初心者におすすめな天体望遠鏡ランキング
「月や惑星を観たい」と天体に興味を持つと必要になるものが天体望遠鏡ですが、初めて天体望遠鏡を探す方にとっては、どれを選べばいいのかよくわからないものです。
値段が高い物ならいいような気もするけれど、初めてだし安い方が良いなと思う方も多いと思います。あまり安すぎると、性能が悪くて観たい天体が観れない事もあります。今回は、初心者の方にオススメの天体望遠鏡を5つ、ランキング形式でご紹介したいと思います。
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初心者必見!天体望遠鏡の種類と特徴
そもそも、天体望遠鏡を購入しようと思い立った初心者さんが最初に困るのは、驚くほど多い天体望遠鏡の種類ではないでしょうか?天体望遠鏡は、「鏡筒」と「架台」「三脚」を組み合わせることで、観たい天体に合わせてカスタムするため種類が豊富なのです。
鏡筒の種類には屈折式・反射式やカタディオプトリック式天体望遠鏡の3種類があり、架台には経緯台式や赤道儀式の2種類があります。
おすすめランキングの前に、まずは天体望遠鏡の基本的な部分について紹介させていただきます。
鏡筒の種類と特徴
屈折式天体望遠鏡は対物レンズと接眼レンズによって像を作る仕組みになっています。光軸のずれが少なく、メンテナンスもいらないため、初めて購入する方にオススメです。
反射式天体望遠鏡は反射鏡と接眼レンズによって像を作る仕組みになっています。光軸のずれを調整する必要があり、鏡筒の横から覗いて観測する作りになっているので、初心者には扱いにくいタイプです。口径が大きいものが屈折式より安い価格で購入できるので、天体観測になれて来た方にはオススメです。
カタディオプトリック式天体望遠鏡は、屈折式と反射式の良い部分を併せ持ったタイプです。金額的な面や、構造的な面で、あまり初心者向けとは言えません。
架台の種類と特徴
経緯台式の架台の特徴は、地面に対して上下左右に動かす機能がついていることです。操作が簡単なので、初心者に向いています。一方の赤道儀式は地球の自転に対して上下左右に動かすことができるので、星を長時間観測するのに向いています。
初心者が天体望遠鏡を選ぶ時のポイント
上記のことから、初めて天体望遠鏡を購入しようとしている方には、経緯台式天体望遠鏡が取り扱いもしやすいため、オススメです。
また、天体観測に興味を持って、初めて天体望遠鏡を購入しようとしている方が選びがちなのが「最高倍率〇〇倍!」と高倍率であることをアピールした商品だと思いますが、天体望遠鏡は鏡筒の口径によって適正倍率が決まっているため、適正倍率以上の倍率を謳う商品を購入しても、結局よく観ることができなかったという事になります。
倍率ではなく口径から選ぶようにしてくださいね。
月や惑星などのある程度大きな天体を観測してみたいと興味を持って天体望遠鏡を選ぶ方にオススメなのは、2万から3万円の天体望遠鏡になります。あまり安すぎても良く観えないことになりますので、この価格帯で探してみてください。
初心者が天体望遠鏡を選ぶときのポイントおさらい
- 予算は2万円〜3万円程度
- 倍率ではなくて口径で選ぶ事
- 赤道儀式ではなく経緯台式から選ぶ事
もちろん、予算が潤沢にあって10万円以上の天体望遠鏡も選択の視野に入れているという初心者さんの場合はこの限りではありません。予算に合わせた天体望遠鏡の選び方について別のページで詳しく解説しておりますのでそちらをご覧ください。
初心者向けおすすめ天体望遠鏡ランキング:TOP5
それでは、初心者の方におすすめの天体望遠鏡を5つご紹介したいと思います。
第1位:ビクセン(Vixen) / ミニポルタ A70Lf
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Vixenから発売されている屈折式天体望遠鏡です。口径も70㎜となっていて、11等星の星まで観ることができます。架台も経緯台式となっているので、初心者の方には扱いやすい商品です。
手を放したところで鏡筒が止まる「フリーストップ式」や、微動ハンドルがついているので、細かい位置の調整も簡単にできます。また、ネジ1本で架台部と三脚を固定でき、架台と三脚を合わせても2.8Kgとなっていて、持ち運びも簡単です。
第2位:スコープテック(SCOPE TECH) / アトラス60
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品質にこだわりのあるスコープテックから発売されている屈折式天体望遠鏡です。微動装置がついているので、細かい調整が簡単にできます。10歳前後の子供でも簡単に操作できる使いやすさと、最大133倍の倍率まで調整できるので、観たい天体を観ることが可能です。
第3位:ミザール(MIZAR) / MT-70R
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ミザールから発売されている屈折式望遠鏡です。対物レンズは70㎜のアクロマートレンズを使用しています。微動マウントを装備しているので、安定して観測できます。月面クレーターや惑星の観測が可能です。
第4位:ミード(MEADE) / AZM-90
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ミードから販売されている屈折式天体望遠鏡です。対物レンズの口径は90㎜となっていて、11.5等星まで観ることができます。経緯台式の架台がセットになっているので、操作しやすくなっています。
第5位:ミザール(MIZAR) / TL-880
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ミザールから販売されている屈折式天体望遠鏡です。経緯台式の架台には上下左右の微動装置がついていて、アクロマートレンズの対物レンズの有効径は80㎜となっています。