子供向け!おすすめな天体望遠鏡ランキング
子供が月や彗星など天体観測に興味を持った時に、天体望遠鏡を購入することを検討する方も多いと思いますが、天体望遠鏡は調整が必要な機種もありますし、お値段も様々なので、どれを購入すればいいのか悩む方も多いと思います。
子供向けだからと安いものを購入すると、天体がよく観えずに子供が興味を失ってしまうという事も。今回は、子供向けに購入する天体望遠鏡の選び方とおすすめランキングをご紹介したいと思います。
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天体望遠鏡の種類と違い
天体望遠鏡は性能・値段・重さなど、様々な機種が販売されています。まずは、天体望遠鏡の仕組みや種類について、ご紹介したいと思います。
そもそも天体望遠鏡は、大人用や子供用というものは存在せず、どの天体望遠鏡であっても、対物レンズで光を集めて、接眼レンズで像を観測する仕組みになっています。
「鏡筒」と「架台」「三脚」の組み合わせで構成されていて、鏡筒の種類によって「屈折式天体望遠鏡」と「反射式天体望遠鏡」「カタディオプトリック式天体望遠鏡」に分けることができます。
それぞれの種類について、簡単にご説明します。
屈折式天体望遠鏡の特徴
屈折式天体望遠鏡は、「天体望遠鏡」のイメージとして思い浮かべる方が多いタイプの望遠鏡です。鏡筒が細長く、前面にはめた対物レンズで光を集め、後ろの接眼レンズで像を結んで観測することができます。光軸調整が不要なので、取り扱いが簡単なので初心者の方にオススメです。
子供用の天体望遠鏡を探している方は「屈折式」という言葉を覚えておきましょう。
屈折式天体望遠鏡では、レンズの種類によって色収差が生じるかどうかの違いがあり、色収差が生じないレンズになると値段が高いという特徴があります。
反射式天体望遠鏡の特徴
反射式天体望遠鏡は、反射鏡で光を集めて鏡筒の横にある覗き口から像を観測する望遠鏡です。観たい天体と望遠鏡の向きが一致しないため、少し難しく感じる方が多いようです。
また、振動などで光軸がずれやすいため、ずれるたびに細かい調整が必要となります。そのため、初心者には取り扱いが難しい種類になります。大きな口径の天体望遠鏡が屈折式天体望遠鏡より安価で購入でき、色収差が生じないすっきりとした像を観測することができるのが特徴です。
カタディオプトリック式天体望遠鏡の特徴
カタディオプトリック式天体望遠鏡は、屈折式天体望遠鏡と反射式天体望遠鏡の良い点を合わせた望遠鏡です。
初心者や子供向けの天体望遠鏡としては、よほど予算に余裕がある場合でない限り選択肢には入りにくいと思います。
子供向け天体望遠鏡の上手な選び方
お天気が良い日は夜空を見上げるとキレイな月や星を見ることができます。月の満ち欠けや天体の写真・図鑑を観ることで天体観測に興味を持つ子供も多く、誕生日やクリスマスのプレゼントに天体望遠鏡をおねだりする子も多いのではないでしょうか?
子供向けの天体望遠鏡を選ぶ際は、
- どの天体を観たいのか
- 扱いやすい望遠鏡かどうか
- しっかりとした架台・三脚かどうか
などを重視すると選びやすくなります。
観測したい天体で選ぶ方法
「どの天体を観たいのか」という目的から選ぶ方法ですが、天体を観測するためには、「倍率」がポイントとなります。
倍率は、高ければ高いほど遠くの天体が観えるという事ではなく、鏡筒の口径によって「適正倍率」が決まっています。この適正倍率以上の倍率になってくると、かえって天体を観測することができなかったという事になりますので、注意が必要です。
天体観測の際の倍率は、以下のようになっています。
- 低倍率は30~70倍
- 中倍率は70~140倍
- 高倍率は140倍以上
星雲や星団、月の全体像を観たい、という時は低倍率で十分観測できますが、月面の拡大や惑星を観測したいという場合には、高倍率での観測がオススメです。
天体望遠鏡の扱いやすさで選ぶ方法
「扱いやすい望遠鏡かどうか」という点から選ぶと、子供や初心者にオススメはメンテナンスが要らない屈折式天体望遠鏡になります。
「しっかりとした架台・三脚かどうか」という点についてですが、子供が使用するので架台や三脚は軽量の方が良いような気がすると思います。
しかし、あまり軽量過ぎると風などで振動が生じます。天体観測は高倍率で行っているので、ちょっとした振動でも像が大きく揺れてしまうため、架台や三脚を合わせて3.4Kg程度の重量があるほうがオススメです。
また、子供は手動での微調整が難しいので、フリーストップ式や微動装置が付いた架台を選んであげるといいですよ。
子供向けおすすめ天体望遠鏡ランキング:TOP5
それでは、子供向けのおすすめ天体望遠鏡をランキング式に5つご紹介します。
上述した「子供向けにおすすめな天体望遠鏡の選び方」としてご紹介した様々な条件を満たした商品となっておりますので、この5種類の中から選べば大きな失敗をする事はないでしょう。
第1位:ビクセン(Vixen) / ミニポルタ A70Lf
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口径が70㎜の屈折式天体望遠鏡です。架台と三脚を合わせて2.8Kgの軽量サイズなので、子供にも持ち運びがしやすい重さになっています。11.0等星まで観ることができ、手を放したところで鏡筒が止まるフリーストップ式の採用や、微動ハンドルも搭載しているので、細かい位置の調整も簡単にできます。
第2位:スコープテック(Scope Tech) / ラプトル50
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入門機としては珍しい日本製の天体望遠鏡です。職人が作ったレンズを使用し、筒内部の艶消し処理や遮光環の設置など迷光処理も十分なので、コントラストの高いシャープな像を観ることができます。初心者用の望遠鏡ですが、天文愛好家の方まで幅広く愛用されています。科学館やプラネタリウム、公民館などの観望会でも使用されています。
第3位:ビクセン(Vixen) / スペースアイ600
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有効径が50㎜、倍率が30倍の屈折式天体望遠鏡です。微動装置がついているので、子供でも簡単に細かい調整ができます。3.3Kgと軽量なので、持ち運びも便利です。月のクレーターから木星の衛星、土星のリングまで幅広く観測することができます。
第4位:ビクセン(Vixen) / スターパル50L
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口径が50㎜、倍率が40倍・133倍の屈折式天体望遠鏡です。望遠鏡の向きが簡単に変えられるフリーストップ式を採用しています。月面のクレーターや土星の輪などを観測することができ、目的の天体を探すのに便利なファインダーを標準装備しています。
第5位:ミード(MEADE) / MT-70R
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口径70㎜のアクロマートレンズを使用した倍率が35~154倍の屈折式天体望遠鏡です。微動マウントを装備しているので、操作も安定しています。月面クレーターや惑星の観測を楽しむことができます。