天体望遠鏡のおすすめメーカーランキング
天体観察を始めてみよう、また天体に興味を持ち始めた子供に天体望遠鏡をプレゼントしようと思ったものの、いろいろな種類があって、何を選んだらよいのか分からない方がほとんどだと思います。
価格も幅広いし、サポート体制も気になるところ。ここでは、天体望遠鏡を販売している国内外のメーカーから、初心者向けのラインナップも充実している、おすすめのメーカーのランキングを5位までご紹介します。
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第1位:ビクセン(Vixen)
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天体望遠鏡初心者へのおすすめは、2位以下のメーカーから群を抜いて、ほとんどの人がビクセンを支持するのではないでしょうか。
ビクセンは、埼玉県所沢市に本社を置く、業界では圧倒的首位を誇る光学機器のメーカーです。常に最新技術を積極的に取り入れようとする企業姿勢、そして日本のメーカーらしい高機能な製品と信頼性の高さは、国内だけでなく海外でも高い評価を得ています。
ビクセンは、「自然科学応援企業」であることをミッションに、「星を見せる企業」というビジョンを掲げているメーカーです。それ故に、楽しく星を見る人が増えるように、天文への親しみやすい入り口を設けてします。
このような企業姿勢を反映し、初心者が扱いやすい製品を多数取り揃えています。価格も比較的安価で、セットで購入すればすぐに使うことができる手軽さです。また、分かりやすいマニュアルや、修理や故障の際に素早く対応してくれるカスタマーセンターも、初心者には安心のポイントと言えます。
ビクセン(Vixen)のおすすめ天体望遠鏡
ビクセンの定番である「ポルタシリーズ」は、簡単な操作で気軽に星を見ることができる、初めての天体望遠鏡に最適なモデルです。見たい方向に筒を動かし、手を離すとその位置で鏡筒が止まるフリーストップ方式。この扱いやすさは、初心者のみならず上級者にも好評です。
安心の国内メーカーであるビクセンは、高機能、低価格、サービスの良さ、どれをとっても他社にはない魅力をもっています。
第2位:ミード(MEADE)
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アメリカのロサンゼルス州に本社を置く、光学製品では世界最大級のメーカーです。ラインナップは幅広く、初心者用の小さな天体望遠鏡から天文台用の大口径望遠鏡まで取り揃えています。
研究、開発、製造は自社内で一貫して行われており、エレクトロニクスの導入を業界でいち早く実施するなど、世界のトップを走り続けていると、圧倒的に高い評価を得ているメーカーです。
ミード社の独特な形状の架台は、スマートで格好が良いと世界中で人気があります。しかし、架台と望遠鏡部分が切り離せないので、持ち運びには向かず、自宅での観測場所に設置する。常設向きです。
ミード(MEADE)のおすすめ天体望遠鏡
初心者におすすめなのは、ETXシリーズという小型の卓上天体望遠鏡です。 以前より口径がアップし、ミードETX870ATという機種として再登場したところ、これが初心者に大変な人気商品にまりました。
この製品の魅力は、自動導入装置がついているにもかかわらず、なんと言っても低価格であることです。コンパクトなので持ち運びもしやすく、星空が綺麗なところでの星雲や星団の観察に適しています。
第3位:ミザール(MIZAR)
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東京都豊島区に本社を置く、入門者向けの天体望遠鏡や双眼鏡を手がける日本の老舗メーカーです。
昔は低価格で性能とのバランスも評価を得ており、天文ファンに人気のメーカーでしたが、残念ながら最近はビクセンなどにおされてあまり元気がないので、天文マニアからの評価は高くないのが現状です。
ミザール(MIZAR)のおすすめ天体望遠鏡
ミザールは、今も昔も製品自体は初級〜中級者向けのものをメインとしており、なんと言っても低価格が自慢です。最初の1台にするならばMT-70Rなど、このくらい低価格のものでお試しされるのもよいでしょう。
高倍率観察には不向きでも、星雲や星団がとてもはっきりと見えますので、これで十分かと思います。
第4位:ボーグ(BORG)
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おもちゃメーカーであるタカラトミーの子会社、トミーテック株式会社が販売している天体望遠鏡ブランドです。望遠鏡販売店アトムの元店員だった中村昇氏によって開発されている現在のボーグ製品は、中村氏の天体への想いがつまっています。
中村氏はボーグの公式ホームページ内でブログを開設し、製品を使用している一般の人々と使い勝手や天文について話をするなどとても親しみやすい存在で、こうした取り組みは他メーカーではなかなか見られないでしょう。
ボーグは数多いパーツのラインナップを特徴としており、自作好きの天文マニアには、パーツを組み合わせてオリジナルの天体望遠鏡を作ることで人気があります。
ボーグ(BORG)のおすすめ天体望遠鏡
手作りできる天体望遠鏡が人気のボーグですが、初心者にはパーツの購入は難しいので、あらかじめセットされているミニボーグ45EDllなどの購入がおすすめです。
セット販売のものは、小型、軽量、さらに高性能なものが多く、お買い得であるため初心者には大変人気があります。
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第5位:ケンコー(Kenko)
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カメラ用品や光学製品などをメインに販売しており、天体望遠鏡の専門メーカーではないので、天文ファンからはあまり親しみがもたれていないのが実情です。また、現在ケンコーブランドとして出回っている天体望遠鏡は中国のOEMメーカーで製造されたものであり、自社での製造はしていません。
しかしながら、安価である割に良い製品を出しているという評判もあります。特に、ケンコーNewKDSシリーズは初心者向けのラインナップとして定評があり、野鳥撮影をする人にも人気があるそうです。
ケンコー(Kenko)のおすすめ天体望遠鏡
初心者が使用する天体望遠鏡は、架台が重要になりますが、このNewKDSシリーズの特徴は、強度があり、とてもしっかりとした架台です。全周微動装置もついており、使いやすさが安定した人気を呼んでいます。
初心者向けであるならば、安価でありながら架台がしっかりした使いやすい天体望遠鏡であると言えます。しかし、極軸望遠鏡のズレなど使いにくい製品もありますので、購入の際には詳しい人に見てもらったり、安価で手に入れて改造したりすることをおすすめします。
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