初心者でも失敗しない!上手な電子タバコ(VAPE)の選び方
今や世界中で「No Smoking Start VAPE」を合言葉に、タバコをやめてベイプを始める人、もしくは嗜好品としてベイプを始める人が急増しています。そんな、次世代の電子タバコであるベイプ(VAPE)ですが、仕組みも複雑かつ、選ぶ為には電気関係の知識も必要となる為どれを買えば良いのかわからないという人が多いのではないでしょうか?
そこで、電子タバコ(VAPE / ベイプ)の選び方について、どんな種類のベイプを選ぶべきなのか、また選ぶ際に注意するポイント、さらには爆煙仕様を目指す選び方などについて、初心者でもわかりやすく、そして詳しく解説していきます。
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電子タバコ(VAPE)選びで失敗しない為に!
近年、禁煙ブームもあって急激に注目度が上昇している電子タバコ。日本でも禁煙グッズとして多くの人が愛用していますが、そんな電子タバコが嗜好品へと進化を遂げ、現在では「ベイプ(VAPE)」として若者を中心に世界中で爆発的な人気を獲得しています。
となると、出てくるのが粗悪品です。
粗悪なベイプを買ってしまうと、故障や事故が起きるというリスクがあるのはもちろんですが、個人的に最も問題だと感じるのは「ベイプってあんまり美味しくないね」と思われてしまうことなのです。
よくベイプ業界で話題に上がるのは、ICE VAPEのCROSS6(OEM元はKamryのX6)と呼ばれるベイプです。このベイプは優れたマーケティングにより日本でベイプを流行させる立役者になった機種と言っても過言ではありませんが、いかんせん煙量が少なく、ベイプってこんなもんなの?と購入してショックを受けた人も多いのではないでしょうか。
じゃあ、ベイプは煙の量が多ければ多いほど優秀なの?といわれると、筆者はそれも違うのではないかと感じます。ただし、禁煙グッズとして「タバコの代わり」を探しているなら、上記したようなベイプでは「煙を吸っている感じ」がなさすぎて、圧倒的な物足りなさを感じてしまうと思います。
やはり「ベイプを買おう!」と思った人には、選び方で失敗してつまらないベイプライフを過ごす何てことはしてほしくありませんから、ここで正しいベイプの選び方を学んで、自分にぴったりのベイプを見つけていただきたいと思っています。
電子タバコ(VAPE)の選び方
ベイプというのは、MODと呼ばれるバッテリーユニットと、アトマイザーと呼ばれる噴霧器によって構成されています。バッテリーユニットによって電気の強さを調節し、それがアトマイザー内部のコイルユニットに伝わり、リキッドを吸った綿が加熱されて気化し、その蒸気を吸引するという仕組みになっています。
つまり、電子タバコというのは「MOD(バッテリー)」と「アトマイザー」を適切に選ぶことで、爆煙仕様のベイプに組み立てたり、燃費の良いベイプに組み立てたり、味や香りを強く感じられるベイプに組み立てることができるのです。
ということは必然的に「ベイプの選び方」というのは、この2通りになります。
- スターターセットからベイプを選ぶ方法
- MODとアトマイザーを選んで組み立てる方法
最も優れたMODと、最強のアトマイザーがわかれば、素晴らしいベイプを作れることは初心者でも想像にたやすいと思われますが、MODとアトマイザーには相性や互換性といったものがあるため、適当に買ってきて組み立てても使用することができない(どころか爆発する)という可能性があります。
これからベイプライフをスタートする!という初心者さんの場合はまず、スターターセット(MODとアトマイザーのセット)からベイプを選ぶのがおすすめです。
オタク気質な人や、組み立てたり詳しくなるのが好きなコダワリの強い人であれば、MODやアトマイザーの知識について深く掘り下げつつ、個々の選び方を解説したページもございますので、そちらを参考にしてください。
ちなみに、電子タバコ(VAPE)というのはアトマイザーが命です、好みのアトマイザーを見つけて、それを動かすことができるMOD(バッテリー)を選ぶのが重要となります。なのでバラバラに購入して組み立てたオリジナルベイプを作りたいという人は、まずはアトマイザーの選び方から勉強するのがおすすめです。
では、ここからは「ゼロから始める電子タバコ(VAPE)の選び方」と称しまして、スターターセットで購入できるベイプの「どこを見て選べば良いのか」について初心者のために詳しく解説していきます。
