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電子タバコのバッテリー(MOD)の種類と特徴

バッテリー(MOD)の種類と特徴

電子タバコを構成する重要な部分であるMOD。使用できる時間や回数にも関係するだけでなく、出力がどれくらいなのかによって蒸気の量にも関わります。ではMODにはどのような種類があり、どのような特徴があるのか。

ここではそんな電子タバコ(VAPE / ベイプ)のバッテリー(MOD)について紹介していきます。

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電子タバコ(VAPE)のMODとは?

MODとは?

MODはしばしばバッテリーと呼ばれることもあります。しかし厳密にはバッテリーを搭載したバッテリーユニットであることを覚えておきましょう。MODにはバッテリー以外にも制御基盤などが搭載されているものがあるので、バッテリーそのものではないわけです。

MODはModificationの略で、英語で「変更」や「改善」という意味を持ちます。MODを簡単に解釈するなら、「自分好みにカスタマイズすることができるバッテリーユニット」と理解しておけば間違いありません。

どのようにカスタマイズするかというと、対になって使用するアトマイザーと組み合わせることによって自分好みに変えていきます。MOD・アトマイザー共に、違うメーカーのものでも付け替えることができる規格になっているので、MODやアトマイザーの特徴によって様々に組み合わせて電子タバコとして使用していくこととなります。

MODには「通電するだけのMOD(メカニカルMOD)」と「電圧や電力を調整できるMOD(テクニカルMOD)」の2種類があり、通電するだけのMODはある程度専門的な知識がないと「煙を吸うだけ」しかできません。初心者の場合は、テクニカルMODと呼ばれるタイプを選ぶのがおすすめです。

>>MODのおすすめランキングはコチラ

バッテリー容量による使用時間の目安

MODによって電力の容量には違いがあり、それによって使用できる時間も違います。mAh(ミリアンペア)という表記があるので、自分の使用頻度に合わせたmAhを確認しましょう。目安として以下を参考にしてみてください。

  • 650mAh/充電完了必要時間:3時間前後/使用可能回数:タバコ60本分前後
  • 1300mAh/充電完了必要時間:6時間前後/使用可能回数:タバコ140本分前後

数値的には上記が目安となりますが、実際にはスタンバイ中にも電池が消費されるため、1日に1箱程度タバコを吸っていた人が電子タバコ(ベイプ)に切り替える場合、2000mAh〜2500mAh程度の容量がなければ、家に帰る前に充電切れになってしまいます。

バッテリーの持ち時間は、仕様しているアトマイザーの性能などによって大きく左右されるため、単純な数値だけでは測ることができません、選ぶときの参考にしてください。

>>電子タバコ(VAPE)の選び方についてはコチラ

MOD(バッテリーユニット)の種類

MODには仕様によって様々な種類があります。MODなら何を選んでもいいというわけではなく、初心者から上級者にかけてそれぞれに適したMODがあります。どんな性能を持ったMODなのかがわかれば、適した使用目的を絞ることができるので理解しておいて損ということは絶対にありません。

まずMODには形状が2種類あります。まずはMODの形状を簡単に紹介していきます。

  • ペンシルタイプ(チューブモッド)
  • ボックスタイプ(ボックスモッド)

上記画像の左にような「ペンシルタイプ」は名前の通り鉛筆のような真っ直ぐな筒型の形状になっています。細いのでコンパクトではありますが、スペースが小さい為付いている機能も少ないです。以下で紹介するメカニカルMODに多い形状です。

ペンシルタイプから機能が増えて進化した上記画像の右のような「ボックスタイプ」は長方形の形状が特徴です。電圧などを調節したり安全機能が付いているものが多く、その機能を搭載する為にスペースが広くなって長方形になっています。主に以下で紹介するテクニカルMODに多い形状です。

ボックスタイプのMODは電圧の調節や安全機能が付いているテクニカルMOD仕様の物が多いので、初心者の人はボックスタイプのMODがおすすめなのを理解しておいてください。

>>MODの選び方について詳しくはコチラ

メカニカルMOD

安全装置や制御基盤などが付いてなく、MODにバッテリーを入れ、アトマイザーの抵抗値で蒸気の量や吸い応えを調節するタイプのMODです。アトマイザーのコイルの抵抗値のみで調節する必要があるので、適した出力のバッテリーを選ぶ必要があります。

まったく知識がない人だと事故の可能性もあるので、中級者以上の人におすすめなのがメカニカルMODです。バッテリーの性能に左右され、容量が減るにつれて出力も下がっていきます。アナログな分、使用者の知識などに依存するのが魅力のMODといえるでしょう。

初心者が購入する場合は、スターターセットにて選ぶのがおすすめです。

テクニカルMOD

一般的にリキッド加熱式ベイプはテクニカルMODになっています。形状がボックスタイプのものが多く、制御基盤や安全装置などを搭載しています。それによって初心者でも扱いやすく、蒸気の量などを簡単に調節することができます。

電圧を調節する機能や、アトマイザーの抵抗値を自動で読み取って調節してくれるものなど多機能なのが特徴です。初心者の人は迷わずテクニカルMODを選ぶようにしましょう。

テクニカルMODは蒸気の量を簡単に調節することができますが、基本的には以下の2タイプの調節方法と温度管理モードと呼ばれる設定方法があります。

VV(ヴァリアブルボルト)

電圧をMODの規定の範囲内で調節する機能をVVと呼びます。基本的には抵抗値が1.0Ω以上の数値の場合に調節がしやすいのが特徴です。

VW(ヴァリアブルワット)

MODでWを設定することによって、自動で抵抗値を感知し必要な電圧を調節してくれるのがVWタイプのテクニカルMODです。サブオームと呼ばれる0.9Ω以下の低抵抗なアトマイザーを使用する場合に、蒸気の調節をしやすいタイプです。

温度管理機能

最近徐々に普及している注目されている機能が温度管理機能です。初心者にも扱いやすいメリットが多い機能なので紹介していきます。

どんな機能なのかというと、設定した温度以上にコイルが加熱されない機能なので、コイルの焦げ付きを防止しやすくなります。ウィックが焦げないことによって、俗にいう「イガる」現象が起こりません。

必要以上に加熱されないのでコイルやウィックが長持ちしやすくなります。それに加えてリキッドに合わせて自分の好みの温度を見つければ、あとはその温度を維持するだけでいいので、VV/VWのようにアトマイザーの抵抗値(Ω)に合わせて調節する必要がありません。

初心者の人でも非常に調節しやすい機能なので、温度管理機能が付いているMODであるかどうかチェックするようにしてみることをおすすめします。

ボトムフィーダーについて

少し特殊な種類であるボトムフィーダーについて軽く触れておきます。

直ドリと言われるタイプの電子タバコは、吸い口からコイルに直接リキッドを垂らすことによって豊潤な香りと豊富な蒸気を楽しむことができます。しかしリキッドを吸う度に垂らさないといけない面倒がありました。

それを解決したのがボトムフィーダーです。ボックスタイプのMODの中にタンクを組み込むことによって、吸う度にリキッドをコイルに垂らさなくても使用できるようになっているのが特徴です。

イタリアでは主流の電子タバコではありますが、日本などでは上級者を中心に人気があるMODです。

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