になります。
ドローンのリモコン(プロポ)の操作モードについて
操作にはモードがあり、ドローンによって操作が若干違います。基本的にはモード1・モード2が主流となっており、モード3・モード4を使っている人もいますが多いわけではありません。
これから始める人はモード1・モード2のどちらかをおすすめします。
日本国内においてはドローンに限らずラジコンヘリなどもモード1を採用していることが多いですが、ドローンにおいてはモード2も非常に多いです。以下で解説しますがモード2は片方のスティックで前後左右の操作が可能なので、直感的な操作が可能な分上達が早いと言われています。
しかしながらラジコンやドローンの上級者ではモード1で操作している人も多く、そういった人に教えてもらう環境があるならモード1もありだとは思いますが、個人的には自分が操作しやすいモード或いは直感的な操作がしやすいモード2をおすすめします。
安易にモード1を勧めてくる上級者の人もいるようですが、慣れてからモードを変更をすると操作が困難になりやすいです。
基本的には前後左右の動きを片方でスティックで行うことができるモードが操作しやすいと思います。以下で前後左右の操作に焦点を当てて各モードを紹介していきます。
モード1でドローンを操作する場合
左スティック 縦:エレベーター(前後) 横:ラダー(旋回)
右スティック 縦:スロットル(上昇・下降) 横:エルロン(左右)
モード2でドローンを操作する場合
左スティック 縦:スロットル(上昇・下降) 横:ラダー(旋回)
右スティック 縦:エレベーター(前後) 横:エルロン(左右)
モード3でドローンを操作する場合
左スティック 縦:エレベーター(前後) 横:エルロン(左右)
右スティック 縦:スロットル(上昇・下降) 横:ラダー(旋回)
モード4でドローンを操作する場合
左スティック 縦:スロットル(上昇・下降) 横:エルロン(左右)
右スティック 縦:エレベーター(前後) 横:ラダー(旋回)