選び方とか難しいことはいいから、コレ買っておけば間違いないよ!というベイプの中でも初心者におすすめなスターターセットを教えて!という人は、スターターセットのおすすめランキングを紹介したページをご用意していますので、そちらの中から選べば大きな失敗をすることはありません。参考にしてください。
ゼロから始める電子タバコ(VAPE)の選び方
一口にベイプといっても、その種類は非常に多く、どのベイプを買えばいいのか迷ってしまう人が多いと思います。
そもそも、電子タバコには現在でいう「ベイプ(VAPE)」以外にも、タバコの形をした電子タバコや、使い捨てタイプの電子タバコなど様々な種類が存在しています。
現在「ベイプ(VAPE)」として多くの人が認識しているのは、リキッドを自分で補充して使用できるタイプの電子タバコではないでしょうか。そんな、ベイプと呼ばれるリキッド充填式の電子タバコも様々な種類が存在しています。
主に以下の2つが、現在のベイプにおける主流なタイプと言えます。
- ボタンを押すだけで煙の出るベイプ
- 電圧や電力を設定できる可変電圧式のベイプ
とくに何も設定することなく、ボタンを押すだけで使用できるベイプ(メカニカルMOD仕様)は、一般的には初心者向けとして販売されていますが、実際には電圧調節できないため煙の量が少なかったり、味の調節ができなかったりと、想像したより使い勝手が悪いというケースもあります。
また、このタイプのベイプは、アトマイザーを交換するだけでもかなり専門的な知識が必要となるため、はっきり言って嗜好品としてのベイプにしては使い勝手が悪すぎます(上級者はこのタイプを好む人もいます)
ですので、ちょっとベイプをためしてみる、という気持ちであればこのタイプのベイプを選んでみるのも良いと思いますが、ベイプ選びで失敗したくない!損したくない!という人は可変電圧式のベイプ(テクニカルMOD仕様)を選ぶのがおすすめです。
電子タバコ(VAPE)選びのポイントとは?
ベイプというのは、粗悪な商品からハイスペックな高級品まで様々な種類が存在しています。では、そもそも優れたベイプというのはどのようなものだと考えておられるでしょうか?
一般的に優れたベイプというのは以下の条件を満たしているものとされています。
- 十分な煙量であること(爆煙仕様)
- 味や香りが濃いこと
- ランニングコストが少ない事
- バッテリーの容量が大きい事
- コンパクトである事
これらの条件をクリアしていれば、禁煙グッズとしてベイプをスタートする人も、嗜好品としてベイプをスタートする人も満足できるのではないかと考えます。
では、ベイプの何を見れば上の条件で選ぶ事ができるのでしょうか、そんな選び方について紹介していきます。
ベイプの煙量や味を決める要素
タバコの代用品としてベイプを始める人であれば、煙を吸った時の喉にくる抵抗感(スロートキック)がなくては困るという人も多いのではないでしょうか?また、嗜好品としてベイプをスタートするという場合も、モクモクと立ち上がる煙や、ベイプトリックと呼ばれる煙を使った技なども楽しみたいというケースは多いと思われます。
となるとベイプにおいて煙の量は非常に大切です。その煙量を決めるのはアトマイザーと呼ばれるベイプの上部に取り付けられた噴霧器の性能に依存します。
爆煙ベイプを目指すのであれば以下の条件でベイプを選びましょう。
- サブオーム(0.9Ω以下)のアトマイザー搭載
- 30W以上の電力が出力できるバッテリー
この条件が揃っていれば、タバコ以上の満足感を得られる爆煙ベイプが完成します。アトマイザーのコイルにはオーム(Ω)と呼ばれる抵抗値が設定されており、抵抗値が低くなるほどに煙の量が多くなる傾向があります。しかしサブオーム帯のコイルユニットの場合、パワーが強すぎてリキッドの味が飛ぶ(薄くなる)という傾向もあります。
そこで重要となるのが大型のコイルユニットを搭載している事です。大型のコイルユニットが搭載されていると、リキッドの供給量が多くなるため、煙の量が多くなるだけでなくリキッドの味も良くなるのです。
また、サブオーム帯のコイルユニットは、目安として30W以上の電力でなければ、メーカーが予定した通りの煙量や使い心地にはなりませんので、ベイプを選ぶ際は覚えておいて損はないでしょう。
ベイプのランニングコストを決める要素
電子タバコのランニングコストは主にベイプ自体の消耗とリキッドの消耗が挙げられます。
ベイプに使われているパーツの中でも、リキッドを加熱して蒸発させるためのコイルユニットは消耗品であり、0.9Ω以下のサブオームと呼ばれるコイルユニットは、一般的なコイルよりも消耗が早くなります。またメーカーによっても交換用のコイルユニットに価格の違いが生まれるため、選ぶ際は注意しておく必要があります。
