定番17社!人気スピーカーメーカーの音質比較一覧
音響には必須となるスピーカーですが、国内外含め非常に多くのメーカーが製造及び販売をしています。そのため商品数も多種多様となるため、その中から自分の目的に合うスピーカーを選ぶのは、大変労力がかかります。
スピーカーを製造するメーカーは他社に負けないために、それぞれ特徴を持たせています。そのため選ぶ上でメーカーから絞っていくと選びやすくもなります。そこで、こちらでは定番17社の人気スピーカーの音響比較についてご紹介していきます。
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ボーズ(Bose)
スピーカーメーカーとしても知名度が高いボーズですが、MIT(マサチューセッツ工科大学)での研究結果をもとにした独創的な商品が多く、スペックとしても優れており、特に音量においては右に出るものがなかなかいないほど、大迫力な音を出せる性能を持っています。
深みのある低音を大音量で響かせることができ、まとまりのある心地の良い音を楽しめるのがボーズの特徴でもあります。
また高音域もBGMとしてまとまりが良く、非常に聞こえが良いとして全体的にも高音質であるとされるのがボーズの音質でもありますが、専門的に音楽に触れている方からは人工的な音であると一部不評が出ています。
それでも一般的なユーザーからすれば手も出しやすい価格で、手軽に高音質を楽しめるとして評価されています。
ヤマハ(Yamaha)
日本では国産ピアノの製造から今や知る人ぞ知る楽器メーカーとなったヤマハですが、音響機器であるオーディオも製造しています。
スピーカーに関してはその高い技術力を用いて、業務用からコンシューマの大型またはポータブルなど幅広く商品展開しています。
価格帯も低価格なものからハイエンドな物まで取り揃えられていますが、その多くは聞き続けても疲れないナチュラルな音質となっており、雑味がないクリアな音となっています。
アンカー(Anker)
スピーカー市場の中でも低価格で高音質を実現したのがこのアンカーです。特に数年前から市場に出回り始めたBluetoothスピーカーの中でも特に進化を遂げたのがこのアンカーの商品となっています。
ポータブルスピーカーでは弱い低音域でも、アンカーのスピーカーであれば伸びのある深い音を響かせる高レベルな低音域を実現しています。
コストパフォーマンスにも優れていることから、一部の市場では不動の売り上げ第1位にもなるほど評価されているメーカーです。
ソニー(Sony)
ソニーではアクティブスピーカーを中心に取り扱っています。アクティブスピーカーとはアンプを内蔵したスピーカーですが、それ故に様々な機器との接続がシンプルに可能となっています。
それにより音質・音量共によく、さらにハイレゾ対応のものも販売され、全体的には重低音重視の傾向にあり、音圧が高く、ずっしりとパンチの効いた低音が魅力となっています。
価格としてはやや高めには位置していますが、音圧マニアの方々や大音量での再生を好む方々からは好評です。
JBL(ジェービーエル)
JBLはコンサートや映画館、ジャズ喫茶など広い空間で大衆に向けて使用される場所で採用されるようなスピーカーを製造しています。
その商品展開は幅広く、スタンダードモデルから上記のスタジオモニタースピーカー、アクティブスピーカー、ホームシアター、カーオーディオ、果てはプレミアムモデルまで取り扱っています。
その音質は低音域に強いみを持っていますが、その音は時に弾むように、時に繊細で柔らかい音を再生する傾向にあります。
ダイナミックさと繊細さを併せ持った雄大でスケールの大きい音は圧巻の一言に尽き、特にジャズファンからは絶大な人気と存在感を誇ります。
オーディオ・テクニカ(Audio Technica)
国内のオーディオ機器メーカーとして音響や映像機器を扱っています。スピーカーはもちろん、ミキサーやスピーカーケーブルなどAVアクセサリーなども扱い、音響関係であればコンシューマから設備音響機器まで幅広く展開しています。
中でもスピーカーはアンプを内蔵するアクティブスピーカーを据え置きやポータブルで、あるいはワイヤレススピーカーなども販売するメーカーです。
