電子タバコ(VAPE)の煙が出る仕組みや構造
ボタンを押すだけで様々な香りの蒸気を楽しむことができる電子タバコですが、一体どのような仕組みで蒸気が出ているか気になりませんか?理解していれば部品の交換や手入れなどにも役立つこと間違いなしです。
ベイプの手入れに関しては以下のページで詳しく紹介しています。
ここでは電子タバコ(VAPE / ベイプ)の仕組みや構造について紹介していきます。
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電子タバコ(VAPE)の構造
まずベイプは大まかに「MOD、アトマイザー(タンクやコイル)、ドリップチップ」の3つの部分で構成されていることを覚えておきましょう。
どの部分もベイプを楽しむ上で重要な部分となっています。ではそれぞれの部分の役割を解説していきます。
MOD(モッド)
MODというのはバッテリーユニットの事であり、ここから電流を流していきます。ベイプで一般的なテクニカルMODの場合は制御基盤などもあり、MODで電圧や温度調節を行って蒸気の量を調節します。ベイプにとって心臓部分といってもよいでしょう。
アトマイザー
蒸気を発生させる部分です。基本的に蒸気の質はここで決まると言っても過言ではないので非常に重要な部分となっています。ベイプではタンクとコイルが一体になっているので、タンクに注入し溜めておいたリキッドを、コイルの加熱によって蒸気にします。以上のようにアトマイザーはタンクとコイルによって構成されています。
タンク
リキッドを溜めておく部分がタンクです。ここに溜めておいたリキッドをコイルによってどんどん気化させていくことになります。タンクは残量が分かるように透明なプラスチックを使用したものや、透明なだけでなく、メンソールを入れた時に浸食して劣化しないようにパイレックスガラスを使用したものがあります。
コイル
リキッドが染み込んだウィックをコイルに電流を流すことによって、ウィックに染み込んだリキッドを加熱し、蒸気を発生させる非常に重要な部分です。コイルには電流の抵抗値があり、これによって蒸気の量が変わってきます。
抵抗値が低ければ低いほど電流が通りやすくなる(加熱する)ので、しっかりと気化することができますし、ウィック(ワタ)が多いほど蒸気の量が増えることになります。
MODから流れるV(ボルト)やW(ワット)によって変動しますが、どれくらいの抵抗値かも大きく関係があります。計算式としては以下のようになります。
V(電圧)×V(電圧)÷抵抗値(Ω)=W(電力)
計算式を見るとわかると思いますが、電圧が同じなら抵抗値が低ければ低いほど電力が高くなるのがわかると思います。コイルが持っている抵抗値(Ω)が大事であることを頭に入れておきましょう。
ドリップチップ
蒸気を吸う際に口にする部分です。穴の大きさやドリップチップ自体の長さの違いによって蒸気が吸いやすかったり、コイル部分でバチバチと爆ぜたリキッドが口に入ってきにくかったりするなど、使い勝手に違いがでます。
主に金属製のドリップチップが定番として親しまれていますが、手入れの容易さや熱伝導の低さによって、樹脂製のドリップチップを愛用している上級者も多いため、好みに合わせて選ぶと良いでしょう。
電子タバコ(VAPE)の仕組み
まずベイプがどのように蒸気を発生させていくのか流れと仕組みを解説していきます。
- ボタンを押すとバッテリーから電流が流れてコイルが加熱される。
- 加熱したコイルに巻かれているウィックが加熱され、染み込んだリキッドが気化する。
- 蒸気がアトマイザーの中の穴を通り、ドリップチップに向かう。
- ドリップチップの穴から口に入る。
ボタンを押してから口に入るまでの流れ・仕組みは以上になります。構造的に難しくはありませんが、難しくない分、どの部分も非常に重要な部分です。特にアトマイザー(タンクやコイル、ウィック)の部分は、蒸気の発生源であり、しっかりとしたメンテナンスが必要不可欠な部分です。