価格で選ぶ!コスパの良い天体望遠鏡ランキング
天体望遠鏡を購入しようと思っている方にとって気になるのが性能と価格なのではないでしょうか?天体望遠鏡の値段は、数千円から数百万まで、幅広く販売されています。
高い天体望遠鏡を購入すれば良く観えそうですが、天体観測を始めたばかりで高い天体望遠鏡を購入しても使いこなすことができ無いという事も多くあります。また、あまり安いと観たい天体を観測することができないという事も。今回は、値段や性能に関して、ご紹介します。
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天体望遠鏡の価格の違いとは?
天体望遠鏡は数千円から数百万まで幅広い値段のものが販売されています。天体望遠鏡は「鏡筒」と「架台」「三脚」から構成されています。鏡筒は屈折式天体望遠鏡と反射式天体望遠鏡、カタディオプトリック式天体望遠鏡の3種類に分けられます。また、架台は経緯台式と赤道儀式の2種類があります。
天体望遠鏡の価格ですが、単純に性能によって決まります。
天体望遠鏡の性能といわれると、「倍率」を思い浮かべる方も多いと思いますが、この倍率は鏡筒のレンズの口径によって適正倍率が決まっています。したがって、天体望遠鏡を購入する際には、天体望遠鏡の倍率が高ければ高いほど遠くまで見えるという事ではないという事を理解していてくださいね。
では、何で天体望遠鏡の性能が決まるかというと、鏡筒の口径になります。天体望遠鏡の口径が大きければ大きいほど多くの光を集めることができるので、より遠くの天体・星を観測することができるんです。また、口径はもちろんのこと、天体望遠鏡に使用されているレンズもアクロマートレンズ・アポクロマートレンズ・EDレンズなどの種類があります。このレンズの種類の違いによって、色収差に違いが生じ、はっきりとした像が観測できるかどうかが変わります。
なるべく性能のいいレンズ・鏡筒で観測すれば、天体もすっきりとキレイに観測することができますが、性能が良くなればなるほど値段も高くなります。
初めから高価な天体望遠鏡を購入すると使いこなすことができずに天体観測自体をしなくなってしまう事もありますし、安い天体望遠鏡を購入すると良く観測できないため購入しなおすという事もあります。
天体望遠鏡を購入する際には、どの天体を観測するにはどの程度の性能のものが必要なのか、操作は簡単にできるかどうかという点から選ぶことがオススメです。
低価格!おすすめ天体望遠鏡ランキング:TOP5
数千円から数百万まで値段も幅広い天体望遠鏡ですが、初心者の方にも使いやすく、購入しやすい価格の天体望遠鏡を5つランキング形式でご紹介します。
第1位:ビクセン(Vixen) / ミニポルタ A70Lf
現在の価格はコチラ |
口径70㎜の屈折式天体望遠鏡です。経緯台式の架台なので、初心者の方にもオススメです。手を放したところで鏡筒が止まるフリーストップ式や微動ハンドルを装備しているので、細かな位置の調整も簡単にできます。
また、架台と三脚を合わせても2.8Kgと軽量になっているので、持ち運びが簡単にできます。11等星まで観測することができるので、天体観測を始めたい方に最もオススメの一台です。
ポルタA70Lfは現在標準的な31.7ミリ径のスリーブなので、接眼レンズを買い足して長く使うことができてコストパフォーマンスに優れています。
第2位:ケンコー(Kenko) / スカイエクスプローラー SE-GT100N
現在の価格はコチラ |
主鏡の有効径は100㎜と豊富な集光が可能です。11.8等星まで観測することができます。自動導入機能付きなので、観たい星を簡単に導入することができ、初心者には取り扱いやすい機種になります。
自動導入機が付いた天体望遠鏡は5万円前後のものが多い中、4万円を切る価格帯で販売されているなど、コストパフォーマンスに優れています。
第3位:ビクセン(Vixen) / ポルタIIA80Mf 39952-9
現在の価格はコチラ |
有効径80㎜の対物レンズを使用した屈折式天体望遠鏡です。11.3等星まで観測することができます。手を放したところで鏡筒が止まるフリーストップ式や上下方位全周微動の微動ハンドルを装備しているので、細かい動きも簡単な操作で対応できます。
低価格でありながら架台もしっかりとした作りで、コストパフォーマンスに優れています。この鏡筒で赤道儀式を追加で購入すれば長時間の天体観測にも十分な性能です。
第4位:ビクセン(Vixen) / ポルタIIR130Sf 39954-3
現在の価格はコチラ |
130㎜の口径の対物レンズを使用した反射式天体望遠鏡です。11.3等星まで観測できます。
フリーストップ式を採用しているので手を放した位置で鏡筒が固定されますし、上下方位全周対応の微動ハンドルも装備されていて、操作性に優れています。月や惑星・星団の観測を楽しみたい方にオススメです。同じクラスの口径であれば、反射式は屈折式より価格が安くで購入できますが、口径が130㎜のクラスで4万円台で購入でき、コストパフォーマンスに優れています。
第5位:ミザール(MIZAR) / LTH-150SS
現在の価格はコチラ |
口径150㎜の屈折式天体望遠鏡です。架台が赤道儀式なので、長時間の天体観測にオススメです。有効径が150㎜の豊富な光量と、広視界により、月や惑星などの比較的大きな天体はもちろんのこと、星雲・星団の観測を楽しむことができます。口径が150㎜でありながら4万円を切る価格帯の商品で、コストパフォーマンスに優れています。