ロストボールの選び方で注意するポイント
ゴルフ初心者の方がゴルフボールを購入しようとした時に、薦められるのが「ロストボール」です。通常販売されているゴルフボールに比べて非常に安い値段で販売されていますが、ロストボールは普通のゴルフボールと何が違い、なぜこんなに安いのでしょうか。ここではロストボールの選び方における注意点について紹介していきます。
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通常より安く販売されているロストボールとは
販売されているロストボールはどこからくる?
通常のゴルフボールよりも非常に安価な値段で販売されているロストボールですが、そもそもロストボールとは一体どんなボールなのでしょうか。これはその名の通り、ゴルフコースにて一旦は失くされたゴルフボールのことです。
ゴルフ上級者にとってはあまり縁のない話かもしれませんが、初心者というのは、一度のラウンドで池ポチャなどによってかなりのボールを失くします。それがゴルフ場によって回収され、業者が買い取りをし、洗浄してから販売しているのです。つまりロストボールとは、簡単に言ってしまえば、中古のゴルフボールということになります。
ロストボールの性能について
ロストボールを購入する上で気になるのは、その性能でしょう。一度は使われているゴルフボールである以上、どうしても性能は低下している。そう考えるのが自然かもしれません。これに対する答えというのは、「明確な答えはない」ということになるでしょう。
ロストボールが通常のボールに比べて性能的にどうなっているかというのは、その調査によって異なり、やはり劣化するという見方もあります。しかし実際のアマチュアゴルファーの使用感によれば、それによって大きくスコアが変化したという人はそこまで多くありません。ゴルフボールは一見すると水を吸収しないように見えますが、実際には少なからず影響を受けているということは間違いありません。
しかし、それが実際のプレーにどこまで影響を受けるかというと、そこまでの問題とはならないケースが、アマチュアゴルファーの場合は多いのです。初心者の方であれば、まずはロストボールで練習するという考え方でも構わないと言えるでしょう。
ロストボールの選び方の基準とは
では実際に、上達するまでの間はロストボールでと考えた場合、何を基準にして選べばよいのでしょうか。ロストボールの選び方を考える上でその基準となるのは、ロストボールのランクです。基本的には、状態によってAランク、Bランクなどとランク分けがされています。
この場合、Aランクのロストボールが最もランクの高いものとなります。時折、ABランクというものを見かけますが、これはAとBの中間というランク分けとなります。後はご自身がどこまで納得できるかによって選び方は変わってきますので、最低でもBランクでないとダメといった基準があるわけではありません。最初のうちは、いろいろなランクのロストボールを使ってみてもよいでしょう。
ゴルフのルールにおけるロストボールとは?
ゴルフボールを購入する上でのロストボールというのは、上記までの解説であるような中古のゴルフボールのことを指しますが、ゴルフにおいては、そのルール上におけるロストボールというものがあります。ここで念のため確認しておきましょう。
ゴルフの正式なルールに則ったロストボールの処置
ゴルフにおけるルール上のロストボールというのは、プレー中のゴルフボールを、一定時間見つけることができなかった場合に適用されます。ボールを探し始めて5分経過しても見つからない場合には、1打罰を加えた上で、最後に打った場所から打ち直しをするという処置をとることになります。
また、完全にゴルフボールを見失わなったとしても、それが自分のボールであるとはっきりと確認できない場合には、同様にロストボールとなるので注意しましょう。
アマチュアゴルフで使われるロストボールの処置
上記はゴルフの正式なルールに則ったロストボールに対する処置となりますが、一般的な仲間内でのゴルフにおいて、正確に5分間などを計る方もいないでしょう。その場合には、暫定的なルールを適用し、ロストボールに対する処置を行う場合があります。
多くの場合は、ボールを失くしたと思われる場所近辺にてドロップボールを行い、2打罰を加えてプレーを再開するという処置が一般的なようです。ショットを打った段階でロストボールになりそうだと思う場合には、暫定球を宣言して打っておくと、プレーの進行を遅らせずに済むでしょう。