TELEFUNKENの評価とマイクおすすめランキング
マイクと一口に言っても、国内を含め世界中で多数のメーカーが競い合うように商品を展開しているので、自分に合うものが分からないという方も多いのではないでしょうか。
そんなマイクを展開するメーカーの中でも、TELEFUNKENはとくに老舗のブランドで、100年以上にもわたって世界中で愛されています。
今回は、TELEFUNKENのマイクについて、その特徴や評判・口コミをまとめ、とくにおすすめできるマイクをTOP5のランキング形式にしてご紹介いたします。
スポンサーリンク
TELEFUNKEN(テレフンケン)とは?
TELEFUNKEN(テレフンケン)は、1903年にドイツ・ベルリンに設立された無線とテレビを扱う会社です。当時は電子機器メーカーだった「シーメンス」と、電機メーカーの「AEG」が無線技術を集結させるべく、合弁会社として誕生しました。
のちにAEGと合併してAEG-Telefunkenに社名変更しましたが、その後ダイムラーに買収されたときに社名から「Telefunken」が外されており、オリジナルの社名としての「TELEFUNKEN」はここで無くなってしまいました。
しかし、商標としてのTELEFUNKENはいまだに残っており、現在は「Telefunken holding AG」や「TELEHUNKEN Elektroakustik」が保持しています。
TELEFUNKENのマイクの特徴
TELEFUNKENがメインに扱っているマイクは「真空管コンデンサーマイク」と「ダイナミックマイク」です。
そのなかでも世間一般には、TELEFUNKENといえば「真空管コンデンサーマイク」のイメージが強いようで、「ELA M 251」などの商品が長年にわたって愛されています。
また、コンデンサーマイクと同じくらいダイナミックマイクも人気があり、コンデンサーにも劣らない品質と言われる「M80」などの取り扱いがあります。
価格帯はタイプによって異なりますが、3万円強程度で手にできるものから、150万円以上する高価なものまで幅広く展開されています。
TELEFUNKENのマイクの口コミや評価
TELEFUNKENのマイクは、総合的に「価格以上の素晴らしい性能」だと評されているようです。
ここでは、TELEFUNKENのマイク(主にダイナミックマイク)の口コミや評価について、より詳しくみていきます。
良い口コミや評価
TELEFUNKENの良い口コミや評価としては次のような声が挙げられています。
- ダイナミックマイクでも収音力がコンデンサー並み
- ボーカルの高音域をクリアに拾ってくれる
- 3万円前後の商品でも、他の高価なマイクと遜色がない
TELEHUNKENのマイクは、通常のマイクでは拾いづらいボーカルの高音域もしっかり収音することができるので、女性シンガーから多くの支持を集めています。
また、そんなハイクオリティのマイクが3万円前後から購入できるというコストパフォーマンスの秀逸さも、高評価の要因となっているようです。
悪い口コミや評価
一方で、良くない口コミや評価としては次のような声が挙げられています。
- ゲインが低いため、ゲインに余裕のあるマイクプリアンプが必要
- マイクの中では重量級
ゲインに関しては、あまり良くないマイクプリアンプと合わせて使うと雑音が発生してしまうことがあるため、物足りないと感じる方は一定数いるようです。しかし、これはゲインに余裕のあるものを使うことで改善されるので、TELEFUNKENのマイクを検討している際は、マイクプリアンプも見直すと無難でしょう。
ずっしりとした重みがある点は好き嫌いが分かれるところではありますが、少しの重さも気になるという方は注意しておいたほうが良いかもしれません。
TELEFUNKENのマイクはどんな人におすすめ?
TELEHUNKENのマイク(ダイナミックマイク)は「比較的低価格で、コンデンサー並みの高性能なマイクがほしい」と考えている方におすすめできるマイクだといえるでしょう。
TELEFUNKENのマイクおすすめランキング:TOP5
ここまでで、TELEFUNKENのマイクの特徴や口コミなどをまとめて、どんな方におすすめできるのかについてをまとめてきました。
ここからは、数あるTELEFUNKENのマイクの中で、とくにおすすめできるマイクをTOP5のランキング形式にしてご紹介いたします。TELEFUNKENのマイクが気になっている方は、ぜひ参考にしてください。
第1位:M80 Solid Color
現在の価格はコチラ |
TELEFUNKENの扱うダイナミックマイクです。
M80は、以前のものに比べボイスコイルを軽量化、ダイアフラム部分を薄型に、そしてAMI/TAB-FUNKENWERK社製のカスタム出力トランスを用いているのが特徴です。これによって、より効率よく空気振動を電気信号に変更でき、また、昔ながらのアナログオーディオを思わせる音も演出してくれます。
ダイナミックマイクでありながらコンデンサーマイクに匹敵する力も持っており、高音域の歌声や弦楽器の細やかな音の響きを逃さずに拾ってくれます。これが3万円前後で手に入るものですから驚きです。
さらに、本体はビビットなカラーが複数展開されており、全10種類から好きな色を選ぶことができます。
コンデンサーマイクにも劣らぬ高性能、かつ豊富なカラーバリエーションで個性を出せることが人気で、第1位とさせていただいています。
第2位:M81 STANDARD
現在の価格はコチラ |
M80と比べると、高域の反応特性や低域が抑えられており、フラットでナチュラルな音に仕上がっているダイナミックマイクです。
これによって、ダイナミックマイク使用時には、ほぼ必須と言われるイコライザー処理をしなくても満足のいく音が採れるという声もあがっています。
M81とは得意としている周波数が異なるので、使い分けることをおすすめしています。特にエレキギターや金管楽器を使用する際にはおすすめのマイクです。
第3位:M80 STANDARD
現在の価格はコチラ |
M80シリーズの1番オーソドックスな形や色合いのダイナミックマイクです。
コンデンサーマイクに匹敵するほど高性能な商品です。ただし、M80 Solid Colorシリーズに比べるとカラーバリエーションが乏しいので、ここでは第3位とさせていただいています。
第4位:M80SH
現在の価格はコチラ |
TELEFUNKENの扱うダイナミックマイクです。
型番で見れば、第1位、3位のものと同シリーズですが、こちらはショートサイズなのが特徴的なマイクです。
小さいですが、M80シリーズに搭載されている機能はもちろん詰め込まれているので、楽器の奏でる繊細な音もしっかりと拾ってくれます。取り回しが良いので、楽器レコーディングの際に適したタイプだといえます。
納得の機能ですが、上位のものに比べると使うシーンがより限定されるため、第4位とさせていただいています。
第5位:M82
現在の価格はコチラ |
TELEFUNKENの扱うダイナミックマイクです。
キックドラム用マイクに替わる選択肢として開発されたマイクであり、キックドラム音の収録の際に使用すれば「ファットでパンチィなサウンド」を収録することができます。
もちろんそのほかの用途にも使え、音声から歌声、管弦楽器の音も魅力的に拾うことが可能です。
ここで見る人気のマイクの中では最も癖のあるタイプなので、第5位とさせていただいています。