リキッドの消耗に関しては、ベイプの煙量が多ければ多いほどに消耗速度は早まります。つまり吸い応えを求めるのであれば煙量を重視したサブオームのベイプを選び、燃費の良いベイプを選ぶのであれば煙量は諦めて1Ω以上の抵抗値を持ったアトマイザーが搭載されているベイプを選ぶ事が重要となります。
ベイプの使用時間やサイズを決める要素
朝、ベイプを持って出かけて、1日中使用して、家に帰ってからもベイプを楽しんで、寝る前に充電する。といったサイクルでベイプを使用したい人が大半だと思いますが、そのためには最低でも2000mAh以上のバッテリー容量が必要であると覚えておきましょう。
ベイプのバッテリーの持ちというのは、単純にバッテリーの容量に依存するだけでなく、使用しているアトマイザーや、普段使っているベイプのワットやボルトの設定によっても変化するため一概には言えません。
1日に1箱タバコを吸っているという人は2500mAh程度のバッテリー容量を、2箱近くタバコを吸っているという人は5000mAh程度のバッテリー容量をもったベイプを選ぶのが良いでしょう。
しかし、ベイプというのはバッテリーの容量によってそのサイズは大きく変わります。2000mAh程度のバッテリーであればアトマイザーとセットにしてもポケットの中にいれておく事ができますが、5000mAhのバッテリーともなるとボケットに入らないか、入ってもすごく邪魔に感じるほどの大きさになります。
どれぐらい吸うかもわからないし、どうやって持ち歩くのかも決めてないという人であれば、とりあえず2000mAh〜25000mAh程度のバッテリー容量があれば十分であると覚えておきましょう。
ベイプのリキッドの選び方について
ベイプの味を決める最も重要な要素といっても過言ではないのがリキッドです。また禁煙グッズとしてベイプを使用する人の場合は、リキッド選びに「ニコチン入りリキッド」という選択肢も入っているのではないでしょうか?
当サイトでは、リキッドに関するページも充実していますので、自分好みのベイプを見つけたら、次は自分好みのリキッドを見つけるために、ぜひ参考にしてみてください。
電子タバコ(VAPE)の選び方まとめ
ではここで一度、どんな電子タバコ(VAPE)を選ぶべきなのかおさらいしておきましょう。満足感の高いベイプを選ぶためには、以下の4点に注目して選ぶのがポイントとなります。
- 可変電圧のテクニカルMOD
- 爆煙ならサブオーム(0.9Ω以下)
- 30W以上の出力
- 2000mAh以上のバッテリー容量
この4つのポイントを押さえたベイプのスターターセットを選ぶ事で、買った瞬間から満足度の高いベイプライフをエンジョイできるのはもちろんの事、今後発売されていくだろうアトマイザーで気になったものがあれば購入して楽しむ事ができますし、味重視のセッティングにしたり、爆煙重視のセッティングにしたりと様々な楽しみ方ができます。
ここまで読んで、もっとベイプの事が知りたい!と思った人は、ベイプを購入する前に一度、MOD(バッテリーユニット)の選び方ページや、アトマイザーの選び方ページを熟読しておく事をおすすめします。こちらのページには、このページには書かれていない、もっと専門的なベイプの選びかたを詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
初心者におすすめな電子タバコ(VAPE)3選
ここからは、上記の選びかたを踏まえた上で、コレを買っておけば失敗しない!と胸を張って初心者におすすめできるベイプ(VAPE)を3種類紹介していきます。
一般的に初心者向けのベイプの相場というのは、スターターセットで1万円前後が目安となっています。中には3000円〜5000円程度で販売されているベイプもありますが、それらの多くはメカニカルMOD式であり電圧の調整などができないモデルなうえに、粗悪なアトマイザーがつけられてるケースもありますので、値段につられて選んでしまわないように注意が必要です。
もちろん、「とりあえず煙が出ればいいんです!」という人であればそういったモデルのベイプから始めてみるのも良いかもしれませんが、大半の人がそういった低価格ベイプを購入して、煙の量や味に満足ができず、1万円以上のテクニカルMOD式のサブオーム帯を購入し直すケースが多いため、安物買いの銭失いにならないように気をつけて下さい。
では、コレを買っておけば間違いない!そんな初心者におすすめのベイプ3機種を紹介していきます。
カンガーテック(KangerTech) / SUBOX mini