その価格帯は格安のものから少し高めなものの比較的リーズナブルな物までそろっており、全体的にはコストパフォーマンスも良いとされています。
価格は安いながらも同メーカーのスピーカーケーブルなどとの組み合わせで非常に良い音質を楽しめることから、手軽に高音質を手に入れらると一部で評判のメーカーです。
レビン(Levin)
デザイン性が高く、スピーカーに見えないスピーカーと言うような評価を受ける商品を作るのがレビンです。
Bluetooth対応のポータブルスピーカーを中心に製造し、NFC機能を搭載することで簡単に使用できるのが魅力的です。
価格もリーズナブルで防水性能もあり、コストパフォーマンスも良いのが売りですが、商品展開自体は少ないため、選べる商品は少ないのが惜しいところです。
それでも購入した方の多くが、そのデザイン性と使いやすさに満足されていました。
タオトロニクス(Taotronics)
タオトロニクスでもデザイン性に優れたBluetooth対応ポータブルスピーカーを販売します。
こちらも防水性能を備えており、操作もしやすいシンプルながらも飽きがこないデザインなのが売りです。
しかしそれ以上に、価格が安いのに6Wのパワーで再生される音量と低音域に強みがあるため、音質としても非常に良いものとなっています。
高評価を付けている方も多く、またレビュー自体も多いことからこれを購入されている方も多いことが伺えます。
オンキヨー(Onkyo)
ボーズと共にスピーカーでは知名度が高いのがオンキヨーです。メーカー名通り音響機器を専門に扱う企業であり、車載用スピーカーではトップシェアを誇るほどです。
家庭用ではミニコンポを中心に、コンパクトにまとめたスピーカーの製造を得意としています。珍しいのは振動版から自社開発をしていることで、こだわりが伺えます。
高性能なアクティブスピーカーを多数製造しており、デジタル入力やハイレゾ対応と言ったスペック面でも後れを取りません。
高音域には独自の高性能ツイーターを、低音域にはOMFダイヤフラム振動板ウーファーを搭載しながら、価格を抑え、1万円台のスピーカーでは最高性能を誇るほどの出来です。
これにより高音から低音までワイドレンジで高音質な音を楽しむことができると、多くの方を魅了しているメーカーでもあります。
オーメイカー(Omaker)
オーメイカーでは男性の心をくすぐるミリタリー系デザインのスピーカーを中心に展開しています。
Bluetooth対応のワイヤレススピーカーで、こちらも一見すればスピーカーには見えない商品ではありますが、防水仕様で連続12時間再生できるバッテリーは圧巻です。
NFC機能も搭載しているので、接続設定も簡単であり、外に持ち出したくなるスピーカーとして話題です。
価格はリーズナブルでありながら、お値段以上の音質を持つポータブルスピーカーなので過度な期待をしなければ十分な商品と言えるでしょう。
B&W(バウワース&ウィルキンス)
イギリスのメーカーであるB&Wは高音に強みを持つスピーカーを製造しています。煌めくような高音を奏でながら、音色はドライで硬質とかなりピーキーな音質となっています。
低音も音圧に押し出されるような音で、ドンシャリな設定になっています。相方となるアンプ自体も商品を選ぶようですが、スピーカーのことを勉強し、うまく調整すれば非常に良い音を楽しむことができる商品でもあります。
そのためやや玄人向けのメーカーにはなって今いますが、ファンも多く、使いこなせれば知識も豊富に身につくメーカーでもあります。
ロジクール(Logicool)
ロジクールはPCの周辺機器の製造メーカーとして有名です。そのためスピーカーもPC用のものを中心として製造しています。
しかし「あくまでPCの付属品」としてではなく、1つの商品としてこだわりを持っています。デザイン性を重視した美しいエンクロージャーでインテリアを崩しません。
音質にもこだわり深い低音を実現するものやバランスの取れた幅広い音域を再生するものなど、高い品質を保っています。
価格もリーズナブルから少し高めのものまで取り揃えており、商品数は少ないながらも、ユーザーの評価も高めの商品ばかりとなっています。
