歌詞が見える!リリックスピーカーの特徴や口コミ評判
音楽のメロディーに合わせて、歌詞が表示されるスピーカーが発売され、そのユーモアさから人気を博しています。
そのデザイン性の高さや独創的な商品アイデアが、スピーカー業界のみならず音楽業界でも大変話題になっています。
そんなリリックスピーカーの特徴や、使っている人の口コミや評判をご紹介していきます。
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SIXとは?
リリックスピーカーについてご紹介する前に、まずはこの商品を販売しているSIXというメーカーについてご紹介しておきましょう。
SIXは正式名称を株式会社SIX(SIX INC.)と言い、東京都港区に本社を置くクリエイティブエージェンシーです。
博報堂のデジタル領域に強みを持つクリエーター6人が、野添剛士を代表として集まり設立したブランドであり、インスタレーションやブランディング、動画・映像制作などを行っています。
その過程で誕生したのがリリックスピーカーですが、このブランドのコンセプトでもある「デザインされていないものをデザインする」という考え方と、製作者である斉藤迅の「歌詞と共に楽しむ音楽」を実現させるために開発されています。
リリックスピーカーとは?
そんなSIXが販売するリリックスピーカーですが、そもそもこの商品って何?と言う方もいらっしゃると思いますので、続いてリリックスピーカーのご紹介していきます。
リリックスピーカーとは、音楽を流すと同時に歌詞を表示することを可能にした次世代型スピーカーなのです。
「言葉をインテリアとして楽しめる」をテーマとして、これまでにない新しい概念で作られたこのスピーカーは、発表されるや否や瞬く間に話題となりました。
音楽を流すスピーカーと歌詞を見るためのモニターなどは別のものと言うイメージを覆し、1つで両方の役割を担ってくれるとなれば、話題にもなります。
これは開発したSIXの斉藤迅が「歌詞の持つ力」に注目し、歌詞と共に楽しむ音楽を追求した上で作り出された商品だと言われています。
曲と共に歌詞が目に飛び込んでい来るというのは、ユーザーだけでなく曲を提供するアーティストの方々にも衝撃を与えました。
リリックスピーカーの使い方と仕組み
そんなリリックスピーカーは実際にどのような使い方と仕組みなのか、気になる方もいると思うのでご紹介しておきます。
通常スピーカーと言えば、電気信号を受け取り振動に変換して音を伝えるスピーカーユニットと、ユニットを保護しつつ前面と背面で音を分けて低音を響かせやすくするエンクロージャー(キャビネット)で構成されています。
このエンクロージャーが大抵は木材あるいは金属を使用したボックスとなっているのですが、リリックスピーカーでは内部に歌詞を表示できる特殊な構造を持った透明なガラスで構成されています。
この透明な部分に次々と歌詞が映し出されます。その映し出され方も、ただ表示されるだけでなく、まるで文字が躍るように可視化され、非常にアーティスティックです。
そんなすごい機能を持っているとなると使い方も複雑ではないのか、と思うかもしれませんが、これがいとも簡単に使えるのです。
基本はWi-Fiとの接続、そしてスマホの対応アプリを使用するだけで簡単に使用できるのです。
対応アプリさえ使用しWi-Fi接続していれば、専用アプリであれば240万曲以上の中から、対応アプリでも多くの歌詞データから再生している曲を選別し、歌詞をビジュアライズしてくれるので、自分で歌詞を打ち込むなどの作業は必要ありません。
ただし、海外での使用は出来ませんのでお気を付けください。また対応アプリも限られていますので、前もってチェックしておく必要もあります。
さらにスマホだとBluetooth接続ができるのではないか、と思われる方もいらっしゃいますが、そちらもできないことは予め頭に入れておいてください。
リリックスピーカーの対応アプリ一覧
さて、ここで気になるのが対応アプリです。これはiPhoneとAndroidで異なるため、お持ちのスマホに合わせて使用できるアプリを確認してください。
ただ先に申し上げておきたいのは対応アプリはiPhoneの方が圧倒的に多いという事です。元々iPod touchにも対応しており、その発展形で音楽プレーヤーとしても優れるiPhoneの方の方が対応させやすいようです。
またどちらにも共通してリリックスピーカー専用アプリ「Lyric speaker」は配信されていますので、大抵はこちらを使うのは無難です。
その上で、他にリリックスピーカーと対応しているアプリは以下のようになっています。
iPhone
- iOS純正音楽プレーヤー
- Apple Music
- Spotify
- Google Play Music
- AWA
- レコチョクベスト
- プチリリ
- うたパス
- KKBOX
Android
- Spotify
ご覧の通り、iPhoneでは9つものアプリが対応しているのに対してAndroidではSpotifyの1つのみになります。
AndroidでGoogle Play Musicが対応していないのは些か謎ではありますが、対応していないものは仕方ありません
対応アプリとしてはやはり専用アプリを使用するのが無難です。ただし、このアプリはスマホ内に記録されている音楽を再生するにとどまるので、アプリだけで曲を探しストリーミング再生できないことは理解しておいてください。
その他の対応アプリであれば、アプリから提供されている曲を流すだけで、歌詞も出てくるので、スマホ内に音楽データを入れる手間がないという利点はあります。
