便利!天体望遠鏡のパーツやアクセサリーまとめ
天体望遠鏡は、鏡筒、架台、三脚の3パーツからなり、セットで販売されているものもならば、基本的にはそれらを組み立てるだけで天体観測が始められます。しかし、これ以外に付属で付けるとぐっと便利になったり、汎用性が高くなったり、より綺麗に星を見ることができる、優れたアクセサリーがいろいろあります。
ここでは、天体観測を楽しむために、あると便利なアクセサリーをいくつかご紹介しましょう。尚、購入する際には対応機種を必ずご確認ください。
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バランスウエイト
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赤道儀式の天体望遠鏡の場合、観測する方向によって鏡筒の位置が左右にずれるため、バランスが悪くなります。そこで鏡筒と反対側に「バランスウエイト」と呼ばれる重りをつけ、天体望遠鏡全体のバランスをとります。
赤道儀式の天体望遠鏡には、必需品のようにほとんど最初から付いているのですが、カメラを始め次々といろいろな機材が必要になって取り付けていくにつれ、次第に鏡筒側が重くなってしまいます。そうなると、最初から付いていたバランスウエイトでは不足してしまい、追加で購入するすることになります。
光害カットフィルター
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都会で星の写真を撮る時、街が明るすぎるため、空は快晴で星も出ているのに撮影すると空が白っぽく写ってしまいます。これを光害と言いますが、「光害カットフィルター」を使用すると、光害の原因となる人工光はカットし、天体からの光は透過させることができます。
光害カットフィルターは光害のみをカットしますので、カラーバランスの変化が抑えられ、画像処理も簡単になるというメリットもあります。できるだけ人工光の少ない場所へ行くのが理想ですが、必ずしもそれができない場合、このフィルターによって空と星のコントラストがある美しい写真を撮ることができます。
接眼レンズ用減光フィルター
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接眼レンズに取り付けることにより、明るさを適度にカットするフィルターです。天体望遠鏡で満月を観察していると、眩しすぎて見辛くなってきます。特に大口径で集光力がある望遠鏡の場合、口径12cmも超えると、とても長時間見ていられなくなってしまいます。
そこでこのフィルターを取り付けると、月明かりバランス良く減光してくれるので、月のクレーターの陰影がはっきりとしてきます。比較的安価で手に入り、場所も取らない小さいパーツですので、是非持っていたほうが良いアクセサリーです。
カメラアダプター
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特におすすめなのがビクセンの「カメラアダプター」です。天体望遠鏡の接眼部分に挟み、コンパクトデジカメを取り付けて撮影するためのもので、お客様の声から生まれた大変便利なアクセサリーです。対応機種を選ばないのでビクセン以外の機種にも使用でき、天体望遠鏡でもフィールドスコープでも使えます。
カメラをブランケットから外さずに、レンズを直接覗いて撮影と観察の切り替えが素早くできるのが特徴で、撮影時にはカメラのセルフタイマーをセットしておけば、ぶれずに撮影できます。一眼レフなども重めのカメラにはやや耐えられないかもしれませんが、タワミの軽減など改良され、デジカメによる天文写真にはおすすめのアイテムです。
スマートフォンアダプター
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スマートフォンで天体を撮影する場合に必要となるアイテムです。どれを買ったらいいかわからない人には、VITEのスマートフォンアダプターがおすすめです。
望遠鏡とスマートフォンを接続するアダプタで、アイピースの範囲は38から43mmに対応しています。スコープの部分はネジ式、カメラ部分はクリップ式なのでとてもしっかりしており、スマートフォンの重みに耐えられます。フィールドスコープの撮影をより幅を広げて楽しくできると、人気のアクセサリーです。
>>フィールドスコープで出来る天体観測の方法と選び方はコチラ
ファインダーアタッチメント
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ファインダー用の脚を、鏡筒に取り付けるための台座です。シングルレンズのファインダーや、視野が狭いファインダーにこの台座を追加で付けると、ファインダーを共用することが可能になります。
マウントプレート
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「プレート」とは、三脚に取り付けて三脚の脚を安定した状態で固定させるものです。
しかしそれだけでなく、天体観測を快適にする便利な機能があるのです。それは、特に屋外では暗い上に物を置く場所がなくて困ることが多いのですが、プレートには接眼レンズを置く際に、落ちないようにはめ込んで固定するための穴や、付属品ボックスを装着できるなど、とても嬉しいアクセサリーです。
特におすすめなのがケンコーのマウントプレートで、アリ型とアルカスイス規格に対応たリバーシブルになっており、いろいろな機種に幅広く取り付けることができます。
星座早見盤 / コスモナビゲーター
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天体望遠鏡に付けるアクセサリーではありませんが、天体観察をする際、星座を把握するためは「ナビゲーター」が役に立ちます。特におすすめなのはビクセンのコスモナビゲーターです。
この早見盤には73星座、4等星までの主要な星や星雲、星団が載っており、日時と時間を合わせるとその時に出ている星座が分かります。早見盤と同じ星座を実際の夜空で見ることができたら、とても感動することでしょう。
裏面には、分かりやすい図入りの使い方をはじめ、明るい星や星座の一覧、主な流星群などが書かれていています。入門者は、どのようなものでもナビゲーターをひとつ持っていると大変便利です。
望遠鏡用露除けヒーター
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鏡筒に巻き付けて、対物レンズや主鏡への結露を防ぐヒーターです。長時間露光していると、レンズに霜や水滴がついてしまうことがありますが、これを使えばその心配も不要です。
どれを買えば良いか迷っている人にはビクセンの露除けヒーターがおすすめです。口径が大きい望遠鏡対応となっているためとても長いですが、カメラレンズや小口径の望遠鏡には二重に巻いて使用します。
単3電池を8個も使うのですが、三脚に吊るすと重しにもなります。結露は極力防ぎたいので、あるととても便利なアイテムです。