現在の価格はコチラ | |||||
抵抗値 | 0.5Ω | ||||
バッテリー | 別売り(IMR18650) |
最強のスターターセットとの呼び声も高い、カンガーテックのSUBOX mini。下限抵抗値0.3ΩのテクニカルMODに、0.5Ωの爆煙仕様のアトマイザーがセットになっており、コイルユニットには味重視な人におすすめなOCCと呼ばれるオーガニックコットンコイルが使用されています。
爆煙でもしっかりと味わいを楽しめるビッグサイズのコイルが搭載されており、後々は手巻きコイルを楽しみたいという人のためにRBA(リビルダブルアトマイザー)用のコイルユニットもセットになっているため、これ1台あれば、はっきり言ってこれ以上買い足すものは一切ないと言っても過言ではないモデルです。
まさに「どれを買えば失敗しないの?」という世界中のベイプ初心者を1台で満足させられるおすすめの逸品。正直言って、ここまで長々とベイプの選び方を紹介せずとも、最初にこのモデルを紹介しておけば済む話だったなんて思いもあるほどです。
ただ、難点なのは「バッテリーが別売りのモデル」であり、バッテリー内蔵型ではないということです。IMR18650バッテリーを購入すれば済む話ですし、上級者からすれば「内臓バッテリーだと壊れた時に直せないからこのモデルの方が良い」という意見も多いため、ちょっとややこしく感じるかもしれませんがおすすめのベイプとして紹介させていただきます。
>>カンガーテック(KangerTech)の電子タバコについて詳しくはコチラ
イーリーフ(Eleaf) / iStick TC40W+GS-TANK
現在の価格はコチラ | |||||
抵抗値 | 0.15Ω | ||||
バッテリー | 2600mAh |
ベイプの中には「温度管理ができる機種」というのが存在しており、近年このタイプのベイプが注目されています。温度管理というのは簡単に言うと「コイルが◯◯℃になるまで加熱!」という設定が行えるモードであり、これによってコイルの焼きつき(ドライヒット)がなくなり、バッテリーの持ちも良くなるというメリットがあります。
そんな、温度管理機能を搭載した初心者におすすめのスターターセットといえば、イーリーフのアイスティックTC40WとGS-TANKを組み合わせたタイプのセットです。
このテクニカルMODは下限抵抗値がo.15Ωなっており、サブオームのなかでも最も低いといって過言ではない爆煙セッティングです。もちろんMODの下限抵抗値が低いということは、世のなかの大半のアトマイザーが使用できますので、これ1台でベイプの世界にどっぷりハマっても、MODを買い換えることなく色々なアトマイザーで楽しめます。
難点としては、他のスターターセットに比べてアトマイザーのスペックが低く、コイルユニットが小さいため爆煙セッティングにして使うとリキッドの味が飛びやすくなります。もっとハイスペックなベイプに改造したい!となっても使用できるアトマイザーの幅が広いため、初心者にはおすすめのモデルといえるでしょう。
>>イーリーフ(Eleaf)の電子タバコについて詳しくはコチラ
ジョイテック(Joyetech) / eGo ONE
現在の価格はコチラ | |||||
抵抗値 | 0.5Ω 1.0Ω |
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バッテリー | 1100mAh 2200mAh |
おすすめ3機種のなかでも、唯一のメカニカルMOD(可変電圧ではないMOD)なのがコレ。選び方の部分ではメカニカルMODではなくテクニカルMODを選びなさいと紹介していたのになぜメカニカルMODなの!?と気になる人もいるかもしれませんが、このモデルは何と言っても「手軽にサブオームが使える」という魅力があります。
低価格なベイプに多いメカニカルMODですが、爆煙重視の0.5Ωのコイルユニットと、味わい重視に綿の量を増やした1.0Ωのコイルユニットが搭載されており、どのテイストのベイプが好みなのか自分でもわからないという初心者さんでも、絶対に満足させられる自信があるため、あえてこのモデルを紹介させていただきました。
また、このモデルはなんといってもアトマイザーの質が素晴らしく、上級者でも愛用している人の多い味わい深い逸品です。
煙の量はアトマイザーの質で決まりますから、ハイスペックモデルにも引けを取らない爆煙を味わえるにもかかわらず、メカニカルMODのおかげで他のベイプよりも非常に低価格です。コスパを重視して選びたいという初心者さんにおすすめです。
>>ジョイテック(Joyetech)の電子タバコについて詳しくはコチラ