各々の使い方に合わせて、あるいは現在ご自身が使用している音楽アプリが対応していれば利用しやすいという事になります。
リリックスピーカーの仕組み
上記のような対応アプリを使用することで、提供サービス内に歌詞が登録されてさえいれば、スクリーンに投影されます。
しかしこのスクリーン、商品を見れば分かりますがどのように映し出されているか疑問に思われる方もいるでしょう。
実際に、透明なガラスの奥にはモニターがあるわけでもありません。それもそのはず、このスピーカーのスクリーンそのものに秘密があるのです。
こちらに採用されているのは面発光の透過スクリーンであり、透明なスクリーン自体に様々な映像を映し出すことができるのです。
現在はまだそこまで複雑な映像こそ映し出せませんが、歌詞やそれを彩る演出であれば可能となっています。最近だと、車のデジタルタコグラフの表示にも採用されているものがあります。
先ほども触れましたが、これにより専用アプリであれば240万曲、対応アプリでもそれぞれに登録されたも曲数の歌詞を、選んだ曲に対応して音楽を流しながら歌詞を映し出すことができるのです。
専用アプリでももし歌詞が表示されないものがあれば、リクエストが出来るそうですが、曲によっては対応できないものもあるそうなので注意してください。
リリックスピーカーの特徴
さて、そんなリリックスピーカーは、およそスピーカーとしては独特な見た目をしています。
スピーカーユニットこそありますが、透明なスクリーンに埋め込まれる形となっており、木目調や金属のスピーカーとは程遠い見た目です。
もちろん周りを覆うフレームは透明ではないため、ボックス型の形状とスピーカーユニットに目を向ければ、これがスピーカーであることには気づくと思います。
しかし遠目から歌詞が次々と映しだれているところを見れば、知らない方からはとてもスピーカーとは認識されないでしょう。
それほどにスピーカーには見えないスピーカーであり、一言で表してしまえばシンプルなのに存在そのものがファッショナブルなスピーカーであると言えます。
近代建築に代表される部屋や、おしゃれなカフェなどに置いてあってもインテリアにマッチし、むしろその完成された外観を演出する1つの要素として存在できるスピーカーとなっています。
当然ですが品質としても高いことが特徴として挙がります。ハンドメイドにこだわり、製作に携わったのは国際的な賞を受賞するような映像アーティストやプログラマーなので造形も機能も美しい逸品となってます。
リリックスピーカーの音質
そんな高性能で独創的なリリックスピーカーですが、スピーカーである以上本来の用途である音質も気になるところです。
デザイン性も機能性もこだわっているのに音質が悪いのでは話になりませんが、そこにも徹底された品質が存在します。
曲をメロディーだけでなくビジュアルとしても捉えられるように表現したリリックスピーカーですが、高音質を点音源で再生できるコアキシャルユニットを開発し搭載することで、あたかも目の前でアーティストがその曲を歌っているかのような心に響くナチュラルな歌声を再現してくれます。
エンクロージャー自体も余分な共振や共鳴を極力排除したアクリル板を採用していることで、美しい音鳴りが実現されています。
リリックスピーカーの口コミや評価
先ほども触れましたが、評価自体も高く、その革新的な表現力からユーザーだけでなくアーティストからも絶賛されているスピーカーです。
そのビジュアルだけでも既に高い評価を下す方もいらっしゃいますが、その動く姿を見て感動される方も少なくありません。
ただ全てにおいて良い意見だけと言うわけではないため、悪い意見も含めてそれぞれの立場で見ていきましょう。
良い口コミや評価
とにかくデザイン性とこれまでにない歌詞も映し出す独創性に良い評価をつける方がほとんどです。
一目惚れして購入したという方もいるほど、その存在を知り、実際に動いている姿を見れば魅了されてしまうほどのデザインと機能性なっています。音質に関しても良く、スピーカーとしての性能も申し分ないようです。
悪い口コミや評価
一方で価格に関しては苦言も出ています。他のスピーカーとは一線を画すものであり、こだわり具合もすごいことから仕方ないことかもしれませんが、どうしても価格が高くなってしまいます。
もちろん、これと同等、あるいはさらに高額のスピーカーもあるので、最高額とは言いませんが、買おうと思うと少し身構える価格です。
またあくまでもWi-Fiによってスマホと連動していることから、スマホのバックグラウンドで動かないアプリに関しては、別のウィンドウを起動した瞬間に動作が停止することや、iOS5以降だとエラーが頻発するアプリもあるようです。
iPhoneは対応アプリも多いと先ほどご紹介しましたが、全部が全部正常に動くわけではないのはデメリットでもあります。
唯一の商品であるだけに課題もあるようですが、早急な対応が求められるところです。
リリックスピーカーはどんな人におすすめ?
こんなリリックスピーカーですが、音楽をメロディーとして楽しむだけでなく、歌詞も含めて楽しむ方にはおすすめとなります。
「言葉をインテリアとして楽しめる」をテーマとしていることから、普段から曲に込められた歌詞にも注目している方にとって、革新的であり適したスピーカーとも言えます。
またインテリアとしておしゃれなスピーカーをお探しの方にもおすすめです。部屋のインテリアとして、あるいはおしゃれなカフェを営業されている方なら、このスピーカーを置くと、周囲からの注目を集める事間違いなしでしょう。