フォステクス(Fostex)
技術と芸術の調和を目指す国内メーカーであり、スピーカーを自作する愛好家向けにユニットを製造するメーカーでもあります。
その品質は非常に高く、高い物理特性を備えた独自開発ユニットを中心にスピーカーを作っていることから、愛好家が満足するのも納得の品質なのが特徴です。
アクティブスピーカーなども取り揃えており幅広いラインナップですが、その商品のどれもが、独自ユニットによって幅広い音域を備え、クオリティ重視のパワフルな重低音を実現するなど、音質としても文句なしです。
ただしその高性能を活かすも殺すもユーザー次第なので、こちらもやや玄人向けのメーカーであることも確かです。
オラソニック(Olasonic)
低価格で高音質を目指してスピーカーを製造する新興オーディオ機器メーカーがオラソニックです。
卵型形状と言う独特の形でも有名ですが、この形状にすることで音質を阻害している要因を解消し、高音質を響かせることができる商品として確立されています。
さらに音質向上のためにデジタル入力やBluetooth接続への対応と言った最新技術への対応も随時行っています。
アクティブスピーカーのものやハイレゾ対応のもの、パッシブラジエーターを採用したものなど、商品それぞれに特徴を持たせており、ユーザーに選びやすいラインナップとなっています。
マッキー(Mackie)
業務用音響機器を多く手掛ける世界的音響ブランドとして名高いのがこちらのマッキーになります。
ミキサーやレコーディング機器などを製造している技術と経験を活かし、デスクトップPC用から音楽イベント向けまで幅広く商品展開しています。
それもありグレードの高いパーツを用いることで低音域に強みを持つ商品を中心に製造し、クリアで明瞭感のある音を響かせることができます。
その分、価格帯はやや高めであり、プロ用途を意識したラインナップであることから、音響関係の仕事の方や、それらを良く取り扱う方々からは高い評価を得ています。
ベリンガー(Behringer)
こちらも業務用機器を幅広く手掛けるメーカーではありますが、他メーカーを圧倒するコストパフォーマンスの良さで、世界中の音楽制作現場を支えるメーカーとして有名です。
豊富な機能とコストパフォーマンスの良さが売りであり、アクティブスピーカーを中心とした多数のラインナップが魅力となっています。
もちろん音質も良いですが、何よりもパワフルな音量が特徴的であり、小型でも力強いサウンドが楽しめます。
音質調整が自在なものやハイレゾ対応のものなど、スペックとしても高いものを有しており、こちらもユーザーからの信頼も厚いメーカーです。
プリソーナス(Presonus)
こちらもスピーカーやデジタルミキサーアドを中心に業務用音響機器を扱うメーカーです。軍用の表面実装技術の実績をベースとして、耐久性と実用性に特化した高品質な商品を取り揃えているのが特徴です。
それでいてデザインはシンプルですがすっきりとまとまったコンパクト仕様なのに、大出力を有しているので大音量での再生が可能となっています。
硬めでしっかりとした低音域から、明確な高音域まで響かせられるものから、緻密な音像表現を実現しているものまで様々ですが、どれも高音質なのは確かでしょう。
価格帯は決して安いというわけではありませんが、その耐久性から物持ちも良く、コストパフォーマンスに優れていると評価されています。
ダリ(Dali)
ダリはデンマークのスピーカーメーカーであり、商品による程度の差はあるものの、独特な音色が有名となっています。
弦楽器の音を特に美しく感じられる艶のある音色と中音域が特徴であり、スピーカーを専門に製造し続けているだけあって、その品質はかなりのものです。
形状としてもブックシェルフからトールボーイまで幅広く取り扱っており、ユーザー数も増加する傾向にあるほど人気のメーカーです。
ただ説明書にはエイジング(慣らし)の必要性を記載されており、初心者の方にはやや扱い辛い商品でもあるかもしれません。
価格帯はやや高めなものからハイエンドな物まで取り扱っていますので、ある程度スピーカーの知識が付いてきてからおすすめできるメーカーでもあります。